こんばんにゃ~
北の猫男爵です
「5月」も終盤になり、そろそろ「運動会」シーズンが到来ですね
。この土日に「運動会」だったところもあったのではないでしょうか
土曜日はあいにくの雨
でしたが、今日は非常に天候にも恵まれて
楽しい「運動会」になったのではないでしょうか
もうすぐ「6月」になりますが、北海道には「梅雨
」がないはずですが、何かここ数年の天候を振り返ると、北海道にも「梅雨」があるのではないかと錯覚してしまうような「雨の6月」になっています
。今年の「6月」はどんな天気になるのか気になるところですね
さてそんな今日は、注目の妄想シリーズ『タイムトラベラー光』の第3話をお送りしたいと思います
1話と2話を終えて、僕の中ではなかなかの手応えを感じている「妄想シリーズ」です
。皆さんもぜひ、「自分もその中に一緒にいるんだ」というように暗示をかけて、のめり込みながらご覧になってくださいね
それでは早速、第3話をスタートしますのでどうぞ最後まで飽きずに楽しんでください
『タイムトラベラー光』
~その参~ 「大津事件」
時はリウグネス暦102年、西暦に置き換えると2545年、地球に生存する人類はさらなる進化をとげ、遂に「時空」を超えて移動できる「タイムワープマシン」の開発に成功した
その開発にあたった「ノースジャスト社」では、極秘プロジェクトとして「時空瞬間移動システム」(STS)の実験を行っていたのだ
その実験の1つとして前回、1789年のピトケアン諸島にタイムワープし、「バウンティン号の反乱」を調査していた銀龍光は、その時代からタイムアウトを試みようとしたのだが、その瞬間にとてつもない磁場に襲われたのだった
銀龍のその異変に気づいた「ノースジャスト社」の司令室にいるオペレーターの園田ユリは、無線で銀龍の名前を呼び続けた
園田:「こちら司令室の園田です。銀龍さん、どうしました?応答願います、銀龍さん!」
光:「・・・・・」
園田:「銀龍さん!どうしました?銀龍さん!」
園田の必死の叫びにも、光からの応答は無かった・・・
そして、それから約20程の時間
が過ぎた頃の事だった。
とある時代のとある場所に、「タイムワープマシン」の轟音
が鳴り響いた
転がるように、「タイムワープマシン」から出てきた1人の男、そう、彼が銀龍光(ぎんりゅう・ひかる)、「ノースジャスト社」の社員である光は、時空を超え、過去の歴史の出来事を調査して未来に住む人々に伝えるために、旅を続けているのだ。人は彼の事を「タイムトラベラー光」と呼ぶ
光はタイムアウトする瞬間に、何か強烈な磁場に襲われて、違う時代へとタイムワープしてしまったようだ
光:「こちら銀龍、こちら銀龍、司令室聞こえますか?」
園田:「はい、こちら司令室の園田です!大丈夫ですか銀龍さん!」
光:「何とか無事です。」
園田:「いったい何が起きたのですか?」
光:「それはこちらが聞きたいくらいです
。1789年の時代からタイムアウトしようとした時に、何か強烈な磁場を感じて・・・それからの事は何が何だか・・・気がついたらいつかの時代にタイムワープをしてしまったようです
」
園田:「今いる現在地を教えてください。」

光:「それが・・・先程のタイムワープの影響で「スカウター
」が故障して、現在地や西暦が分からないのです・・・」
園田:「分かりました、大至急、代用のスカウターを送りますので、現地の人に見つからないようにして、タイムワープマシンの中で待機していてください。」
光:「分かりました、宜しくお願いします。」
光は園田から新しい「スカウター」が来るのを待つために、タイムワープマシンで待機する事にした
それからおよそ2時間
が経過し、マシンの中にある装置に園田からの「スカウター」が届いた
未来の技術では、どこにいるかも分からないタイムワープマシンにも物質を転送する事ができる程、その技術は進化しているのだ
光:「こちら銀龍です、司令室聞こえますか?」
園田:「はい、こちら園田です。代用のスカウターは届きましたか?」
光:「届きました。スカウターの調子は良いようです。」
園田:「それではコードナンバーと現在地を教えてください。」
光:「はい、コードナンバーは549902、西暦1891年5月11日、現在地はこの時代の地理学で言いますと、北緯35度1分4秒、東経135度51分16秒、日本の滋賀県滋賀郡大津町というところです
」
園田:「了解しました。その場所は未来では大津市となっていますが、当時は大津町という場所のようです。こちらで調べたのですが、銀龍さんがタイムアウトしようとした瞬間に、何らかの磁場が発生し、現在の場所にタイムワープしてしまったようです。日本だったのが不幸中の幸いでした。その時代のデーターを送っておきますので、調査を開始してください。」
光:「了解しました。若干、不安もありますが、このまま調査を開始します
」
ここでブログを見ている方にご説明しておきますが、私が「時空」を超えてやってきたこの時代の人にとっては、私は「宇宙人」のような存在です。この時代の人々に接触する際には、十分に注意が必要となります
。なぜなら私自身の言動ひとつで、歴史が変わる事もあるからです。
そこでこの時代に人々に接触する際には、特殊な機器を使って調査を敢行します。それについては「極秘事項
」なので、詳しくお話する事はできませんが、今回も何とか無事に取材する事に成功しました
今回、私が調査するのは1891年5月11日に起きた「大津事件」です。
時計
は正午を過ぎた頃ですが、大津町では今日、日本を訪問中のロシア帝国のニコライ皇太子の到着を待ち、多くの町民が集まっているようです。
