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2011年8月11日 (木)

今だに信じられない・・・

こんばんにゃ~ 北の猫男爵です

それは、8月2日のことでした・・・

『えっ!?ウソ・・・マジで?何で?』

それが、僕がそのニュースを聞いて最初に発した言葉であり、衝撃でした

そしてその2日後、その“衝撃”は“悲しみ”へと変わりました・・・

サッカー選手松田直樹さんが34歳という若さでこの世を去って、今日でちょうど1週間が経ちました。今だに僕にはこの事実が信じられません

「ミスターマリノス」、サッカーの名門「前橋育英高校」を卒業し、18歳でJリーグの門を叩いた一人のやんちゃなサッカー小僧はいつの間にかそう呼ばれる存在になっていました。

昨年12月に、16年間在籍したマリノスを去ることになった際に彼が言った、『俺、マジでサッカー好きなんですよ。』その言葉が僕は今も忘れことができません。

僕が初めて彼を知ったのは、彼が新人として活躍していたJリーグの試合です。どこのチームとの対戦だったかまでは覚えていませんが、とにかく新人とは思えない強い当たりと、強気の表情が強く印象に残っています。『誰だこいつ?』それが僕の第一印象でした

でも、僕が彼の魅力にどんどんと引き込まれていくのにそんなに時間は要しませんでした

1996年のアトランタ五輪、日本はあのメキシコ五輪以来、実に28年ぶりに五輪に出場しました。その時の五輪代表チームで、DFの要として松田も選出されました

日本中を歓喜させた「マイアミの奇跡」と呼ばれたブラジル戦、その試合にももちろん松田は出場していました。

僕がその試合で一番印象に残っているのが、相手選手が日本の選手にファールをした時の松田の姿です。「ブラジル」ということに物怖じせず、相手選手に近づき睨みつけるその態度に、僕は『こいつは凄いな~』と感心したことを思い出します

真剣にサッカーに対して向き合っているからこそ、相手とか立場とか関係なく、そういう行動が自然とできる人だったんでしょうね

時にそれが“仇”となることもあり、監督やチームメイトと衝突することもあったり、Jリーグでの退場回数も歴代位という記録を残すほど、熱いプレーをする選手でもありました

でもその裏表の無い、不器用だけど真っ直ぐな男が“松田直樹”なんでしょうね。今回のことで、数多くの選手や監督、関係者からコメントが述べられていますが、その言葉のどれを見ても彼の人間性が凄く伝わってきます

松田は中田英寿宮本恒靖(現神戸)と同年代で、U-17、U-20、五輪、W杯、コンフェデ杯と全ての年代とカテゴリーで日本代表に選出された数少ない選手の1人です

2002年の日韓W杯開幕が近づき、レギュラーの座をほぼ支柱にしていた松田は、当時の監督トルシエ氏と衝突し、無断で遠征先から帰国したこともありました

黙って監督の言う通りにしていれば確実に試合に出れたのに、彼は納得のいかないことは誰であろうと正面からぶつけていく人でした。そのこともあり、彼は一時代表を離れますが、本番のW杯でトルシエは彼を自分が一番大切にしている戦術「フラット3」の1人としてレギュラーで起用し、そして見事に日本のベスト16進出に貢献したのです

「ダメなものはダメ、納得のいかないものはいかない!」

それはよく考えればプロとして当たり前の精神なんですよね。妥協することはプロとしては失格なのかもしれまんよね。そんなことを僕は、彼のプレースタイルから感じ取らさせてもらえたような気がします

彼がプロとして生涯でプレーしたチームは2チームだけです。「横浜Fマリノス」、そして今年から籍を置いた「松本山雅FC」です

マリノスでもそうでしたが、松本山雅でも彼は誰よりもサポータに愛される選手でした。彼が残した実績や功績も素晴らしいものがありますが、それよりも何よりも彼の存在感の大きさが、チームメイトにとってもサポーターにとっても一番の財産だったのではないでしょうか・・・

彼の人柄を象徴するこんなエピソードがあります

彼は負傷で離脱している選手や退団が決まった選手の名前を、自分のアンダーシャツに書いて、そして試合に挑んでいました。「いつも一緒に戦っているぞ!」彼は、そんな熱く思いやりのある男だったのです。

ですから、今度は国内外問わず彼にお世話になった選手みんなが、彼の名前をしっかりと胸に刻み、試合に挑んでいって欲しいと僕はそう願っています

国内リーグ出場400試合18得点、日本代表出場40試合1得点、これが松田直樹という純粋にサッカーを愛した1人のサッカー選手が残した成績です

彼は僕が好きなサッカー選手の一人でした。正直、今もまだこの事実を信じられません

『どうしたのみんな、そんな顔して?』

無邪気な顔で、彼がユニホームを着てピッチに帰ってくるように思えてしかたありません

僕は生涯、松田直樹という、男気があり思いやりのある、そして誰よりもサッカーが大好きだった一人の男がいたことを忘れることはありません

彼が亡くなった8月4日は、僕の37回目の誕生日でした。これも何かの“縁”なんでしょうかね。もちろん彼のことは忘れませんが、毎年僕の誕生日が訪れるたびに、僕は心の中で彼の屈託のない笑顔を思い出すことでしょう

ありがとう、松田。そして本当にお疲れ様でした

それでは今日はこのへんで。がんばろう、日本!

<今日の名字しりとり> 浦島(うらしま)さん→牧野(まきの)さん、このお名前は良く耳にしますね。僕の知り合いでもいます。でも一番印象深いのは、ドラマ『花より男子』で小栗旬演じる花沢類が、「ま~きの」と名前を呼ぶシーンです。そんな「牧野さん」は全国に10万人程いるそうです。

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