こんばんにゃ~
北の猫男爵です
今日は昨日もお話したように、中学校
の卒業式が各地で行われ、多くの生徒たちが「学び舎」を巣立っていきました
来週は小学校
でも卒業式が予定されていますが、卒業シーズンが来ると、いよいよ「春」の到来ですね
「春」の到来といえば、いよいよ来週の金曜日3月22日から、阪神甲子園球場では春の選抜高校野球大会が幕を開けます
また僕の楽しみにしている季節がやってきました
。既に僕は今から開幕が待ち遠しくて仕方ありません
昨年は大阪桐蔭(大阪府)の「春夏連覇」という偉業が達成された高校野球界でしたが、今年はズバ抜けたチームがなく、いわゆる“戦国時代”の模様が予想されます
その中でも僕は、秋の神宮大会を制した仙台育英(宮城県)と、春夏春の3季連続優勝を目指す大阪桐蔭の2校に注目してみたいと思います
仙台育英には上林君という外野手がいますが、彼の持つ潜在能力はあのイチローをも凌ぐとも言われるほどの前評判の高い選手です
また、大阪桐蔭には昨年の「春夏連覇」の原動力となった正捕手の森君が、今度は主将として先輩達の偉業を超える記録に挑戦します
。大阪桐蔭には優勝経験者が数多く残っているのも心強いです。
この他にも選手として注目しているのは、報徳学園(兵庫県)の乾君という右腕と、済々黌(熊本県)の大竹君という左腕の、左右の好投手にも注目したいです
今日はその「組み合わせ抽選会」が行われ、いよいよ1週間後に近づいた開幕に向けて、選手達のボルテージも上昇していくことでしょう
そんな今日は春の選抜大会がまもなくということで、開幕するまでに僕の心に強く残っている、甲子園の想い出のシーンを振り返る企画をお送りしたいと思います
今日はその「前編」です
選抜大会前に「後編」も予定はしていますが、今年で85回目となる選抜大会の歴史の中から、厳選した想い出をご紹介したいと思います
尚、今回は「選抜大会」に関する想い出をご紹介しますが、夏には「選手権大会」に関する想い出を、こちらも「前編」と「後編」の2回に分けてご紹介する予定です
さあ、それでは早速、春の選抜大会の想い出の1ページを見てみましょう
「想い出甲子園・春~前編~」
1989年春、第61回大会はある1人のスーパースター
の「光」と「影」を生んだそんな大会でした
第59回大会(1987年)のPL学園による「春夏連覇」以降、高校野球界は戦国時代に突入し、どの高校が優勝してもおかしくないほど力が均衡していました。
そんな中で迎えたこの大会は、大会前からある1人のスラッガーに注目が集まっていました
その人物の名は、野球ファンであれば皆さんよくご存知の元木大介です
2年生の頃から、大阪の強豪・上宮高校の4番に座り、守ってはショートで主将という重責を担う元木大介の活躍に、多くの高校野球ファンは注目しました
この大会が開催されていた当時、僕はちょうど中学3年生になる春休み
で、僕も野球部の主将として、春休み返上で野球部の練習に汗を流していました
高校と中学という立場が違うとはいえ、同じ「主将でショート」というポジションから、元木には何か通じるものがあり、僕はすぐに彼の虜になりました
野球部の練習の合間をみながら、テレビで野球観戦していた僕は、上宮の試合がある時は必ず見ていました
1回戦は市柏高校(千葉県)を元木の2本の本塁打
により、「8対3」で圧倒しました
。この試合は僕も見ていましたが、元木のホームランの弾道には度肝を抜かされました
「レフトライナーかな~」と思った球が、レフトスタンドのラッキーゾンに吸い込まれていったのですから
この試合で元木に対する憧れがさらに増したそんな試合でした
続く2回戦は、大会注目の好投手・鈴木を擁する北陸高校(福井県)でした。
さすが大会NO・1左腕というだけあり、強力上宮打線もかなり手こずりましたが、少ない好機を逃さず、何とか「3対0」で逃げ切りました
そして準々決勝は、優勝に向けた最大の壁でもある強豪・仙台育英(宮城県)と対戦しました。仙台育英のマウンドを守るのは大越基という、後にプロでも活躍する好投手でした
大越の気合いのこもった投球に、上宮も苦戦を強いられましたが、またしても元木が本塁打放ち
、仙台育英も「5対2」で玉砕しました
後に、この仙台育英とは夏の選手権の準々決勝でも顔を合わせますが、今度は大越に軍配が上がり、元木にとって甲子園での最後の試合となったのが、夏の大越との対戦となります。
続く、準決勝はこちらも伝統校・横浜商業(神奈川県)でしたが、この試合は「9対0」と上宮が横浜商業を寄せ付けず、遂に決勝進出を果たしました
そして迎えた決勝戦の相手は、愛知県代表の古豪・東邦高校です
エースの山田を中心に、前年の選抜大会でも準優勝に輝いた東邦は、攻守にバランスの良い好チームでした
これが当時の両校のオーダーですが、上宮には元木を中心に個性的な選手が揃っていました
1番を打つ種田はあの「ガニ股打法」で一世を風靡したプロでも活躍した選手ですし、3番の小野寺と、当時は2年生ながらエースを務めていた宮田も後にプロ野球選手として活躍しています
さらには、この春の選抜大会の後に入学した1年生の中村豊という選手も、1年生ながら夏の甲子園に出場し、後にプロでも活躍しています。