早速、町の人にお話をうかがってみます
光:「こんにちは、皆さんはニコライ皇太子の到着を待ってここにいるのですか?」
町の人:「そうだよ、ロシアからわざわざ来られるっていうからさ、一度お目にかかってみようと思ってさ。」
光:「ありがとうございました。」
どうやらこの町の人々は、ニコライ皇太子の訪問を歓迎しているようです
司令室から送られてきた情報によると、ニコライ皇太子は先に長崎と鹿児島に立ち寄った後、神戸に上陸し、さらにこの京都を訪問するようです
当時はまだ小国だった日本では、明治政府をあげてニコライ皇太子の接待をしていたようです。
何か向こうの方が少し賑やかになってきたようですが、もしかするとニコライが到着したのでしょうか。少し向こうの方に行ってみる事にします
すぐ側に、警備の人がいるのでその男性
に少し聞いてみる事にします。
光:「すみません、ニコライ皇太子はもうすぐここに着くのでしょうか?」
警備の男性:「ああ、もうすぐそこまで来ているはずだ。」
光:「それにしても、ニコライ皇太子の人気は凄いですね。」
警備の男性:「人気?それは違う、あんたは何も知らないんだ。あいつはいずれ日本を侵略するつもりだ、その調査の目的で今回は日本に来たに違いないんだ!さあ、そこは邪魔になるから、早くそっちにいったいった!」
光:「分かりました、ありがと・・・うん?あなたはもしや・・・」
私が思わず言葉に詰まったのには理由がありました。それは、その警備の男の顔が、司令室から送られてきた情報の写真と同じ顔だったからです
その写真がこれです
彼の名前は津田三蔵、彼はこの後、とんでもない事を起こすのですが、私がそれを止める事はできません
なぜなら歴史が変わってしまうからです。
そうこうしているうちに、向こうから数台の人力車が近づいてきました。どうやらあの中に、ニコライ皇太子がいる模様です
そして、その人力車が私のいる目の前を通過しようとしたその瞬間の事だった
私の目の前にいて警備をしていた津田三蔵が、急に腰の「サーベル」を抜いて、人力車に向かって襲いかかって行ったのです
光:「あっ!」
私は思わず声を上げてしまいましたが、津田がニコライ皇太子に向けて「サーベル」で斬りつけたのです
辺りが騒然とする中、ニコライ皇太子は慌てて人力車から飛び降り、脇の路地へと逃げていきました。しかし、そのニコライ皇太子を追い掛けて津田も走っていきます
「このままではニコライ皇太子は殺される・・・」そう思った瞬間
ニコライ皇太子に同行していたギリシャのゲオルギオス王子が持っていた竹の杖で津田の背中を叩き、さらに人力車の車夫が両足を抑えつけ、警備中の他の巡査により、津田は取り押さえられたのです
上の写真の彼がニコライ皇太子ですが、彼は右側頭部に9cm近くの傷を負ったのですがが、命には別状はありませんでした
津田がなぜニコライ皇太子を暗殺しようとしたか?それは、先程彼が私に言った言葉が物語っています
当時の日本はまだ弱小国であったために、諸外国からの侵略というものは人々にとっては脅威だったのです。実際当時は「恐露病」と呼ばれるロシアを恐れる言葉も存在していましたから。
この津田が起こした事件により、ロシアの報復を恐れた日本政府は、明治天皇自らがニコライ皇太子のお見舞いに訪れるなどの異例の措置をとり、さらに政府は、ロシアに対しての謝意を示すために、津田三蔵を死刑にするべく裁判所に圧力をかけました
実はこのニコライ皇太子の暗殺未遂事件が起きた時、ロシア帝国の艦隊は神戸港に滞在中で、いつ武力による報復が起きてもおかしくはない緊迫した状況だったのです
しかし、当時の法律からいけば、被害者が「日本の皇族」であれば死刑を宣告する事も可能でしたが、相手は「外国の皇族」という事で該当にはならず、法律上は「一般人」と同じ扱いでした
従って、ただのケガ
を負わせただけで死刑にするのは無理がありました。結果、裁判所は政府の圧力をはねつけ、死刑が宣告される事はなく、津田には無期懲役の判決が下されました
政府の圧力を跳ね返した事で、日本の法治主義遵守の立場が正当化され、司法の独立を守った事で、「大津事件」は三権分立の意識を広めた近代法学史上重要な事件ともされています
一方で日本国内では、ロシアの報復に対する恐怖心が強まり、学校は休校になり、神社は教会では皇太子の平癒の祈祷が行われたほか、皇太子の元には見舞いの電報が1万通以上も届いたそうです。
おおまかですが、以上の事が俗にいう「大津事件」です
ひとつ間違えれば、一触即発になりかねなかった1人の男性の行動でしたが、日本側の迅速な対応がその危機を何とか防ぎ、大問題にならなかったのかもしれません
それではそろそろ時間がないようなので、今回の調査を終えてタイムアウトする事にします
またへんな磁場に襲われないか凄く心配ですが、タイムアウトする事にします
さあ、いかがでしたか今回の『タイムトラベラー光』は
次はいったいどの時代へ「タイムワープ」するのか、乞うご期待です
それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)
<今日の誕生花> 5月27日
「蔓薔薇」(つるばら)
花言葉は「愛」です。
「蔓薔薇」は枝が蔓状になるバラの総称です。ヨーロッパでは、伝説に由来して「約束を守る」という意味で、「アンダー・ザ・ローズ」(バラの下で)という言葉が使われるようです。
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