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2012年5月 4日 (金)

タイムトラベラー光~その弐~

こんばんにゃ~night 北の猫男爵ですcat

長い人では「9連休」という今年の「ゴールデンウィーク」もいよいよ終盤に差し掛かりましたが、今日は朝から一日中、非常に強い雨が降り続いている一日でしたrain

少しでも早く、太陽さんsunの復活を期待したいものですconfident

さてそんな今日は、前回、衝撃の「第1話」をお送りした注目の妄想番組『タイムトラベラー光』をお送りしたいと思いますので、しばしの間、皆さんも楽しんでくださいねhappy01

『タイムトラベラー光』 

~その弐~ 「バウンティ号の反乱」

時はリウグネス暦102年、西暦に置き換えると2545年、地球に生存する人類はさらなる進化をとげ、遂に「時空」を超えて移動できる「タイムワープマシン」の開発に成功したsign03

その開発にあたった「ノースジャスト社」では、極秘プロジェクトとして「時空瞬間移動システム」(STS)の実験を行っていたのだsign03

今日もその実験の一環として、あの男shadowが「時空」を超えた旅に出発したのだったsign03

もの凄い轟音impactを響かせ、「タイムワープマシン」が到着したようですdash

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彼の名前は銀龍光(ぎんりゅう・ひかる)、「ノースジャスト社」の社員である光は、今日も時空を超え、過去の歴史の出来事を調査して未来に住む人々に伝えるために、旅を続けているのだ。人は彼の事を「タイムトラベラー光」と呼ぶconfident

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光:「こちら銀龍です、司令室応答願います。」

光のその呼びかけに対応したのは、「ノースジャスト社」の司令室にいる女性オペレーターの園田ユリだった。

園田:「はい、こちら司令室です。銀龍さん、コードナンバーと現在地の確認をお願いします。」

光:「了解、コードナンバーは309184、西暦1789年4月28日、現在地はこの時代の地理学で言いますと、南緯25度4分、西経130度5分、南アメリカ大陸の西に位置するピトケアン諸島という島の首都である、アダムスタウンというところですgood

園田:「了解しました、異常はありませんか?」

光:「特に異常はありません。いつものように、タイムワープの影響で若干の頭痛がしますが、作業には支障がないのですぐに調査に入りますgood

園田:「わかりました、気をつけて調査を開始してください。」

光:「了解しました。」

ここで、ブログを見ている方にご説明しておきますが、私が「時空」を超えてやってきたこの時代の人にとっては、私は「宇宙人」のような存在です。この時代の人々に接触する際には十分に注意dangerが必要となります、なぜなら私自身の言動ひとつで歴史が変わる可能性もあるからです。

そこでこの時代の人に接触する際には、特殊な機器を使って調査を敢行しています。それについては「極秘事項secret」なので、詳しくお話しする事はできませんが、今回も何とか無事に取材する事に成功しましたscissors

それでは早速、調査を開始する事にします。

今回、私が調査するのは1789年4月28日に発生した「バウンティ号の反乱」ですflair

現在の時刻は午前10時23分watchです、私は特殊な交渉術で、太平洋上の荒波を航海中の「バウンティ号ship」に乗り込む事に見事に成功しましたgood

バウンティ号はタヒチ島からカリブ海に「パンノキ」を運ぶために、貨物船を買い上げて臨時の軍艦とした小型の船舶です。

この時の乗務員の内訳は、唯一の士官であるブライ艦長と、上級准士官3名、准士官11名、士官候補生6名、下士官14名、水兵11名の合計46名でした。(ただし途中で2名が死んでいるため、正確には44名です)

そもそも、このバウンティ号は1787年12月23日にイギリスのポースマス港を出航shipしたのですが、天候不順のために当初のルートを変更しながら、1788年10月26日にタヒチ島に到着したのです。

しかし、当初の予定より遅れてタヒチ島に到着した事で、「パンノキ」が熟すまで5ヶ月間待たなければならなくなったのです・・・そしてこのタヒチ島での長期滞在が、その後の運命を左右する事になったのですsign03

1789年4月4日にタヒチ島を出発したバウンティ号のブライ艦長は、航海長である上級准士官のフライアーを降格しdown、航海士のクリスチャンをNO・2に抜擢しましたpaper。この事が後の事件の引き金になろうとは・・・

船に乗り込んだ私は、早速すぐ近くにいた船員の1人shadowに会話を試みてみましたgood

光:「お忙しい所すみませんが、この船は今どこへ向かっているのですか?」

乗組員A:「この船はカリブ海を目指しているところだ。」

光:「今はどのあたりを航海しているのですか?」

乗組員A「:今か、今はトンガあたりだろ。」

光:「ありがとうございました。」

そう私が答えている最中、別の乗組員shadowがやってきて口を開いた。

乗組員B:「今日の夜、決行するぞ!」

乗組員A:「わかった!」

光:「何を決行するのですか?」

乗組員A:「今にわかるさ。」

その後しばらく、夜になるまで船の中は怖ろしい程に静かでした。まるで「嵐の前の静けさ」のように・・・

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ご紹介するのを忘れていましたが、この写真の男性が、このバウンティ号の艦長を務めているウィリアム・ブライ士官ですpaper

少しだけ彼にも話を聞いてみましょうhappy01。ただし、この後に反乱が起こる事は絶対に伏せて・・・かわいそうですが、その事を話してしまうと歴史が変わってしまうのでbearing

