思いを繋ぐ。
こんばんにゃ~北の猫男爵です。
お盆も過ぎ、暑い夏もそろそろ終わりに向かってくれるのかと思いきや、天気予報ではまだ30℃の予想が出てますね。
まだまだ北海道の夏は残暑厳しい夏になりそうです。
さて、2週間前のブログで僕の誕生日に娘が陸上大会に行った時のお話を少ししたと思います。
節目の50歳の誕生日に見せてくれた娘の走り、それは本当に僕にとって最高の誕生日プレゼントでした。
100mの自己ベストも更新し、目標だった13秒台を出すこともできたので、娘にとっては勿論のこと、僕にとっても忘れられない1日になりました。
そして、その日は4×100mリレーにも出場しました。
5年生で出場した昨年の全道大会で見事に優勝した、その4人のメンバーが約1年ぶりに再結成をしました!
実は6年生になると「男女混合リレー」というものがあり、そこに女子から2名が選出されるため、昨年の全道優勝メンバーからも1名が選出されてしまい、4人が揃って走ることはなかなか困難になってしまっていたのです。
しかし今回の大会では久しぶりに、その4人でバトンを渡すチャンスがやってきて、みんなはこの日を待ち焦がれていました。
2年半の間、同じクラブで共に汗を流しながら切磋琢磨してきた4人の絆は深いものがあり、公私ともに仲が良く息もピッタリです。
練習では久しぶりのバトンパスだったのにもかかわらず、ミスをすることもなく上手にバトンが渡っていました。
まさにこれが「阿吽の呼吸」ってやつですね。
この大会では予選と決勝の2本走るチャンスがあるので、その2本に思いを込めて4人はトラックを駆け抜けます。
緊張と期待の中、いよいよ1本目(予選)のスタートが切られました。
娘は昨年の全道大会と同じ第1走です。
今の自分の持てる力を全部出し、全力で次の走者へとバトンを渡します。
そして2走、3走へとバトンは渡り、迎えた最終コーナー、遂にバトンはアンカーへと渡ります。
4人の思いを背負い、アンカーは見事にトップでゴール!
記録は55秒62!
1年前の全道大会優勝時よりも2秒以上速いタイムです!
しかも、この記録は今年の6年女子の十勝地区1位の記録よりも上で、さらに7月の全道大会決勝レースに当てはめれば2位相当のタイムです。
このメンバーでもし出場していれば、きっとまた全道大会の表彰台に上がれていたのかもしれません。
続く2本目(決勝)では若干タイムを落としはしましたが、見事に56秒台で走りきりました。
4人がそれぞれの思いを込めて繋いだバトンには、4人の思いがしっかりと詰まっていて、見ている僕たちは涙なくしてみることはできませんでした・・・
中学生になれば、それぞれが自分の中学校での活動になるために、この4人で走るのはおそらくこれが最後です・・・
それを思うだけで、今も僕は涙が止まりません・・・
みんなの思いを繋いだ、この55秒間のことは、僕は一生忘れることはないでしょう。
もしも願いが叶うなら、高校生になり、みんなが陸上を続けているのなら、同じ高校で再会してまた4人でリレーメンバー再結成なんていうことになれば、本当に嬉しい話です。
まあ、それは夢物語として僕の胸の中にしまっておきますが、残されたあと7ヶ月半のクラブでの練習をみんなで楽しく思い残すことなく過ごして欲しいと思います。
これからも、娘の走り、そして仲間の走りを全力で応援し続けます。
それでは今日はこのへんで。チャオ(Ciao!)
(今日の昭和の有名人しりとり)
「ルー大柴」→「バイソン木村」
1980年代に全日本女子プロレスのマットで「極悪同盟」の一員として活躍しました。
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