野球を愛した漫画家。
こんばんにゃ~北の猫男爵です。
今日から2月がスタートしました。
そして、今日からプロ野球はキャンプインです。
今年は何といっても、「新庄BIG BOSS」が監督に就任した北海道日本ハムファイターズが、話題性という意味では群を抜いて注目される春季キャンプとなることでしょう。
野球好きの僕にとっては、また楽しみな季節の到来です。
そんな球春到来の季節をまたずに、先日1人の野球をこよなく愛する方がこの世を去りました。
野球漫画を幾つも世に送り出した漫画家の水島新司さんが、先月10日に肺炎のため82歳でご逝去されました。この場をお借りして謹んでお悔やみ申し上げます。
1958年に漫画家としてデビューした水島さんは、女性投手がプロ野球で活躍する『野球狂の詩』や、酒豪の強打者・景浦安武を主人公に40年以上連載が続いた『あぶさん』など数々の名作を世に送り出し、野球漫画界の第一人者として活躍してきました。
そんな水島さんの作品の中でも僕が一番好きなのは、何といっても『ドカベン』です。(後に「大甲子園」「ドカベン・プロ野球編」などに続きます)
僕は幼少の頃にテレビでアニメ放送されていた『ドカベン』(たぶん再放送だったと思います)を楽しみにいつも見ていました。
単行本は全48巻あり、たまたま友達が持っていたので僕は何度もその単行本を借りて読破したことを今でも憶えています。
この『ドカベン』シリーズは世代を超えて多くの野球ファンに親しまれ、5シリーズに渡り、1972年~2018年の実に46年間描き継がれました。
そこで今日は亡くなった水島さんに敬意を払い、僕が大好きだった『ドカベン』シリーズの中の登場人物(キャラクター)の好きなランキングを発表してみたいと思います。
それでは早速、発表です!
<猫男爵が選ぶ「ドカベン」の好きな登場人物BEST20>
第20位 隼走(はやぶさ はしる)(ブルートレイン学園高校)→俊足揃いのBT学園でも足の速さはNO・1で、投手で1番打者を務める。薄暮の時間のナイター照明時限定の「消える魔球」は「はやぶさ投法」と呼ばれていた。
第19位 緒方勉(おがた つとむ)(いわき東高校)→抜群のコントロールと超高校級の落差と精度を誇るフォークボールが武器の右腕。
第18位 犬神了(いぬがみ りょう)(土佐丸高校)→不気味な雰囲気を持つ隻眼サウスポーで、袖の伸縮の仕掛けによって腕を長く見せかけたり、「背面投法」などトリッキーな投法が武器。
第17位 中二美夫(あたる ふみお)(江川学院)→キレのある速球と抜群のコントロールを誇る左腕で、甲子園でノーヒットノーランを記録した。名前と高校名はあの江川卓(元巨人)の家族(父・江川二美夫、弟・江川中)からとったとされている。
第16位 木下次郎(きのした じろう)(赤城山高校)→山田や岩鬼や殿馬とは中学の柔道部の仲間で、あだ名は「わびすけ」。高校では遊撃手兼投手を務め、左右どちらでも投球できる独特の投法で相手を翻弄した。
第15位 犬飼武蔵(いぬかい たけぞう)(土佐丸高校)→犬飼三兄弟の次男で、大柄な体格の割には投手、捕手、外野手をこなす器用な選手。当たればホームランという剛力を持ち合わせた選手。
第14位 坂田三吉(さかた さんきち)(通天閣高校)→長身から繰り出す速球が武器の投手で打っても4番を務め、ゴルフスイングのようなフォームから高さ100mを超えるフライをあげて落球を誘い、ランニングホームランを狙う「通天閣打法」という技を持つ。
第13位 土井垣将(どいがき しょう)(明訓高校)→山田世代の2年先輩で、強肩強打の超高校級選手で主将でもある。山田の入部で捕手から一塁手に転向し、夏の甲子園の後は明訓高校の監督を1年間務めた。
第12位 雲竜大五郎(うんりゅう だいごろう)(東海高校)→元々は相撲で角界入りする予定だったが、山田との対決を望み野球へ転向する。主に外野手を守るが巨体とは思えない攻守を見せ、時には投手として剛速球を投げることもある。その怪力は左手1本でホームランを打てるほどである。
第11位 土門剛介(どもん ごうすけ)(横浜学院高校)→山田世代の1学年上で、「ドカベン」という呼称を持つもう1人の男でもある。微笑三太郎は、本当は土門の球を受けれる捕手として横浜学院に行くはずだったが、「ドカベン」違いで明訓に転校してしまったのは有名な話。超剛速球が持ち味で、山田は『これまでのどの投手よりも速い』と言っていた。