光:「忙しい所すみません、艦長はなぜこの船の艦長を引き受けたのですか?」

ブライ:「実は私は、この船の舵を取る事にはそもそも乗り気はではなかったのだよ。しかし、私が師と仰ぐキャプテン・クックの最後の航海におともを任された事で、すっかり名が知られるようになり、今回は王立芸術協会の特別な要請でこの船に乗る事になったのじゃ。」

光:「そうでしたか、今日はもう就寝するようですが、誰がこの船の舵を?」

ブライ:「この船は3つの組で当直制で運航しているのじゃ、そうでもしないと体が持たないからな。今日はクリスチャンの組が当直を務めているのだよ。」

光:「そうですか・・・」

私は、まもなく起きるであろう反乱の事を艦長に告げる事なく、その場を後にしましたbearing

いよいよ夜になりましたnight。歴史によれば、まもなくあの反乱が起きるはずですsign03

と、その時、船内に大きな怒鳴り声と物音が響き渡ったsign03

「やめるんだ!何をするんだ!」

それはブライ艦長の声だったsign03

私がその声の方に走って行くと、ブライ艦長は既にクリスチャン率いる反乱軍により拘束されていたbearing

反乱者たちの数はクリスチャンを含め12名と少人数であったが、他の船員達には抵抗する者はいないようだ。幸いにもこの反乱に“血”は流れていないようだ・・・

船を制圧したクリスチャンたちの意図は分からないが、彼らは非反乱者のうち13名を船に残し、ブライ艦長と他の18名の船員を救命艇とともに海に置き去りにしたのだsign03

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バウンティ号から救命艇に降ろされる乗組員たちは、何の抵抗もできずに荒波の中に放り出されたdown

私もブライ艦長の後に続き、救命艇に降ろされてしまいましたbearing

私のこの状況が、歴史を介在する事にならないか司令室に聞いて見ますsign03

光:「こちら銀龍です、司令室応答願います。」

園田:「はいこちら司令室、どうしました?」

光:「え~現在、私はバウンティ号から救命艇に降ろされたのですが、この事で歴史が介在する可能性はあるのでしょうか?」

園田:「大丈夫です。救命艇に乗ったらすぐにタイムアウトすれば、みんなの記憶には残りませんから。」

光:「わかりました、それではすぐにタイムアウトするようにします。」

園田:「お気をつけて。」

時間がないので、私はブライ艦長に最後に言葉を交わす事にした。

光:「艦長、これはいったいどういう事なんですか?」

ブライ:「私にもさっぱり分からない・・・クリスチャンがなぜこんな事をしたのか・・・」

光:「彼らには何か目的があるのでしょうか?」

ブライ:「この船を乗っ取ったところで何のメリットもないと思うのだが・・・タヒチに長く滞在してしまった事で、船員達の仕事に対する士気が下がったのかもしれないな・・・」

そう言葉を残すと、艦長は救命艇に乗っている他の船員達に色々と細かな指示を出し始めた。

その艦長の言葉を真剣に聞く船員達の姿を見ると、この艦長は非常に人望の厚い、信頼のおける艦長のように私には見えたeye。その艦長を裏切ったクリスチャンの行為の意図は、果たしてなんだったのか・・・

後で分かった事ですが、実はタヒチ島に滞在していた際にクリスチャンは島の女性と結婚し、他の船員達も現地での生活を満喫していたそうです。長期間タヒチに滞在した事が、船員の仕事への意欲を失わせたのかもしれませんねbearing

ブライ艦長を乗せた救命艇はその後、47日間かけてティモール島に辿り着き、翌年イギリスに帰国したブライは反乱の事を報告したそうです。

一方、クリスチャン率いる反乱者たちはタヒチ島に戻り、そこに16名が残り、クリスチャンら8名はタヒチの現地人を乗せて再び海に出て、イギリスの地図には載っていない「ピトケアン島」に辿り着き、そこで生活を始めたそうです。

それが、私が今回「タイムワープ」して辿り着いた場所だったという事ですpaper

今回のこの「バウンティ号の反乱」は、タヒチでの快適で楽な暮らしが、船員達の心に隙間を作り、本来の責務を忘れさせ、やがて快楽の道に揺れ動かした事が要因なのかもしれませんねconfident。人間の弱い部分、それを垣間見れたような気がしましたpaper

それではそろそろ時間がないので、今回の調査を終え、タイムアウトしますgood

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「うわっ~!!なんだこの強烈な磁場は・・・体が言う事を聞かない!」

さあ、いかかでしたか今回の『タイムトラベラー光』はhappy01最後で光がタイムアウトをしようとした際に何らかの事が起きたようですが、それについては次回、真相が分かりますので次回をお楽しみにhappy02

ちなみに今回出てきた「ピトケアン諸島」の首都である「アダムスタウン」とは、この島に辿り着いた反乱者たちの中で最後まで生き残っていた、水兵のジョン・アダムスの名前から付けられたそうです。そして、この島で「バウンティ号」が解体された場所は「バウンティ湾」と名付けられ、今でもそこにはその残骸が残っているそうですconfident

それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)

<今日の誕生花> 5月4日

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「山吹」(やまぶき)

花言葉は「崇高、待ちかねる」です。

「山吹」はバラ科の落葉低木で、春になると鮮やかな黄色の花を咲かせます。茎は緑色で根元から分かれており、一重のものは山野に自生し、八重のものは庭園に栽植されています。

「やまぶき」の語源は、「山振り」が転訛したものと言われ、枝がそよ風に揺れる様子を表しているそうです。

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