父親の運命(さだめ)。
こんばんにゃ~ 北の猫男爵です
今日は昨日の「駅伝大会」の疲れが体のあちこちに出て、一日中、体が言う事を聞いてくれませんでした
気持ちとは裏腹に足がついていかないので、僕的には普通に歩いているつもりが、はたから見ると歩き方が明らかにおかしかったと思います
まだ2~3日はこの筋肉痛が続くのかもしれませんが、早く自分の体に戻って欲しいです
さて、その昨日の「駅伝大会」の前日、僕はいとこの「結婚式」に出席してきました。いとこは僕よりも10歳年下の女の子です。
僕が小中学生の頃、まだその従姉妹(いとこ)は幼児で、たまに家に遊びに来た時などは、いつもお兄ちゃんの後ろに隠れて照れくさそうにしていた事を思い出します
それでも時間が経つと徐々に慣れて、最後は汗びっしよりになるくらいに走りまわって、一緒に遊んだ事を今でも憶えています。
そんな従姉妹もお嫁に行くのですから、月日が経つのは本当に早いものです
従姉妹の結婚式という事で親戚が集まる中、僕はいとこだけのテーブルに座りました。当然、歳の近い、いとこ達ばかりが集まっているので、みんなお酒を飲みまくり、僕のテーブルだけビール瓶がすぐにいっぱいになりました
いとこの中でも僕は年齢的には下の方なので、とにかく僕は年上の従兄弟たちにたっぷりと飲まされました。それに輪をかけ、僕がまもなく父親になるという事で「お祝いだ!」と言って、しこたま飲まされました
まだ僕にはその後に「クラス会」が待っているというのに、この時点でかなり出来上がってしまったのです
美味しい料理も食べながら、ビールでかなりお腹も満たされ、良い気分になっているうちに、いつの間にか披露宴も終わりに近づいてきました。
もちろん、お酒を飲んでばかりいたわけではなく、ちゃんと従姉妹の晴れ姿は見ていましたよ。一応、誤解されては困るので補足です(笑)
そしていよいよ「両親への感謝の言葉」、新婦が両親へ書いた手紙を読む場面です
このシーンにはどんな結婚式でも、いつも思わずジーンときてしまうので、涙をこらえるのに必死な僕です
ましてや従姉妹が両親に対して読む手紙は、僕にしてみれば叔父さんと叔母さんへの感謝の言葉です。その背景が全て分かるだけに、涙がこみあげてくるのは時間の問題でした
特に父親(叔父さん)に対し、涙をこらえながら声を震わせて、感謝の言葉を述べる従姉妹の言葉には、涙が止まりませんでした
「小さい頃、地元の人にどこのお子さん?と尋ねられた時、○○の娘です。と答えると、みんな口を揃えたように必ず、お父さんにはいつも凄くお世話になっているんだよ、お父さんには本当に感謝しているよ。と言われたんだよ。そんなお父さんを持った私は幸せだったし、お父さんは私の誇りでした。」
その言葉に、もう僕の涙はとめどなく溢れてきました
そしてスポットライトの当たる叔父さんの方を見ると、叔父さんはハンカチを目にあて、号泣していました
娘を嫁に出す時心境、父親としては嬉しさの反面、寂しさが一気に押し寄せてくるのでしょうね・・・
どんな父親でもそうでしょうが、これが父親の運命(さだめ)なのでしょうね・・・
悲しいですが、娘が幸せをつかみ巣立つ時、それは娘が自分のもとを離れていく瞬間でもあるのですね
まもなく、ひとりの娘の父親になる僕は、そんな叔父さんの姿を見て、将来の自分を少しダブらせてしまいました
まだ産まれてもいないのに、かなり気が早いのかもしれませんが、「これは俺も絶対に泣くな・・しかももの凄い号泣してしまう・・・」
「可愛い娘の幸せのためだから仕方のない事だけど、父親ってみんなこの思いを経験しなければならないんだな・・・それが父親の運命(さだめ)か・・・」と、つくづく僕は感じていました
我に返り、ふとテーブルを見渡すと、さっきまでどんちゃん騒ぎしていたいとこたちもみんな泣いていましたみんな叔父さんの気持ちがよく分かるんだと思います。
僕も本当に久しぶりに、人前で号泣してしまったそんな瞬間でした
「結婚式」が終わり、僕は親族の控室に向かいました。親族の2次会の会場は控室がそのまま使われるようになっていたので、そこへ向かったのです
するとその隣りの部屋が何と僕がその後に行く「クラス会」の会場になっていたのです
「何だよ、隣りかよ!」と僕は思わず一人でツッこんでしまいました
実はこの日、「結婚式」の後にある高校の「クラス会」が、同じホテルが会場という事は分かってはいたのですが、まさか親族の2次会の会場の隣りとはビックリです
でもよく考えれば、移動する手間がいらないので便利といえば便利でした
幹事を務めている僕は「クラス会」の受付をしながら、親族の2次会にも顔を出して、ビールを飲んでは受付へ、受付が暇になればまたビールを飲みに行くという、忙しいようで何か楽しいひと時を過ごしました
でも、いよいよ「クラス会」が始まる時間になったので、さすがに親族の2次会の方には別れを告げ、クラス会の会場へと入っていきました
高校卒業以来、20年ぶりに開かれた本格的な「クラス会」には、クラスの約半分の23名が出席し、かなりの盛り上がりを見せました
高校時代はそんなに仲が良くなかった人、そんなに話をした事もなかった人も、20年も経つと意外と良い奴だった事が分かったり、凄く話しやすい奴だった事も分かったりと、本当に楽しい時間でした
僕は幹事という事もあり、参加する側よりも、主催する側だったので、みんなが楽しくしているかどうかが凄く気になりましたが、そんな心配は全く必要ありませんでした
1次会、2次会を通して、笑いが途絶える事なく本当に楽しく充実した時間でした
当時の担任の先生も札幌からかけつけていただき、当時はなかなか照れくさくて言えなかった先生への感謝の言葉も、あちこちで聞こえて、大人になって本当に先生の存在のありがたさを痛感しました
みんなが同じクラスになったのも何かの“縁”ですし、先生のもとで学ぶ事ができたのも何かの“縁”だとい思います。そしてその“縁”があったからこそ、みんなが再び再会する事ができたわけですから、この“縁”を大切に、これから10年、20年とまたみんなが会える場がある事を僕は祈っています
これは心霊写真ではありませんよ(笑)
翌日に「駅伝大会」を控えているために、最終の汽車で帰るために、2次会の会場をみんなよりもひと足先に後にして駅へ向かう、ほろ酔いの僕です
久しぶりに汽車に乗る僕は、高校生当時の「汽車通学」を思い出し、懐かしい車両に乗り込みました
20年前の思い出はこの日、完全に蘇り、そしてみんなの顔はあの頃の高校生の顔に自然と戻っていました
今年の10月の3連休は、いとこの結婚式→高校のクラス会→駅伝大会という、一生忘れられないハードで楽しい3連休になりました
特に「結婚式」での涙は、何か今までとはまた別の忘れられない涙になりました
まだかなり気は早いですが、娘を嫁に出す父親の気持ちが少しだけ分かりました。僕にもいつの日かその日がやってくるんですね・・・
それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)
<今日の誕生花> 10月9日
「杜鵑草」(ほととぎす)
花言葉は「永遠にあなたのもの」です。
「杜鵑草」はユリ科の多年草で、山地に自生しています。赤紫色の斑点が、野鳥の「ホトトギス」の胸の模様にそっくりなために、同じ名前になりました。アジアに分布する約20種のうち、半分は日本に分布しています。
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