第10位 賀間剛介(がま ごうすけ)(甲府学院)→中学時代に柔道で山田や岩鬼と対決し、山田が野球を始めたことに刺激されて高校から野球へ転向する。鍛え抜かれた腕力から投げられる「砲丸投法」武器に投打にチームを引っ張る。
第9位 影丸隼人(かげまる はやと)(クリーンハイスクール)→中学時代は柔道で山田や岩鬼のライバルで、山田に刺激され高校から野球を始める。柔道を模範とした「背負い投げ投法」が武器。
第8位 犬飼小次郎(いぬかい こじろう)(土佐丸高校)→犬飼三兄弟の長男で、山田世代の2つ上の学年でライバルは土井垣。「殺人野球」と評され荒くれ者揃いの土佐丸高校のエース兼主将として、その後は監督しても土佐丸を牽引する。あえて手を抜いた「キャッチボール投法」を武器に相手を翻弄する投手だった。
第7位 岩鬼正美(いわき まさみ)(明訓高校)→学生帽と口にくわえた葉っぱがトレードマークで山田とは同学年で、口癖は『花は桜木、男は岩鬼』、関西出身ではないが関西弁を使う。パワーだけなら山田をしのぐものがあり、悪球打ちが代名詞の1番バッターでツボに入ると手が付けられないほど活躍する。
第6位 不知火守(しらぬい まもる)(白新高校)→明訓高校最大のライバル校である白新高校のエースでもあり、1年秋から兼任で監督も務める。県予選で5度明訓と戦ったがすべて敗れ、甲子園には一度も出場できなかった。剛速球と高速フォークが武器で、僕の中では『ドカベン』シリーズ最強の投手です。トレードマークは右目が見えるように割れた帽子。
第5位 義経光(よしつね ひかる)(弁慶高校)→常勝明訓高校に唯一黒星を付けた弁慶高校のエース。体は大きくはないが、非常にバランスの良い投手で、打っても俊足好打で身のこなしが軽く、明訓との試合では最後のホームでのクロスプレーで突如ジャンプをする「八艘飛び」で捕手の山田のタッチをかいくぐり、サヨナラ勝ちで明訓を倒した。
第4位 武蔵坊数馬(むさしぼう かずま)(弁慶高校)→弁慶高校の主砲で右翼手。山伏としての修行を積んでおり、神通力で岩鬼の母の病や、中二美夫(江川学院)の肩を治すという奇跡も起こしたり、人間離れしたプレーで相手チームを驚愕させる。明訓との試合ではダブルプレーを狙った送球を額で防ぎサヨナラ勝ちを演出したが、その後は後遺症により野球に復帰することはなかった。
第3位 里中智(さとなか さとる)(明訓高校)→山田とバッテリーを組んだ明訓のエース、通称は「小さな巨人」。体は小さいがアンダスローから七色の変化球を繰り出し、その甘いマスクで女性ファンが多い。
第2位 殿馬一人(とのま かずと)(明訓高校)→キャラという意味ではもしかすると彼が1位かもしれないほどの個性の持ち主。音楽の天才で、そのセンスを活かして数々の秘打を生み出し相手を翻弄した。守備も超一流で、彼がいるだけで何かしてくれるという存在感がある。口癖は語尾に「づら」をつけること。
そして栄光の第1位は!
山田太郎(やまだ たろう)(明訓高校)→やはり『ドカベン』は主人公の彼なくして語れません。「気は優しくて力持ち」をまさに体現した選手で、多くのライバルたちが彼を倒すために立ちふさがりましたが、それを見事に跳ね除けました。まさに「打てる捕手」の最高傑作であり、もしもこんな選手が現実にいたら本当に凄い選手だったと思います。
さあ、いかがでしたか『ドカベン』ファンの方、楽しんでいただけましたか?
なんだか今日は色々話しているうちに、僕は『ドカベン』が読みたくなってうずうずしてきました。
たぶんレンタル店にいけばDVDもあるだろし、今度借りて見てみることに今、決めました。
水島新司さんには、本当にこんな素敵な作品を作っていただき感謝しています。
どうか天国で安らかに眠って、そして野球界のことを見守っていてください。
長い間、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
水島新司とドカベンは永遠の宝物です。
それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)
(今日の名曲しりとり)
『FU‐JI‐TSU』→『つぐない』(テレサ・テン)
1980年代にヒット曲を連発した台湾出身の彼女の代表曲の1つで、とても胸に響く良い歌です。
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