こんばんにゃ~
北の猫男爵です
昨日行われた、夏の高校野球
南北海道大会決勝戦は、実に手に汗握る好ゲームでした
僕が応援する駒大苫小牧高校は、2004年全国制覇時の主将だった佐々木監督のもと、6年ぶりの甲子園出場をかけて、小樽地区代表の北照高校と対戦しました
昨年の秋、今年の春、そしてこの夏の大会と、3季連続で全道大会の決勝戦で顔を合わせるというライバル対決に、札幌円山球場は多くの野球ファンで埋め尽くされました
試合は2点を先制した駒大苫小牧に対し、北照が3点を奪い逆転、その後8回に駒大苫小牧が粘りを見せて同点に追いつくというシーソーゲームでした
しかし、9回表に自力に勝る北照が集中打を浴びせて一気に6点をもぎ取り、結局「10対4」で北照が勝利して、3年ぶりの夏の甲子園の切符を手にし、春の選抜に続き春夏連続出場を決めました
最後は「経験の差」と「ミスをしたほうが負ける」という野球の鉄則を痛感したような、そんな試合でした
しかし、この両者の対戦は地方予選の決勝戦というよりも、全国大会のベスト8ぐらいで戦うような、非常にレベルの高い戦いだったと思います
テレビの前で駒大苫小牧に熱い声援を送っていた僕にとっては、非常に残念な結果でしたが、相手は「春の選抜ベスト8」という強豪校です。その北照に対し、互角の勝負ができたわけですから、駒大苫小牧の完全復活はもうそんなに遠くはないと僕は感じました
2000年代に全国の高校野球界を席巻した香田監督の“香田イズム”は、当時の教え子である佐々木監督により、“佐々木イズム”として引き継がれ、その成果が徐々に現れてきています
まだ就任して数年の26歳の監督が、ここまでのチームを作ってくるわけですから、それは素晴らしいことだと思います
2007年夏の大会を最後に甲子園から遠ざかっている駒大苫小牧ですが、一昨年の夏(2011年)、そして昨秋(2012年)、さらに今年の夏と、甲子園まであと一歩のところまできていますので、今度は新チームでまた一からチームを作り直して、甲子園を目指して欲しいと思います
佐々木監督がいるのですから、僕は必ず近い将来に駒大苫小牧の完全復活が見られるとそう信じています
さて、高校野球について熱く話してしまいましたが、全国各地で今、甲子園出場をかけた地方予選の戦いが熱く繰り広げられています
そこで今日は春にも2回に渡り行った、シリーズ企画「想い出甲子園」をお送りしたいと思います
この企画は、僕が子供の頃の記憶を辿り、その当時“バカ”がつくほど高校野球マニアだった僕が、印象に残っている想い出の高校にスポットをあてて、その戦いを振り返るという企画です
高校野球に興味の無い方にとっては実につまらない企画ですが、好きな方にとっては実にたまらない企画だと思います
春の選抜大会前には「春の選抜大会」の中から厳選しましたので、今回は「夏の選手権大会」の中から厳選したいと思います
どちらにしても、どうか最後までお楽しみください
<想い出甲子園・夏~前編~>
1988年夏の甲子園、記念大会として開催された第70回全国高等学校野球選手権大会は、前年度にPL学園が「春夏連覇」を果たした後の年ということで、飛び抜けた実力を持つチームがなく、どこの学校が優勝するか予想のつかない、まさに「戦国大会」とも言われる大会でした
当時中学2年生で野球部
に所属していた僕は、新チームになり主将を任され、夏休み返上で仲間とともに練習に汗を流していました
その合間を縫って、高校野球をテレビ観戦
するのが僕の楽しみでもありました
本当は全試合を見たいのですが、練習がある以上そうはいかないので、夜に放送している『熱闘甲子園』を毎日見たりしていました
そんな僕がこの大会で注目していたのが、福岡県代表の福岡第一高校でした
この学校は、この年に春の選抜大会にも出場し、2回戦で岡幸俊(元ヤクルト)擁する高知商業に延長戦の末、「2対3」で敗れるという戦いをしました。
僕にはその時の試合のことが強く頭に残り、それ以来この学校のファンになりました
この福岡第一には投打に高校トップクラスの選手がいました
まず“投”の方では、この選手です。
前田幸長、甲子園を沸かせたアイドルの1人です
(後にプロ野球選手としても、ロッテ、巨人、中日で活躍しました)
当時の雑誌では表紙を飾るほどのアイドル並みの高校生でした
もちろん人気だけでなくその素質は優れたものがあり、伸びのある直球と、ブレーキの効いたカーブは、並みの高校生にはなかなか打てるものではありませんでした
そしてもう1人、福岡第一には高校生離れした選手がいました
当時「九州のバース」として恐れられていた、山之内健一です
その巨漢からは想像できない柔らかなバッティングで、高校通算48本塁打を記録した彼の存在は、福岡第一には無くてはならないものでした
ちなみに彼は、後に地元福岡ダイエーホークス(当時)に入団しますが、1軍で活躍することなく6年で退団しています
そんな投打にバランスの取れたスター軍団が、夏の地方予選を勝ち抜き甲子園に戻ってくることを知り、僕の楽しみは大きく膨れ上がりました
迎えた初戦の相手は関東の強豪校、法政二高(神奈川県代表)でした。
この試合は確か第1試合ということで、僕の野球部の練習時間前だったために、テレビでじっくり観戦できた記憶があります
そしてその試合で「九州のバース」こと山之内が早速、球場に詰め寄せた観衆の度肝を抜きました
