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2012年1月21日 (土)

至宝の旅立ち。

こんばんにゃ~ 北の猫男爵です

今日は午前中から、日本中いえもしかすると全米中でも注目していたかもしれない出来事がありました

日本野球界の「至宝」、ダルビッシュ有が遂に「メジャーリーガー」になりました

至宝の旅立ち。

アメリカ・テキサス州にあるテキサス・レンジャーズの本拠地「レンジャーズ・ボールパーク」での会見で、レンジャーズの背番号「11」の上に「DARVISH」の文字が刻まれているのを見ると、『本当にこれでダルビッシュもメジャーリーガーになったんだな・・・』ということを実感しました

と同時に、また1人「球界の至宝」が日本を去ってしまったことに寂しさも覚えてしまいました

彼のメジャー挑戦には賛否両論あるでしょうが、今日はそのことにはあまり触れずにおきます

ただ一言だけ言わせていただければ、日本のプロ野球のためにはダルビッシュには残って欲しかった・・・でも、ダルビッシュ本人のことを思えば、夢に挑むことを応援したい、それが僕の本音です

至宝の旅立ち。

現在のルールでダルビッシュがメジャーに挑戦するには、数年後に取得するFAの権利を待つよりも、ポスティングシステム(入札制度)で挑戦するしかないのは、皆さんもよくご存知のことと思います

彼がそのポスティングシステムによって掴んだこの契約、その契約金は6年総額で6000万ドル(約46億円)といわれています。これが高いか低いかは、契約をした球団が決めることで、第三者である僕らがどうこういうことでありません。

しかし、今日の入団会見でのダルビッシュの顔を見ていると、その金額に見合うだけの活躍をしてくれるような気持ちに僕は正直なりました

なぜなら、その顔には「自信」が満ち溢れていたからです。これまで日本球界のエースとして幾多の名勝負を残しても、「WBC」や「五輪」で国際経験を積んできても、「メジャーの舞台で勝負をする」ということは、全く別次元の世界だと思います

もちろん「不安」や「重圧」なども人間ですから当然あるでしょう。しかし、若干25歳のその顔には、その欠片すら微塵も感じませんでした

『ダルビッシュなら、絶対にやってくれる!』そう強く僕は感じました

僕が子供の頃、日本のプロ野球には「スーパースター」と呼ばれた選手が数多くいました。しかし、1995年に野茂英雄というスーパースターがメジャーへの扉を開いてからは、日本球界の「至宝」と呼ばれる幾多の選手が次々と海を渡っていきました

佐々木主浩、イチロー、新庄剛志、松井秀喜、松井稼頭央、城島健司、松坂大輔、桑田真澄、福留孝介、上原浩治、川上憲伸、いずれも日本球界を代表するスーパースターたちです

1964年に村上雅則が日本人で初めてメジャーリガーになってから、これまでに延べ44名の選手がメジャーリーガーになり、そして今年は新たにダルビッシュの他に和田毅、岩隈久志、青木宣親といういずれも現在の日本プロ野球界を代表するスーパースター達がメジャーリーガーとしてプレーすることになり、これで総勢48名の日本人メジャーリーガーが誕生しました

「時代が変わった」と言えばそれまで、本来はもっと早くこうなるべき姿だったのかもしれません。どの選択が正しくて、どの選択が間違いなのか、そこに答えはないのかもしれません。

でも唯一言えることは、時代や環境が変わっても、選手がプレーするのは同じ「野球というスポーツす。「ボール」と「バット」と「グローブ」さえあれば、どこでやっても「野球は野球」です

幼い頃に野球選手になることを憧れていた少年が、その夢を叶えて自分の大好きな野球を夢中でプレーしている姿には、日本のプロ野球であっても、メジャーの野球であっても、いつも胸が打たれます

今日は、ダルビッシュ有という1人の野球少年の夢が叶った日です。そんな至宝の旅立ちを僕は心からお祝いしたいです

『本当におめでとう、そしてこれからも世界中の野球ファンを魅了するプレーを楽しみにしているよ。』1人の野球ファンとして、そんな言葉を彼にかけてあげたいです

ちなみにこれは本当に余談ですが、もしも僕が子供の頃に今のようにメジャーへの扉が開かれていたら、ぜひメジャーに挑戦して欲しかった選手が2人います。それは秋山幸二(現ソフトバンク監督)と村田兆治(元ロッテ)です。彼らが全盛期にメジャーに行っていたら、いったいどんな活躍をしていたのか、考えただけでもワクワクしてしまいます

「日本人最高のメジャーリーガーは誰ですか?」という問いを投げかけたら、おそらく返ってくる答えは「イチロー」というのが大半だと思います。その回答が、数年後には「ダルビッシュ」に変わっていることを僕は祈っています

頑張れ、ダルビッシュ!日本から応援しているよ!

それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)

<今日の名字しりとり> 茶畑(ちゃばた)さん→足袋(たび)さん、全国にはまだまだ珍しいお名前の方がいるものですね、そんな「足袋さん」は全国には30名程いるそうです。

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