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2013年7月12日 (金)

土俵を沸かせた男たち~中日~

こんばんにゃ~ 北の猫男爵です

毎度のことながら今日も暑かったですね。でも今日の場合は、夕方になると吹く風が非常に涼しくなり、昼間の暑さは風を潜めた感じでした

明日はまたしても「真夏日」の予想がされている十勝地方ですが、全国では軒並み猛暑となっており、山梨県甲州市では今日も39.1℃を記録し、何とこれで4日連続で39℃を超えるという普通では考えられない数字をたたき出しています

人間の体温よりも高い気温が何日も続けば、人間の体はどうかしてしまいますよね・・・それを思えば、まだ北海道の暑さなんてたいしてものではないです。

夏らしいのも良いですが、世の中には「程ほど」という言葉があります暑さも「程ほど」にして欲しいものですね。

さて「暑い」のは気候ばかりではありません今、夏の名古屋ではあるスポーツで熱気を帯びています

そのスポーツとは、「大相撲」です

毎年7月は、名古屋で大相撲の本場所が開催され、名古屋の相撲ファンは年に1度のその本場所を楽しみにしています

今場所は大関・稀勢の里の「綱取り」の場所として注目を集めたこともあり、場所前から熱気を帯びていましたが、前半戦を終えた段階で稀勢の里が既に2敗を喫したことで、「綱取り」はほぼ絶望的となりました

今日の取組みを終えて、全勝は横綱・白鵬だけという、いつも通りの展開に少し盛り上がりも下がりつつありますが、まだまだ何が起こるのかわからないのが相撲です。千秋楽まで目を離さず、優勝争いに注目してみましょう

ということで今日は約1ヶ月半ぶりに、あのシリーズ企画をお送りします

その企画とは、昔活躍した個性派力士たちにスポットをあてて、その活躍ぶりを振り返る企画、題して「土俵を沸かせた男たち」です

今日はその第8弾ということで、相撲でいうところの8日目、つまり「中日」(なかび)です

そんな今日ご紹介する力士とは

Kotokaze

琴風豪規(ことかぜこうき)、最高位は大関です

「琴風」この名前は相撲ファンでなくても、ご存知の方もたくさんいるかと思います。その愛嬌のある顔から「ペコちゃん」とも呼ばれ、子供達にも人気のある力士でした

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また、彼はその太く甘い、こぶしのきいた歌声で、各界でも歌が上手なことで有名で、レコードを何枚かリリースしていますが、中でも1982年に発売された「まわり道」は50万枚のセールスを記録する大ヒット作品となりました

1971年名古屋場所(7月場所)に初土俵を踏んだ琴風は、4年後の1975年九州場所(11月場所)に新十両に、さらには1977年初場所(1月場所)には新入幕を果たします

その年の九州場所(11月場所)では、横綱・北の湖から「金星」を挙げるなどの活躍で、初の三賞を獲得し、新関脇にまで登りつめました

相撲ファンであれば、誰しもが彼を「大関候補」に挙げるほど彼の勢いはとどまることを知りませんでした

しかし、彼に思いもよらぬ不運がおきてしまいます

1979年初場所(1月場所)で大ケガを負い途中休場することになり、以後2場所も連続で全休となり、幕下まで陥落してしまうのです

しかし、一度は「大関候補」とまで言われた男「琴風」はそのまま終わるような男ではありませんでした

不屈の精神力でもう一度這い上がり、見事に幕内に復帰、番付も再び関脇にまで上げ、2度目の大関挑戦が始まりました

しかし・・・またしても彼はケガに見舞われます

誰しもが「もうダメか・・・」と思うなか、琴風は決してあきらめずに再びケガから復活し、関脇の地位にまで登りつめ、そして遂に1981年秋場所(9月場所)で見事に優勝し、悲願の大関に昇進しました

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その彼の力の証といってもいい、彼の代名詞は何といっても「かぶり寄り」です

他の力士に比べ下半身が硬い琴風は、相手の懐に飛び込むと、全身をバネにするように、とにかくひたすら“かぶり”、相手を土俵の外に寄りきるという技を編み出しました。それが「かぶり寄り」です。

しかし、膝に大きな負担がかかるこの技が、彼の力士生命を短くしていたことも事実です

彼が佐渡ヶ嶽部屋出身ということで、この部屋の後輩力士ではこの「かぶり寄り」を見せる力士は結構いた記憶が僕の中ではあります

その後、琴風は1983年初場所(1月場所)では14勝1敗という成績で2度目の優勝を果たし、「横綱昇進」の期待もかかりましたが、結局はケガに泣かされ、大関を陥落するという事態に陥ります

結局、大関への復活は果たせないまま、膝のケガが致命傷となり、1985年九州場所(11月場所)をもって、28歳の若さで土俵から去る決断をしました

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引退後は年寄・尾車を襲名し、佐渡ヶ嶽部屋から独立する形で「尾車部屋」を設立し、豪風や嘉風などの幕内力士を誕生させています

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近年は、頚髄捻挫による首から下の麻痺などの影響で、昔の面影はありませんが、それでも弟子の成長を温かく見守っています

そんな琴風には現役時代にこんなエピソードがあります

当時関脇にまで番付をあげながら、ケガのために幕下にまで番付を下げた時、周囲には「ケガで番付を落としているのだから、本来幕下以下の力士がやる部屋の雑用はやらなくても良い」と言われていたのですが、琴風は「自分は幕下の力士だから」と言い、他の幕下力士と同様に雑用をこなしていたそうです。

なかなかできることではありません。勝負の世界で生きることを率直に行動にうつすその姿こそが、琴風という力士の性格を物語っているようなエピソードです

僕自身、子供の頃はいつも琴風はテレビで応援していました

彼のあの「かぶり寄り」は、子供ながらにも何か他の力士とは違うその「がむしゃらさ」に思わず手に汗を握りながらテレビに夢中になっていたことを思い出します

琴風豪規、三重県出身、佐渡ヶ嶽部屋。

通算成績は561勝352敗102休、幕内最高優勝2回、三賞受賞6回(殊勲賞3回、技能賞1回、敢闘賞2回)、金星獲得6個(北の湖から3個、輪島から2個、2代目若乃花から1個)です

これが彼が土俵に残した足跡です

さて、いかがでしたか「今回の土俵を沸かせた男たち」は楽しんでいただけましたか。次回は果たしてどの力士にスポットがあたるのか、どうぞお楽しみに

それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)

<今日の誕生日2> 7月12日生まれ

中村玉緒(74歳)、荒俣宏(66歳)、真弓明信(60歳)、北別府学(56歳)、片平なぎさ(54歳)、渡辺美里(47歳)、イ・ビョンホン(43歳)

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コメント

野球のモノマネは掛布!
相撲のモノマネは琴風!
がぶり寄り!がぶり寄り!
小学生の頃は遊びの中に、いつも掛布と琴風がいました。
でも小学生の頃『あんなダサい相撲技はない』と思ってました。
それが『がぶり寄り!』

投稿: 29 | 2013年7月17日 (水) 18時35分

29さん
確かに、子供の頃はみんな相撲で遊ぶ時は「がぶり寄り」やってましたね
今思えばダサイですね。でも、何か楽しかったです
野球のモノマネでは掛布も定番ですが、江川や小林繁も定番でしたね。懐かしい~

投稿: 猫男爵 | 2013年7月17日 (水) 23時14分

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