言いたいことも言えないこんな世の中は。
こんばんにゃ~北の猫男爵です。
4月に入り、春らし陽気に包まれた日が続いています。
今週末は十勝地方でも気温が20℃に迫るようなので、一気に春本番といったところです。
そしてこの時期はテレビ業界では「改編期」ということで、各局で特番が放送されています。
そんな中、先日フジテレビでは『GTO リバイバル』が放送されました。
この番組については、このブログでも昨年の9月に『鬼塚英吉復活!』というタイトルでお話していますが、僕にとっては大ファンであり憧れの存在である反町隆史の若き日の代表作が再び見れるということで、放送日が近づくにつれ、毎日のように主題歌で反町が歌う『POISON』を口ずさみ、そわそわしていました(笑)
1998年の放送から26年という歳月、四半世紀も前のドラマをどうやってリバイバルするのか・・・
あの若き日の鬼塚英吉がいったいどんな姿で登場するのか・・・
期待と不安が交錯する中、いよよいよ放送が始まりました。
画面に鬼塚英吉が現れると、僕のその不安は一気に吹き飛ばされました!
そこにはあの時と同じ、鬼塚英吉の姿がありました。
もちろん、歳を取りあの頃の若さはありませんが、その分、言動に重みを感じることができました。
1998年当時とは違って、今のこの時代では色々なコンプライアンスや規制があり、以前のような描写はできないものもあったとは思いますが、2時間という枠組の中で、『GTO』の良さを十分に表現できたのはないでしょうか。
ドラマの中では「令和」という時代を背景とした問題に対して、もどかしさを感じながらも生徒と向き合う鬼塚の姿がありました。
男子生徒を連れてバッティングセンターに行ったシーンでは、『情けねぇ世の中だな・・・』ともどかしさを漏らす鬼塚でしたが、昔の悪友でもある警察官の冴島(藤木直人)とのシーンでは、『傷ついた奴がいるのに、見て見ぬふりできるか?ガキの頃にできた傷はガキの頃に治してやんねぇと、傷ついたまま大人になっちゃいけない、誰かが見ててやんねぇと』いうセリフがありました。本当に重い言葉で、心にグッとくるものがありました。
パパ活をした女子生徒が学校で問題となったシーンでは、チェンソーで鞄を切りながら、『お前の良さは「いいね」じゃ語れないなんだよ、こんなのなくたって、お前はお前なんだよ!』と生徒に話すシーンでは思わず涙があふれだしました。
その時、思い出しました、1998年のあの『GTO』でも女優志望の生徒に『いいじゃないか、おまえはおまえで!』と鬼塚が生徒に真剣に向き合ったあの名シーンを。
たぶん今の時代に、こんな熱い先生はいないし、現実にいたとしても様々な点で問題になるのかもしれませんが、ドラマだからこそこんな先生が今の時代には必要なのかもしれません。
なんでも、コンプラアインスだ、ハラスメントだといって問題視するこの時代、まさに「言いたいことも言えないこんな世の中は」本当につまらないし、情けない世の中なのかもしれません。
でも、鬼塚英吉を見て勇気をもらえました。
こんな時代だからこそ、たとえ現実離れしたドラマの世界とはいえ、そこから力を貰えることは、それこそが鬼塚英吉という存在が持つ意味なのだと確信しました。
ラストシーンでは実生活でも夫婦である松島菜々子が、1998年当時の冬月あずさ役として登場し、ドラマの中でもその後結婚したという設定で共演し、一緒に歩いていくシーンが本当にドキドキする素敵なワンシーンでした。
26年前に生徒役で出演していたメンバーも大集合し、懐かしくもあり、かつ新鮮さもある素敵な特番でした。
現実的にはまた連ドラとして制作されるのは難しいのでしょうが、僕個人的にはぜひ連ドラとして1クール通してみたい気持ちになりました。
実は小学6年生と2年生になる僕の子供達も一緒にこの『GTO リバイバル』を見たのですが、僕的にはきっと『このドラマ面白くない』と言うのではないかなと思っていたのですが、『凄いおもしろい!反町さんかっこいい!』と大喜びしていました。
僕にはそのことが一番嬉しかったです。
この令和の時代の子供が見ても、何か心に伝わる鬼塚の良さがあるのだと思うと、本当に嬉しい気持ちになりました。
GTO最高!鬼塚英吉最高!
やっぱりグレイトだぜ!
しばらくは、鬼塚シンドロームが止まりません!
それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)
(今日の昭和の有名人しりとり)
「角盈男」→「尾崎亜美」
1970年代後半~1980年代を中心に活躍したシンガーソングライターで、他の様々なアーティストにも様々な楽曲を提供してヒット曲を手掛けていました。
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