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2011年8月17日 (水)

栄冠は君に輝く~6回裏~

こんばんにゃ~night 北の猫男爵ですcat

ここ数日間、十勝地方は雨の日rainが続いていますが、この十勝の天気とは逆に、毎日熱戦が繰り広げられている阪神甲子園球場では、今日から「準々決勝」が始まり、いよいよ大会も終盤へと差し掛かってきましたbaseball。今年の大会は雨にあたることもなく、非常に天候には恵まれた大会といえるのではないでしょうかhappy01

さてそんな今日はシリーズ企画でお送りしている、北海道に「感動」と「勇気」を与えてくれた駒大苫小牧高校の活躍を振り返る企画「栄冠は君に輝く」第6回をお送りしますpaper

皆さんもどうかご一緒に、時計の針clockを今から6年前の2005年夏に巻き戻してみてくださいconfident

前年、見事に北海道勢初の「全国制覇」という快挙を果たした駒大苫小牧は、この年も主将の林君を中心としたチームワークの良さと底力を発揮し、準決勝に進出してきましたscissors。そしていよいよ、「夏連覇」という偉業達成まであと「2つ」となったところで迎え撃つ相手は、超高校級の選手を揃えたスター軍団、大阪桐蔭高校でしたsign03

<準決勝> 対「大阪桐蔭」

この日の先発は2年生のマー君、強打の大阪桐蔭相手に序盤から三振の山を築く好投を見せますshine

そして、その姿に打線がすぐに応えますgood

2回にこちらも2年生の鷲谷君が先制のタイムリー2塁打を放つと、そから4本の長短打などで一気にたたみ込み、大阪桐蔭のエース辻内君(現巨人)からこの回5点を奪い、大きくリードしますup

しかし相手は大阪桐蔭、このまま終わるわけがありませんでしたpaper。駒苫の打線はその後、復調した辻内君の前に沈黙しdown、序盤相手打線を封じ込めていたマー君も徐々に打たれ始めてきましたbearing

大阪桐蔭は4番平田君(現中日)、5番中田君(現日ハム)という、スーパースターが名を連ねた爆発力impactのある選手がたくさんいるので、ちょっとでも気を抜くと大量失点へと繋がってしまいますbearing

そしてその“嫌な予感”が的中してしまいましたbearing。7回、大阪桐蔭はマー君をとらえ、辻内君の2点本塁打を皮切りに、8回にはさらに2点を入れ、遂に「5対5」の同点に追いついたのですsign03

『やっぱりそう簡単にはいかないな・・・強いな大阪桐蔭は・・・』僕はそんなことを思いながらこの試合を観戦していましたtv

マー君がマウンドを降り、試合は9回でも決着がつかず、延長戦に突入することになりましたbell。連覇を目指す駒大苫小牧にとって最大な試練が訪れていましたbearing

そして迎えた延長10回表、チームを勝利に導いたのはやっぱり彼でしたsign03主将で1番の林君が2塁打で出塁しますbaseball。このヒット1本が、2回以降完全に辻内君に抑え込まれていた、そして同点に追い付かれていた暗いチームのムードを一変させましたup

林君とともに昨夏の優勝を経験している2番の五十嵐君がきっちりバントを決めて1死3塁、ここで登場したのは今大会絶好調の3番辻君ですshine

僕はもう、天に祈る思いでしたbearing『頼む、打ってくれ、辻!』

栄冠は君に輝く〜6回裏〜

そして想いは届きましたshine

辻内君が渾身の力を込めて投じた直球baseballを見事に弾き返す2塁打を放ち、遂に「6対5」とリードをすることに成功しましたscissors

その裏、マー君の後を継ぎマウンドを上がった吉岡君が、最後は4番の平田君を三振に斬ってとり、見事に駒大苫小牧は「6対5」で大阪桐蔭を破り、2年連続の決勝進出を決め、史上6校目となる「夏連覇」までいよいよ「あと1つ」というところまでたどり着いたのですgood

前年に夏の甲子園を制し、そしてその翌年も優勝するということがいかに難しいことか、それを裏付けるデーターがありますpaper

「夏連覇」を最後に達成したのは、1948年(昭和23年)の小倉高校(福岡県)なのですが、それ以降の56年間で前年の優勝校が翌年も甲子園に戻ってきたのはわずか16校だけ、さらに決勝に進出できたのは1984年(昭和59年)のPL学園と、この駒大苫小牧のたった2校だけなのですsign03