こうして今考えれば、この年の上宮高校はまさに“ドリームチーム”といっても過言ではない程のスター揃いのチームでした
ちなみに野球部とは関係ありませんが、上宮高校で元木や種田の同級生には、芸人のほっしゃん。もいます
話を元に戻しましが、幕を開けた決勝戦は東邦の山田と上宮の宮田の両投手による息詰まる投手戦となりました
試合は5回にお互いが1点ずつを取り合い、「1対1」のまま終盤を迎えます。
巧打と攻守が繰り返される展開に、球場の観衆もそしてテレビの前のファンも、手に汗を握る攻防が続き、試合はとうとう延長戦に突入しました
今でも僕はよく憶えていますが、この試合を僕は野球部の練習終わりに、野球部の友達数人が僕の家に寄り、母が作った「ホットケーキ」を食べながら、みんなでテレビを観戦していた思い出があります
延長戦に入り、いつ決着がつくのかハラハラドキドキする中で、延長10回表に上宮は元木の安打を足掛かりに1点をもぎ取り、遂に「2対1」とリードすることに成功しました
あとは延長10回裏の攻撃を「0」に抑えれば、上宮の優勝が決まります
僕は心臓をドキドキさせながら、さらにテレビにかじりついてみていました
しかし、優勝への重圧から、エースの宮田が先頭打者にストライクが入らず四球を与えてしまいます
元木が何度も宮田に声をかけ、「肩の力を抜け!」とリラックスさせる仕草をしているのが今でも印象に残っています
続く打者は、当然送りバントをしてくるのかと思った瞬間
東邦は上宮の裏をかき、強攻策に出ましたが、これが裏目となり、ダブルプレー
遂に「あとアウト1つ」で上宮の優勝というところまで来ました
球場内が「あと1人、あと1人!」という声で埋め尽くされる中、宮田は続く打者にまたしてお四球を与え、さらに次の打者が打った打球はショートの元木のところへ
三遊間の深いところのゴロをスラディングしながらキャッチした元木は、強肩をいかして一塁へ送球します
しかし、間に合わずセーフとなりました。
2死1、2塁、それでも「あとアウト1つ」でゲームセットは変わりありません
「頑張れ、宮田・・・」僕は心の中で強く念じました
そして迎えた次の打者に対して宮田が投じた球は、見事に弾き返されセンター前へ
センターがバックホームするも間に合わず、2塁走者が生還して「2対2」の同点
しかしこの時、1塁走者が2塁ベースを過ぎたところでオーバーランし、2塁と3塁の間で挟まれました。
ボールを持っていた捕手の塩路は、サードの種田に送球しました
。慌てて走者は2塁へ帰塁しようとしたので、種田はセカンドベース上の二塁手内藤へ向かって送球しました
しかしこのボールが低く、内藤は捕球をすることができずに後ろへそらします。そしてさらに、カバーに入っていたライトの岩崎もこれを取ることができず後逸し、無情にもボールは無人の外野の芝生へと転々と・・・
それを見た東邦の走者は手を挙げてホームへと帰ってきて、「3対2」で東邦の劇的なサヨナラ逆転勝利により、試合は幕を閉じました・・・
テレビに映し出されたボール
は、無情にもライトフェンスにまで達して止まりました・・・
僕は何も声が出ませんでした。一緒に見ていた僕の友人達も言葉になっていませんでした。
喜ぶ東邦の選手、そしてグランドにしゃがみこみ涙する上宮の選手。特に上の写真でもわかるように、元木はしばらくグランドから立つ事ができませんでした
今、思い出してもこの瞬間の出来事は忘れることができません
。僕の頭の中は真っ白になり、何が起こったのかも理解できないほどでした。
「たったあと1つ」のアウトで優勝だったのに、それが目前で逃げていくという、野球の怖さには、改めて「野球が難しいスポーツだ」ということを痛感ささせられました
「勝って泣き、負けて泣く、センバツの決勝!」という、当時のNHKで試合の実況
をした方のあの言葉が今でも僕の耳にこだましています
実は上宮は大会を通してエラーが少ない堅守のチームで、決勝までに記録した失策は「1つ」だけでした。その鍛え上げられた守備が、最後の最後で綻ぶのですから、高校野球というものは、まさに「筋書きのないドラマ」と言われるのも理解できます
この試合の悔しさを晴らすべく、上宮は夏の甲子園に帰ってきたのですが、先程も少し触れたように、大越擁する仙台育英に準々決勝で敗れ、その夢は絶たれました・・・
さあ、いかがでした春の選抜大会を前に今日お送りした「想い出甲子園・春~前編~」。高校野球ファンの方にとっては非常に懐かしい試合の1つではなかったでしょうか
いつの時代も高校野球には「熱い感動と勇気」を与えてもらいますが、その裏には選手達のひたむきな「努力」と、野球にかける熱き「情熱」があるからこそ、こんな「筋書きのないドラマ」を生むのでしょうね
。
今年の大会も、いったいどんなドラマが待っているのか、今から胸がワクワクしてきました
それでは次回の「後編」をお楽しみに
それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)
<今日の誕生日
2> 3月15日生まれ
関根潤三(86歳)、針すなお(80歳)、肥後克広〔ダチョウ倶楽部〕(50歳)、カヒミ・カリィ(45歳)、武豊(44歳)、山本“KID”徳郁(36歳)、小林尊(35歳)、楽しんご(34歳)、北乃きい(22歳)
最近のコメント