土俵を沸かせた男たち~13日目~
こんばんにゃ~ 北の猫男爵です
今日も寒い一日でしたねそれもそのはず、北海道上空にはこの冬一番の寒気が居座り、猛烈な寒さをもたらしています
道北の「歌登」というところでは最低気温が何と-29.6℃を記録したそうです
これからの1月末~2月初旬が一番寒さが厳しい時期ですから、ますます厳しい寒波が襲ってくると思いますので、皆さんもくれぐれも注意してくださいね
ちなみに余談ですが、この寒波は世界共通のようで、アメリカのニューヨークでも猛烈な寒波に襲われていたり、中国では何と信じられないことに-45.9℃という異常な気温を記録したそうです
もしも僕がそんな寒さに遭遇したら、間違いなく体に異変が起きそうです。鼻がくっつくなんて可愛いもので、息をしたら肺がおかしくなっちゃうかもしれませんね
夏の「暑さ」もそうですが、「寒さ」も程々にしてほしいところです
さて、季節はそんな寒い「冬」ですが、冬でも関係なく一年のほとんどを裸で過ごす職業の人たちがいます。答えは「お相撲さん」です
今年も年が明け、昨日から1月場所(初場所)が東京・両国国技館で行われています
大の相撲好きの僕としては、2014年最初の本場所に熱い視線を送っています
今場所は場所前から、何と言っても「貴乃花」以来久しぶりの日本人横綱昇格に挑戦する、大関・稀勢の里の戦いぶりに注目が集まっていました。
そしてそれを白鵬と日馬富士の両横綱がどう阻止するかというのが、注目の的でした
ところが、まさかの日馬富士の休場にその盛り上がりが少しテンションダウンしてしまいました
やはり2人の横綱を正々堂々と倒した上での「横綱昇進」が理想ですから、もしも今場所で稀勢の里が横綱に昇進できたとしても何かスッキリしない部分が残りそうな感じです。
そんな中で迎えた昨日の初日の取り組みですが、何とその稀勢の里に初日から「土」がつくという予想外の出来事が起きてしまいました
横綱審議委員会の場所前の見解では「13勝以上での優勝」が最低条件となっていましたから、初日の段階でもう崖っぷちに立たされた状況です
2日目の今日は何とかかろうじて勝ちましたが、今後の稀勢の里の取り組みがとても不安でなりません
日馬富士の休場、稀勢の里のつまづきにより、一層、白鵬の「独壇場」という展開が強まってきました。
白鵬の1人勝ちの嫌な流れを断ち切るためにも、何としても稀勢の里には頑張ってもらい、今場所で横綱昇進を決めて欲しいものです
というわけで、今日は相撲の話題で勝手に盛り上がってしまいましたので、恒例のあの企画、「土俵を沸かせた男たち」の第13弾をお送りしたいと思います
この企画は、相撲好きの僕が昔の懐かしい思い出を蘇えさせながら、個性派力士として活躍した往年の名力士たちをご紹介していくというシリーズ企画です
今日はいったいどんな力士にスポットが当たるのでしょうかそれでは早速、今日ご紹介する力士の写真をご覧になってください
琴稲妻佳弘(こといなずま・よしひろ)、最高位は小結です
最高位が小結で、優勝争いに絡んだ経験もほとんどないこの琴稲妻ですが、その知名度はかなりあると思います
それはなぜか?それは彼の“頭部”にあります(笑)
相撲に詳しい方には説明の必要もないと思いますが、相撲をあまり知らない方にご説明致しますと、彼の最大の特徴はその少ない髪の量にあります
力士は髷が結えなくなると「引退」をしなければなりません。相撲での闘いとは別に、その髷との闘いが若い頃から琴稲妻にはあったのです
実はその髪の薄さには理由がありました。まだ番付が下の頃、彼は痛風治療薬を服用していたのですが、その副作用の影響で髪の毛が抜けてしまい、それ以降、額が後退してしまったそうです
エピソードとして彼が引退した後の「断髪式」では、通常は髷にハサミを順番に少しずつ入れていくのですが、髪が少ないために、ほとんどの人が髷にハサミを入れずにというか入れることができずに、チョンと触っていくだけだったそうです
ここまで彼の髪のことにしか触れていないので、そろそろ彼の相撲での活躍ぶりについても触れていきましょう
彼が初土俵を踏んだのは1978年3月場所(春場所)のことでした
もともと力士としての素質があったわけではありませんでしたが、稽古に熱心に取り組んだ結果、その成果が徐々に現れ、1985年5月場所(夏場所)に十両昇進、そして1987年11月場所(九州場所)で遂に新入幕を果たします
その後は幕内の中位でしばらく甘んじていましたが、1994年9月場所では初の三賞となる「殊勲賞」を受賞しました
そして1995年11月場所(九州場所)では、33歳6ヶ月にして初めて三役である小結に昇進しました
初土俵から所要105場所での小結は、大相撲の長い歴史の中で史上2位のスロー三役昇進記録です
琴稲妻という力士は地味で、髷以外は非常に目立たない力士でしたが、それでも僕の中で一番印象に残っているのは、全盛期の横綱・貴乃花を豪快に投げ飛ばして勝った一番ですあの一番だけは今でも強く印象に残っています。
そんな琴稲妻も1999年7月場所(名古屋場所)で3勝12敗と大きく負け越すと、37歳で遂に引退を決意しました。
引退後は年寄・粂川を襲名し、佐渡ヶ嶽部屋付きの親方として後進の指導に当たるとともに、現在は勝負審判も務めています。大相撲中継できっとこの顔を見た事はありますよね。
今のこの写真に髷がチョンとのっていたのが現役時代だと思ってもらえばOKです(笑)
すみませんね琴稲妻さん、最初から最後まで髪の話ばかりで
でも彼は非常に性格の良い方で、ファンやマスコミなどに頭髪のことを触れられても「長く現役を務めることができたのは、毛が(怪我)無かったことかねえ」と冗談を交えて答えたりする、大らかな性格だったそうです。
一方で、相撲に対する姿勢は厳しかったそうで、多くの関取が活躍していた当時の佐渡ヶ嶽部屋の中でも「鬼軍曹」として後輩からは怖れられていたそうです。その代わり若い力士への面倒見は人一倍良かったそうです
琴稲妻佳弘、群馬県出身、佐渡ヶ嶽部屋。
通算成績は752勝802敗30休、三賞受賞2回(殊勲賞1回、敢闘賞1回)、金星獲得1個(貴乃花から1個)です
これが彼が土俵に残した足跡です
さて、いかがでしたか今回の「土俵を沸かせた男たち」は楽しんでいただけましたか
次回は果たしてどの力士にスポットが当たるのか、どうぞお楽しみに!
それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)
<今日の誕生日2> 1月13日生まれ
伊藤蘭(59歳)、秋本奈緒美(51歳)、長山洋子(46歳)、CHARA(46歳)、三浦りさ子(46歳)、大島美幸〔森三中〕(34歳)、平山あや(30歳)、中山優馬(20歳)
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