いかに2年続けて夏の甲子園の決勝に駒を進めることが、険しき道なのかということがよく分かりますpaper。でもその“険しき道”を潜り抜け、駒大苫小牧は57年ぶりに「歴史の扉」を開こうとしているのですdoor

僕はこの時の興奮を今でもしっかりと憶えています。北海道だけでなく全国の高校野球ファンが毎日テレビtvに釘付けになり、駒大苫小牧に熱い声援を送っていたことをconfident

2005年8月21日、決戦の日は訪れました。

<決勝戦> 対「京都外大西」

満員の観衆が見守る中、いよいよ決勝戦が始まりましたbaseball

決勝戦の先発はエースナンバーを背負った3年生の松橋君でしたが、初回に京都外大西に先制点を与える苦しいスタートとなりましたbearing

しかしその裏、すぐに主将の林君がヒットを放ちチャンスを作ると、辻君の内野ゴロの間に生還し、すぐさま同点に追いつきましたscissors

その後、試合は膠着状態が続きますが、駒大苫小牧が5回と6回に1点ずつを取り「3対1」とリードを広げますwink

7回には京都外大西に同点に追いつかれますが、その裏にその“嫌な流れ”を変えたのは、またしても主将の林君でしたsign03

セーフティーバンドをして魂のヘッドスライディングで内野安打で出塁すると、辻君の内野ゴロの間に生還し、さらには岡山君のタリムリーでもう1点を追加し、「5対3」とリードを広げますshine

このリードを5回からマウンドに上がったマー君が、気合いのこもった投球で守りますbaseball。そして遂に9回2アウト、あと1アウトで夢の「夏連覇」というところまでたどり着きましたsign03

栄冠は君に輝く〜6回裏〜

そして、マー君が渾身の力を込めて投じた直球baseballは捕手の小山君のミットに見事におさまり、三振でゲームセットsign03

この瞬間に、駒大苫小牧は57年ぶりの夏連覇の偉業を見事に達成しましたshine。この最後のマー君が投じた直球は何と自己最速の150kmを表示していましたbaseball

『やったー!!凄いぞ駒苫!!』と感動と興奮でウルウルするcrying僕の目には、マウンドに集まり優勝を大喜びで表現する選手の輪がありましたshine

栄冠は君に輝く〜6回裏〜

人差し指を天高く突き上げるお馴染みのポーズですgood

昨夏、先輩たちが同じ場所で行ったこのポーズをみんなでできる、その喜びは格別だったことでしょうhappy02

昨夏の大会記録を作った攻撃的なチームとは違い、この年は主将の林君を中心に守備の固い、そしてそつのない攻撃をする、非常にバランスの良いチームでしたshine

開会式の時に自分の手で返還した深紅の大優勝旗を、閉会式で再び手にした林君は、『やっぱり重いですね』と言いながら涙ぐんでいましたweep

昨夏は2年生として先輩達に支えられながらの優勝でしたが、この大会は主将としてチームを牽引しての優勝、重くのしかかる重圧、辛さ、苦しみ、それは言葉では語りきれない程の1年間だったと思いますbearing

それだけに彼が流した涙は、本当に価値のある、そして誇りにもなる「涙」だったのではないでしょうかconfident

甲子園の澄んだ青空に向かい、林君が『みんな、最高だ!』と叫んだあの瞬間を、僕は6年経った今でも忘れることがありませんconfident

『本当にみんなよく頑張った!素晴らしい夏連覇だよ。』と思う気持ちと同時に、『何て高校野球は素晴らしいんだ!』と本当に心から感じた、そんな夏の一日でしたhappy02

2005年の夏は、駒大苫小牧の57年ぶり史上6校目の夏連覇という偉業で幕を閉じたわけですが、この伝説にはまだ続きがありますgood

夏連覇に大きく貢献したマー君や4番本間君を中心として新たなチームが、今度は1933年(昭和8年)の中京商以来、史上2校目の「夏3連覇」という大偉業に挑んでいくわけですが、このお話はまた次回からのお楽しみですhappy01

それでは今日はこのへんで。がんばろう、日本!

<今日の名字しりとり> 道端(みちばた)さん→為口(ためぐち)さん、「為口さん」という先輩がもしいたら、「為口先輩」という呼び方になりますね。何か変な感じですね(笑)そんな「為口さん」は全国に50名程いるそうです。

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