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2011年10月19日 (水)

栄冠は君に輝く~10回裏~

こんばんにゃ~night 北の猫男爵ですcat

2011年のプロ野球baseballもいよいよ大詰めを迎え、エキサイティングな熱戦が続いていますshine

そんな今年のプロ野球baseballの中で、ひときわ活躍が際立っているのが、東北楽天イーグルスのエースナンバー「18」を背負う、“マー君”こと田中将大ですhappy02

「最多勝」「最優秀防御率」「最高勝率」の投手部門3冠crownを確実にしているその右腕は現在、日本最高峰の投手といっても過言ではないと思いますshine

そして今日はその“マー君”が、そのshineスター性shineを大いに発揮した高校時代に時を巻き戻してclockみたいと思いますpaper。7月からスタートしたシリーズ企画が、今日はいよいよ最終回を迎えますconfident

2000年代半ば、高校野球界を席巻し、北の大地に夢と感動を与えてくれた駒大苫小牧高校の「栄光と挫折」を振り返る「栄冠は君に輝く」、今日はその第10回をお送りしますpaper

今から5年前の夏、日本中の目eyeは阪神甲子園球場に釘付けとなっていましたsign03

2006年8月20日に行われた第88回全国高等学校野球選手権決勝戦、「駒大苫小牧VS早稲田実業」の試合は、駒苫のエース田中、そして早実のエース斉藤、両投手の壮絶な投げ合いの末に決着はつかず、延長15回引き分け再試合となりましたsign03

実に37年ぶりの決勝戦再試合に、ファンは大きな声援と拍手を送りましたup。そんな大歓声がこだました甲子園球場は、翌日再び熱い熱戦に包まれましたshine

2006年8月21日 決勝戦再試合 対「早稲田実業」

先攻は駒大苫小牧、マウンドには前日の試合を1人で15回投げ抜いた早稲田実業の斉藤君の姿がありましたshadow。その斉藤君の前に初回、駒苫は3者凡退に抑えられましたbearing

何となく嫌な空気が漂う中、この日も駒大苫小牧の先発を任されたのは、エースのマー君ではなく、2年生の菊地君でしたbaseball

しかし、この大舞台は菊地君にはあまりも大きな重圧でしたsad・・・先頭打者を四球で出すと、その後も制球を乱し、2死1、3塁からヒットを打たれ先制点を与えてしまいますdespair

僕もそうでしたが、見ている道民にとっては本当に菊地君がかわいそうで仕方ありませんでした・・・

『早くマー君に代えてあげて!』それはおそらく、球場で応援するファンもそしてテレビの前で固唾を呑んでいたファンも、みんなが思っていた事ではなかったでしょうかconfident

そして香田監督も、ここで早々に決断をしましたsign03

栄冠は君に輝く〜10回裏〜

マウンドに駒大苫小牧の背番号「1」が小走りに向かうと、球場内は大きな盛り上がりをみせましたup。高校野球界のスター、田中将大の登場ですshine

結局、菊地君は打者5人、2アウトしか取れずに交代しましたが、彼にとってはこの甲子園で経験したことは大きな財産になったはずですdollar

マウンドに上がったはマー君はこの後のピンチをしのぎ、初回は相手の攻撃を1点だけに抑えたのですが、続く2回に1点を奪われ、序盤は「0対2」と早稲田実業がリードして進みますpaper

栄冠は君に輝く〜10回裏〜

駒苫打線も必死に点を返そうとするのですが、この日の斉藤君は前日にあれだけ投げたとは思えない程、球にもキレがあり、4回途中までノーヒットに抑えられます・・・

『まずいぞ、ちょっと今日の斉藤は打てないぞ・・・』そんなことを僕は頭の中で思いましたbearing

栄冠は君に輝く〜10回裏〜

マー君も3回以降は立ち直り、味方打線の援護を待ち、全力投球で相手打線を封じ込めますbaseball

栄冠は君に輝く〜10回裏〜

ピンチになれば、駒苫ナインはみんなでマウンドに集まり、「人差し指」を天に指すお馴染みのポーズで気持ちを集中させますconfident。これが「3年連続」で決勝戦に駒を進めるチームの、精神力と底力の源ですshine

そんな駒大苫小牧に反撃の“のろし”が上がったのは6回表ですbaseball。これまで完全に抑え込まれていた斉藤君に対し、1番の三谷君が打った打球はsign03

栄冠は君に輝く〜10回裏〜

見事にスタンドへと飛び込む本塁打となりましたup。これで「1対2」と1点差に詰め寄りましたscissors。この一撃には、見ている僕も思わずガッツポーズを取りましたgood

『よし!いけるぞ!追いつけるぞ!』

しかしそんな思いも束の間、6回裏と7回裏にマー君がそれぞれ1点ずつを失い、「1対4」とリードを広げられます・・・ここまでなのか駒苫・・・3連覇は無理なのか・・・

とうとう試合は9回表を迎えてしまいましたbearing。ここで「アウト3つ」を取られた瞬間、駒大苫小牧の夢は儚くも消えてしまうdown

『頑張れ、最後まで諦めるな!』僕はテレビtvに向かい、手を合わせ必死に祈りましたbearing

そして、その願いは通じましたsign03

栄冠は君に輝く〜10回裏〜

9回表、先頭の三木君がヒットで出ると、続く3番中沢君がセンターバックスクリーンへ飛び込む2点本塁打を放ちましたshine

大歓声が甲子園球場を包み、9回とはいえ試合の“流れ”は完全に駒大苫小牧に傾いてきましたup

しかし早実の斉藤君は非常に冷静でしたpaper。自分のリズムでしっかりと投げ、雰囲気にのまれることなく、後続の2人を討ち取り、9回2死までたどり着いたのです。

駒大苫小牧にとっては「絶対絶命」、あと1人アウトになれば試合が終わってしまいますbearingそしてこの状況下でバッターボックスに向かったのは、マー君でしたsign03

