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2011年8月 8日 (月)

栄冠は君に輝く~5回表~

こんばんにゃ~ 北の猫男爵です

今日も暑かったですね~

これで3日連続の「真夏日」ですこれだけ暑い日が続くと、体も慣れてきちゃうから不思議なものですよね

しかし今、この“猛暑”を遥かに超える熱気で溢れている場所があります。それは高校野球が開催されている阪神甲子園球場です。全国各地から集まった球児たちによる熱戦は、日本中に大きな感動と勇気を与えています

熱気で熱いのももちろんですが、真夏の甲子園のグランドは40℃を超える灼熱地獄だそうです。そんな中で「青春」の全てをかけて、全力でプレーしている球児たちの姿には、いつも本当に清々しさを感じます

明日はいよいよ、地元十勝の白樺学園が第3試合に登場します。悲願の甲子園初勝利に期待が膨らみます

そんな今日は、北海道の高校野球ファンのみならず、全国の高校野球ファンにたくさんの感動と勇気をもたらした、駒大苫小牧高校の「栄光」と「挫折」を、僕自身の思い出とともに回想するシリーズ企画『栄冠は君に輝く』第5回をお送りしたいと思います

どうぞ皆さんも、記憶を今から6年前の夏、2005年の夏に巻き戻してみてください

2005年夏の地方予選南北海道大会、数ヶ月前の春の甲子園大会2回戦での敗戦後、チームは立ち直るきっかけを失ったまま、春季全道大会に出場したのですが、1回戦で我が十勝代表の白樺学園に敗戦を喫してしまいます。見えないところで選手達に、「昨夏の全国優勝校」というプレッシャーが重くのしかかっていたのでしょう・・・

『今年の駒苫は弱い・・・』

『あの強い駒苫はどこへ行ったんだ・・・』

そんな声が聞こえる中、選手達は主将の林君を中心にもう一度“初心”に帰り、強い結束力と団結力でチーム再生をはかりました

そして選手達は春の選抜大会、春季全道大会の敗戦を糧に大きく成長を遂げていきました

『みんなで甲子園に深紅の大優勝旗を返しに行こう!』選手達の心はひとつでした

南北海道大会では林君を中心とした打撃陣に加え、エースに成長した2年生のマー君、昨夏の甲子園経験メンバーである松橋君吉岡君という投手陣も好調を持続し、決勝戦では北照高校に「5対4」と勝利し、見事に3年連続5回目の甲子園出場を決めました

2005年8月、春の選抜大会以来約4ヶ月ぶりに帰ってきた甲子園では、「駒大苫小牧の夏連覇なるか!」この話題で持ちきりでした。

春の選抜大会で感じた同じ重圧、それが選手達にまた襲い掛かります。でも、明らかにあの時とは選手達の気持ちが変わっていました

『僕達は挑戦者だ。今、自分たちのできる野球を、この甲子園で全力ですることだけに集中しよう!新チームでの甲子園初戦を突破しよう!』

これが駒大苫小牧の姿であり、そして強さの所以なんだと僕は後でそう感心させられました

この年の大会には、駒大苫小牧の連覇を阻止しようとするライバル校が数多くいました。春の選抜を制し「春夏連覇」を目指す愛工大名電(愛知県)、昨夏の決勝で駒大苫小牧と壮絶な試合を演じた済美高校(愛媛県)、超高校級の選手を揃えた大阪桐蔭(大阪府)など、どのチームも虎視眈々と優勝を狙っていました。

そんな中、第87回全国高等学校野球選手権は開幕しました

駒大苫小牧が登場したのは8月11日、大会第6日目の2回戦からでした

<2回戦> 対「聖心ウルスラ高校」(宮崎県)

緊張感と異様な空気に包まれる中、駒大苫小牧の選手たちは勢いよくグランドに飛び出していきました

『頑張れよ駒苫!思い切っていけー!!』僕もテレビの前でやや興奮しながら声援を送りました

栄冠は君に輝く〜5回表〜

この日の先発はエースナンバーを背負う松橋君でした。1年前の夏に見せたあの豪快なピッチングを見せてくれ

初回、松橋君はきっちりと相手打線を「0」に抑えて上々の立ち上がりを見せてくれました

そしてその裏の駒苫の攻撃!