第1打席、豪快に振り抜いたその打球
は、ライトスタンド上段にまで届く
豪快なホームランとなりました
これを見ていた僕はもう大興奮でした
「凄いぞ、山之内!凄いぞ福岡第一!」
その後も福岡第一は着実に追加点を奪い、山之内にはこの日2本目のアーチも飛び出し、終わって見れば「7対4」で法政二高を撃破し、2回戦へと駒を進めました
2回戦の相手は福井県代表の福井商業、伝統の粘り強い野球を信条とする野球に、福岡第一は苦戦を強いられます
点を取っては取られてのシーソーゲームは延長戦にもつれこみ、結局延長13回の末に、「4対3」で辛くも逃げ切り、福岡第一は3回戦に進出しました
続く3回戦は米子商業(鳥取県代表)との対戦でした。
2回戦での疲労からか、なかなか調子の出ない前田に対し、米子打線は2点を先制します。
かたや、山之内を中心とする福岡第一打線は米子商業の左腕投手に手こずり、8回に何とか「2対2」の同点に追いつき、そしてその勢いのまま、9回に1点を奪い「3対2」でサヨナラ勝ちをおさめました
ここまで接戦を勝利してきた福岡第一の準々決勝の相手は、「ボンバー谷繁」こと谷繁元信(現・中日)擁する江の川高校(島根県代表)でした。
この試合を僕は楽しみにしてたのですが、その日は日曜日で地元で行われている町内会対抗のソフトボール大会に僕は借り出され、そちらに行っていたので、残念な事に試合をテレビで見ることはできませんでした
ソフトボール大会が終わり自宅に帰ってくると、既に試合は終わっており、福岡第一が「9対3」の圧勝だったことを知り、僕はホッと胸を撫で下ろしました
「楽しみにしていた福岡第一の試合をもう見れなくなったらどうしよう・・・」と心配しながら帰ってきたので
そして準決勝で福岡第一は沖縄県代表の沖縄水産を「5対1」で退け、遂に決勝戦の舞台へと駒を進めたのです
大会前から応援していた高校が、決勝まで残ることほど高校野球ファンにとっては嬉しいことはありませんからね
「少しでも長く、福岡第一の野球を見たい!」という僕の願いが神様に届いたようです
決勝の相手は、名門・広島商業(広島県代表)です。
広島商業は、ここまで堅い守備と緻密な野球で勝ち進み、準々決勝では優勝候補にも名前の挙がっていた、剛腕・川崎憲次郎(元ヤクルト)擁する津久見高校(大分県代表)を破るなどの活躍で決勝戦に駒を進めてきました。
そんな中、幕を開けた戦いは決勝戦にふさわしい締まった好ゲームとなりました
福岡第一の前田、広島商業の上野の両投手の投げ合いで、スコアボードには「0」が並び、9回表を迎えます
実はこの時、既に福岡第一の捕手は、正捕手の土屋が足をケガして途中交代しており
それが微妙に試合の流れを動かしました。
9回表2アウトから、遂に広島商業は均衡を破る1点を奪い、そして福岡第一最後の攻撃は「0」に終わり、広島商業が全国の頂点に輝きました
福岡第一にとってはあと1点が遠い試合でした・・・
表彰式で足にギプスを付けて、松葉杖で土屋君が涙を流しながら
登場してきた時は、僕も思わず涙が頬を伝いました
そして僕が印象に残っている表彰式のシーンは、準優勝メダルの贈呈の場面でした
選手一人ひとりにメダルがかけられるシーン、NHKの実況の人
が選手一人ひとりに対して言葉を1つ言うのですが、前田にメダルがかけられた時は「剛腕、負けて悔いなし!」、そして山之内の時には「巨漢、山之内の目にも涙!」と、実況の人は言いました
その言葉が今だに、僕の脳裏にはしっかりと焼きついており、忘れることができません
前田の清々しい表情と、大泣きする山之内の表情も、僕の記憶にしっかりと残っています
こうして幕を閉じた第70回大会は、本当に僕の中でも忘れることのできない大会の1つとなりました
この年は、宇都宮学園の高嶋徹(元オリックス)、真中満(元ヤクルト)、大垣商業の篠田淳(元ダイエー)、江の川高校の谷繁元信(現・中日)、高知商業の岡幸俊(元ヤクルト)、熊本工業の前田智徳(現・広島)、津久見の川崎憲次郎(元・ヤクルト)、宮崎南高校の木村拓也(元・巨人)、鹿児島商業の井上一樹(元・中日)など、後にプロ野球で活躍する選手が多く出場した大会でもありました
ちなみに福岡第一高校はこの大会以降、春夏を通じて1度も甲子園には出場していません
いかに地方予選を勝ち抜くということが難しいことか、そしてこの年の前田と山之内を擁したこのチームがズバ抜けた強かったかということが分かると思います
目を閉じれば、いまだにあの緑色の縦縞のユニホームを着て、緑色の帽子を被った福岡第一のナインが、甲子園で躍動するその姿が思い出されます
今年の夏、甲子園の夢舞台では、いったいどんな「想い出甲子園」が生まれるのか、既に僕の心は楽しみで仕方ありません
さあ、いかがでしたか今回の「想い出甲子園・夏~前編~」は
次回の「後編」は、甲子園大会開幕前にお送りしたいと思っていますので、そちらの方もぜひお楽しみに
それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)
<今日の誕生日
2> 7月22日生まれ
江本孟紀(66歳)、家田荘子(55歳)、原辰徳(55歳)、森公美子(54歳)、内村光良(49歳)、薬師寺保栄(45歳)、長谷川京子(35歳)、吉高由里子(25歳)
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