「赤組」VS「黒組」
こんばんにゃ~ 北の猫男爵です
気がつけば5月も後半に差し掛かり、季節はすっかり「初夏」です。気温も徐々に上がってきたので、そろそろ僕の大好きな「夏」の到来が近づいてきたようです
そんな今日ですが、ちょっとした珍しい光景を僕は目撃しました
それは言うなれば、「赤組」VS「黒組」といったところです
ひと昔の前のカラーギャング抗争みたいですが、決してそうではありません
。この対決は人間同士の対決ではありませんから
それではその出来事の一部始終をご説明する事とします。
今日の午前中の話です。僕はいつものように職場のデスクに座り仕事をしていると、何だか外がガヤガヤと騒がしくなってきたので、職場の人と一緒に外を見てみました
すると、少し離れたところに「消防車」が2台停まっていました
僕の職場の周りは運動公園になっていて、すぐ目の前にはグランドが広がり、その奥には芝生の公園があります。
その道路沿いに赤い「消防車」が停まっていたわけですが、5~6人いる消防士たちがみんな揃って何やら上を見上げていました
その視線の先にあるのは、グランドを夜間でも使用できるように設置されている大きな照明でした
電線よりも遥か上に位置するその照明部分で、何かが起きているようでした
まもなくすると、「消防車」から放水が開始されました。勢いよく放水されたその水は照明の部分に的確に命中していました。
僕らは職場の窓からその様子を凝視しながら、きっとあの場所に何かの巣があるのではないかと推測していました
考えられるのは「スズメバチ」か「カラス」でした。しかし、スズメバチの巣ができるのはまだ時期的には早いですし、もしそうだとしてもそのやり方は非常に危険ではないかと、みんなで話していました。
となれば答えはひとつ、「カラス」の巣があるのではないかという結論に至りました。
5分程、消防士による放水が続けられましたが、いっこうに状況が変わる様子はなく、一旦放水は止まりました・・・
すると今度は、一人の消防士が消防車からハシゴを持ってきて電柱に立てかけ、そこを命綱をつけて昇り始めたではありませんか
「放水は諦めて、素手で取る作戦に出たか。」と思い、その様子を固唾を呑んで見ていると、次の瞬間とんでもない事がおきました
どこから飛んできたのか、カラスの大群が一気に押し寄せ、その消防士が電柱を昇るのを阻止しようと攻撃をしかけてきたではありませんか
まさに「黒組」の逆襲です
おそらく、出かけていたカラスたちが、自分達の巣の異変に気づき、急遽戻ってきたのだと思います。
黒組の攻撃に、消防士たちの「赤組」は成す術なく、はしごを降り一時避難する事となりました
さすが頭脳派集団のカラスたちです、そう簡単に人間の知恵には負けません
しかし、そのまま引き下がるような「赤組」ではありません。5分程間をおき、消防士たちは再度電柱に登り始めました
今度は「黒組」が攻撃をしようと威嚇してきたら、下にいる他の消防士たちが放水でカラスを攻撃し、電柱を昇っている消防士をフォローするという作戦に出ました
でも、消防士が電柱をよじ登り、カラスの巣がある部分までいく事は非常の困難な作業だったようで、結局その作戦も途中で断念して、消防士は電柱から降りてきました・・・
「いったいこの赤組と黒組の攻防はどうなるんだ・・・」
そう思いながら見守っていると、もう1台の消防車が到着しました。すると、先程よりも水圧のある強力なホースで、再び下からの放水を開始しました
すると、放水を開始してわずか1分程で、照明部分にあったと思われる大きなカラスの巣が地上に落下していきました
ようやくカラスの巣を取り除くことに成功したのです
これにはカラスたちも、「カァーカァー」と鳴きながら上空を飛びまわるしかありませんでした。
可愛そうな気もしますが、巣をそのまま放置するのは危険ですし、住民を危険から守るのも「赤組」の仕事です
時間にして30分~40分程の、赤組VS黒組のバトルでしたが、勝者は赤組でした
。人間が、かろうじて鳥に勝った瞬間でした。
最近はカラスの巣の駆除などの依頼が全国各地でも増加しているようです。自然が破壊され、巣を作る環境が徐々になくなってきたのでしょうか・・・これも人間が自分で蒔いた種なのかもしれませんね
それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)
<今日の誕生花> 5月22日
「檸檬」(レモン)
花言葉は「熱意、誠実な愛」です。
「レモン」はミカン科の常緑低木で、インドを原産地としています。「ミカン」に似た白色の花を年中咲かせます。「レモン」といえば果実か特徴で、外皮は初めは深緑色、熟すれば美しい黄色になり、芳香が高く、クエン酸・ビタミンSを多く含みます。
「レモン」という名前は、アラビア語の「ライムウン」が語源となっていると言われています。現在はアメリカと地中海沿岸で盛んに栽培されています。
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