甲子園の神様は、最後の最後でこんな演出をするとはshine

決勝戦の9回表、2死ランナーなし、バッター田中将大、ピッチャー斉藤佑樹、球場もテレビの前も、一球一球固唾を呑んで見守りましたeye

そして・・・

栄冠は君に輝く〜10回裏〜

斉藤君が渾身の力を込めて投じた直球baseballに対し、マー君はフルスイングでこたえましたsign03その結果は、空振り三振・・・

この瞬間に2日間24回に渡る決勝戦は決着し、「4対3」で早稲田実業が駒大苫小牧を破り「初優勝」を決めましたcrown

我が北海道代表の駒大苫小牧の史上2校目の「夏3連覇」は夢と消えてしまいました・・・

試合が終了した瞬間、僕の感情にはもちろん「悔しい気持ち」や「残念な気持ち」で溢れかえっていましたが、でもそれ以上に「選手に対する感謝の気持ち」でいっぱいでしたhappy02

ここまで高校野球に夢中にさせてくれて、北海道だけでなく日本中に熱い感動を与えてくれた駒大苫小牧の選手には、本当に御礼を言いたい気持ちでしたhappy02

それも3年間に渡り、多くの「感動」と「勇気」を僕らに与えてくれたことにも本当に感謝していますhappy01

栄冠は君に輝く〜10回裏〜

閉会式では、2年連続で北海道に持ち帰った「深紅の大優勝旗」は、主将の本間君の手には渡りませんでしたbearing。でも、「準優勝の盾」を手にする本間君の姿は何か誇らしげに僕には見えましたconfident

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閉会式の後、記念撮影cameraで並んで写った「マー君」と「ハンカチ王子」、甲子園をそして高校野球界を盛り上げた2人のエースは、この後それぞれ「プロ」と「進学」という、お互い違う道を進みましたが、今では日本プロ野球を支える立派な選手になったことは、あえてここで言うまでもありませんpaper

最後の打者となったマー君は、試合後も涙を見せずに淡々とインタビューにもこたえていましたkaraoke

『悔いはありません』そうはっきりと応えるマー君の姿を見て、この選手は間違いなく将来の日本のプロ野球を背負って立つ存在になると僕は確信しましたgood

この翌年、駒大苫小牧高校は5年連続の甲子園出場baseballを果たし、4年連続の決勝戦進出を目指し、そして昨年持ち帰ることのできなかった「深紅の優勝旗」を奪還するために、試合に挑みましたが、初戦で広陵高校に破れ、姿を消すことになりました・・・

それ以降、駒大苫小牧は甲子園の土を踏んでいませんbearing。この輝かしい戦績は、かつての「栄光」になりつつある今、僕は駒大苫小牧の復活を心待ちにしていますconfident

現在、駒大苫小牧高校の監督を務めているのは、2004年に初優勝した当時の主将佐々木孝介君です。「香田イズム」を一番理解していた彼が、今必死に駒大苫小牧の野球を復活させるために、もがき苦しみながら戦っていますpaper

きっといつかその「努力」は花を咲かせると僕は信じていますtulip

甲子園球場では決勝戦の後の閉会式が終わると、首からメダルを下げた両校の選手がグランドを一周しますconfident

その時に流れる歌noteは、大会歌の「栄冠は君に輝く」ですshine。陽sunが西に傾き、秋の到来を感じさせる「とんぼ」が飛び交う中を、選手達はこの歌に合わせて行進しますfoot

「あ~あ、栄冠は君に輝く♪」

目を瞑ればあの歌とともに、3年続けてグランドを行進する駒大苫小牧の選手の顔が思い出されますconfident

2004年「歓喜の初優勝」

2005年「重圧に勝った連覇」

2006年「挫折からの準優勝」

それぞれ色々な想いを抱き、そして勝ち取った「栄冠」と「名誉」ですshine

7月から全10回に渡りお送りしてきた、この「栄冠は君に輝く」というシリーズ企画でしたが、今回で最終回とさせていただきますpaper

長きに渡りお付き合いいただき、誠にありがとうございましたhappy01。こうやって振り返ってみると、高校野球の素晴らしさを改めて強く感じましたconfident

皆さんの中に、まだ高校野球を観戦した事がない方がいましたら、ぜひ機会があればご覧になってくださいtv

青空に飛び交う白球と声援、そこには偽りのない感動のドラマがありますconfident

それでは今日はこのへんで。がんばろう、日本!

<今日の名字しりとり> 山木(やまき)さん→君(きみ)さん、これも非常に希少なお名前ですね、「君さん」という男の子がいたら「君君(きみくん)」と呼ばなきゃならないですもね。そんな「君さん」は全国には140名程いるそうです。

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