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2011年9月 5日 (月)

「台風」と「ラーメン」。

こんばんにゃ~ 北の猫男爵です

先月末から日本列島に近づき、ゆっくりとした速度で進みながら、日本に大きな被害をもたらした「台風12号は温帯低気圧となったものの、いよいよ僕らの住む北海道へと近づいてきました

その影響で今日は朝から猛烈な雨が降り続いています。さらにその温帯低気圧が、太平洋側から近づいてきている「台風13号と合流する北海道では、今晩から明日の夜にかけて、「過去にない記録的な大雨になるという気象予報が出ています

その大雨の規模は、今から30年前の1981年(昭和56年)に「石狩川」を氾濫させた「台風」による大雨にも匹敵すると言われています

確かにあの時の「台風」は、僕の住む十勝でも大きな被害を残していったという思い出が幼いながらにも記憶にはあります

家の前は「バケツ」どころか「バスタブ」をひっくり返したような大量の雨水で溢れかえっていまたし、「床下浸水」までにはなりませんでしたが、『家の中に水が入ってきちゃんじゃない・・・』と不安になった記憶があります

台風の去った後には、その大きな“爪跡”だけが残されます。自然の脅威は本当に怖ろしいものです。できることなら悲しい思いはしたくありませんが、こればかりは相手が「自然」だけに何とも言えないのが辛いところです・・・

そんな「台風」ですが、僕の中では「台風」の季節が来ると必ず思い出すことがあります

あれは僕が小学5年生の時だったと思います

僕は毎年、地域で行われる「小学生ソフトボール大会」というものに参加していたのですが、この年もいつものように大会に参加していました

この大会には町内の各地域別に10チーム程のチームが出場し、その中で優勝を争うという、子供とはいえ非常に熱くなるソフトボール大会でした

大会は8月末に開催されるので、「夏休み」の間はほぼ毎朝「朝練」です。その「朝練」が終わった後にラジオ体操に行き、「ハンコ」を押してもらうというのが、僕の「夏休み」の朝のパターンでした

この「ソフトボール大会」は、住んでいる地域ごとに作られた「こども会」というものが主体になっているので、一緒のチームには近所の仲の良い同級生や先輩、後輩がいるという、とても楽しい大会でした

僕らの地域の「こども会」の成績は常に上位で、僕も優勝は2度経験しました。僕が5年生だったこの年も「優勝」に輝いたのですが、今日はその優勝の“裏”にあったある1つの「思い出話」をさせていただきたいと思います

その日は今日と同じように、朝から台風の接近で雨交じりの悪天候でした。それでも大会は雨の中で決行され、僕らは試合を勝ち進み「決勝戦」に駒を進めました

台風による雨風のために、試合に負けたチームや観戦する観衆はほとんどいなく、僕らはほぼ「無観客試合」の状況で決勝戦を戦いました

僕を含めた両チームのほとんどの選手が『この雨の中でやるの?』と疑問を感じたはずです。それでも試合は強行されました。

もちろんそんなコンディションの中で、普段通りのプレーができるはずがありません・・・でも試合をしていく中で、やはり勝負ごととあって、熱いプレーが連発するようになりました

雨で濡れたグランドに飛び込む選手、雨で滑るのを利用してヘッドスライディングをする勇気のある奴も登場し、気がつけばお互いの選手達は“泥まみれ”になっていました

そんな中、試合途中で雨風が尋常でないほどの強さになり、これにはさすがに大会本部も試合を止め、「中止」を決断しました

結局、試合は「両チーム優勝」ということに終わりましたが、『それなら最初から、そうすれよ!』とみんなから大ブーイングが起きたことを今でも憶えています。

『泥だらけになった意味がないじゃん・・・』みんなが文句を言い出す中、大会を運営している中の1人のおっちゃんが、僕らにこう言ったのです

『みんなでラーメン食べにいくぞ!』

『ラーメン?何でこのタイミングでラーメンなの?』みんなはただ首を傾げるだけでしたが、お腹が減っていたので、その「おっちゃん」の言うがままに着いて行くことにしました。

でも、みんな“泥だらけ”なので、とても「ラーメン店」に入れるような状況ではありませんでした。「このままではお店に迷惑をかける」ということは、まだ子供の僕らでも理解していました

するとその「おっちゃん」はどこから持ってきたのか、ラーメン店の前でホースを持ち、僕ら1人1人に水を掛け始めたのです。そしてこれもどこからもってきたのか、大量の「バスタオル」と「着替え」を手渡してくれたのです

僕らはとりあえず着替えて、ラーメン店に入ることにしました

席に座ると店内はほぼ貸切状態で、その「おっちゃん」は僕らに『おじさんがご馳走するから、好きなもの食べていいからな!』と言うのです

『えっ?いいの?』と思いながらも、みんなお腹が減っていたので大喜びで好きなラーメンを注文しました

数十分後、ラーメンを食べてお腹をいっぱいにした僕らは「おっちゃん」に御礼を言い、ラーメン店を後にしようとしたのですが、外はまだもの凄い雨でとても身動きのできる状態ではありませんでした

『大丈夫かな、この雨いつ止むのかな・・・』と思っていると、何と「おっちゃん」がみんなを車で家まで送ってくれるというのです

『何て良いおっちゃんなんだ僕らは素直にその言葉に甘えることにしました。僕もラーメン店から家まで送り届けてもらい、最後にもう一度御礼を言いました

外の天気は「台風」で大雨でしたが、僕の心の中は「快晴」、そんな感じの1日でした

その「おっちゃん」は実は僕の街で「スーパー」を経営する方で、あれから25年以上経った今でもその「スーパー」は存在します。たまにその「スーパー」に行くと、その「おっちゃん」に会うこともあるので挨拶をしますが、その顔を見るたびに、あの時の「台風」と「ラーメン」の思い出が頭をよぎります

ちなみにその「おっちゃん」は、僕を「石原軍団」に入れようと本気でしたことのある方です。どういう“コネ”があるのか知りませんが、本気で僕を「石原軍団」に紹介しようとしていたそうです

「台風」が来ると、この「おっちゃん」と「ラーメン」のことをつい思い出します。それは来年も再来年も、この先ずっと変わることはないと思います

実は先程の話の中で出てきたソフトボールの試合をしたグランドは、今僕が勤めている職場の目の前にあるグランドなんです。思い出のグランドとなったその目と鼻の先で25年後、僕は仕事をしているなんて、これも“運命”なのかもしれませんね

今日もそのグランドがあの日と同じように雨で水浸しになっているのをこの目で見て、僕の記憶に、あの日の出来事がまた鮮明に甦りました

明日は尋常ではない記録的な大雨が予想されます。皆さんも気象情報はマメにチェックして、出かける際には十分に気をつけてくださいね。また、雨による被害が起きそうな危険な場所、河川や地盤の弱いところなどには絶対に近づかないようにしてくださいね

被害があまり出ず、そして少しでも早く台風が去り、天候が回復してくれることを本当に心から祈っています

それでは今日はこのへんで。がんばろう、日本!

<今日の名字しりとり> 多喜荘(たきそう)さん→運上(うんじょう)さん、昔アイスホッケーの日本リーグで「コクド」の選手として活躍し、後には監督にもなった「運上」という名プレーヤーがいた記憶があります。そんな「運上さん」は全国には350名程いるそうです。

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