栄冠は君に輝く〜5回表〜

口火を切ったのは、やっぱりこの男でした主将の林君です。トップバッターを打つ彼の2塁打をきっかけに、初回に見事に先制点をあげます

その後も2番打者の辻君の3安打という活躍などもあり、駒大苫小牧は着実に追加点をあげます。投げては松橋君が2安打完封という素晴らしいピッチングを見せ、「5対0」というスコアで見事に大事な初戦を突破しました

『やっぱり強いな~駒大苫小牧は。この強さなら連覇も夢じゃないぞ!』僕は心の中で静かにそう思いました

<3回戦> 対「日本航空高校」(山梨県)

この日の先発は2年生のマー君でした。マー君は立ち上がりから伸びのある直球と鋭い変化球を武器に三振の山を築きます

1回裏、駒大苫小牧は林君が出塁し、3番に座った絶好調の辻君の犠牲フライで見事に先制します

栄冠は君に輝く〜5回表〜

1番の林君が塁に出て、そして中軸が返す。これが駒苫の必勝パターンです

栄冠は君に輝く〜5回表〜

さらに駒大苫小牧は2回に猛攻を見せます。満塁から岡山君の2点タイムリーなど、5連打で5点をあげて試合を決めました

投げてはマー君が8回途中まで12奪三振の好投を見せ、最後は吉岡君が締めて、「13対1」で勝利し見事にベスト8進出を決めました

選手達が「1戦必勝」を貫く中、道民の想いは「夢の夏連覇」へとおのずと向かっていきました。もちろん僕の願いも「夏連覇」そのひとつだけでした

<準々決勝> 対「鳴門工業高校」(徳島県)

野球処「徳島県」代表の鳴門工業は、「うずしお打線」という強力な打線が売りのチームです。この打線を駒大苫小牧の投手陣がどう抑えるか、僕はそこにポイントをおいていました

そんな僕の予想通り、鳴門工業打線は初回から爆発します。初回にいきなり2点をあげ、ゲームを支配します。

“追う展開”というここまでの2試合にはない展開に、若干僕の脳裏に不安がよぎりました・・・

しかし、その不安を打ち消してくれたのはやっぱり彼でした

栄冠は君に輝く〜5回表〜

1回裏、先頭打者の林君が見事にライトスタンドへ本塁打を放ち、この嫌な流れを断ち切ってくれましたさすがは頼れるキャプテンです

しかしこの日の駒大苫小牧は大苦戦を強いられます。その後、3回と7回に鳴門工業に追加点を入れられ、気がつけば「1対6」・・・7回にきてこの差は正直厳しいものがありました

でも僕は信じていました。昨夏のチームもそうでしたが、これまで幾度となくこういう状況をひっくり返したきた駒大苫小牧の底力を、そして甲子園にいる神様の力を

そしてそれが現実となったのは7回裏でした

ここというところで見せる駒苫の選手の集中力、それはすさまじいものがあり、死球と犠打を挟んでの4連打で一気に1点差に詰め寄ると、4番本間君のタイムリーで同点に追いつき、さらに岡山君の犠牲フライで、遂に「7対6」と逆転に成功したのです

この大逆転劇には僕もその興奮を抑えることができず、大きな声をあげて喜びを表現したことを憶えています。これなんですこの「底力」が駒大苫小牧の真骨頂なんですよね

逆転した後も、3回からリリーフしたマー君がピシっと締め、「7対6」で鳴門工業に勝利しベスト4進出を決めました

僕は小さい頃から高校野球が大好きで、幾多の名勝負を見てきましたが、本当にこの駒大苫小牧の“強さ”というか“集中力”には、スバ抜けた力を感じました

『このチームなら、間違いなく先輩達が成し遂げた全国制覇をもう一度達成できる!』僕はこの試合後、そう強く確信したことを今でも憶えています

そして次はいよいよ、「夏連覇」へ向けての最大の難関である準決勝の大阪桐蔭戦になるかけですが、この続きは次回の『栄冠は君に輝く』でご紹介することにします

それでは今日はこのへんで。がんばろう、日本!

<今日の名字しりとり> 石崎(いしざき)さん→木戸(きど)さん、僕らの時代の「木戸さん」といえば、1985年の阪神タイガース日本一の正捕手であった木戸選手です。そんな「木戸さん」は全国には27000人程いるそうです。

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» 祝白樺学園甲子園初勝利 [時々時事爺]
やったねっ [♪/]駒大苫小牧で初めて優勝旗が津軽海峡渡ったけど、それまで北海道のチームは弱くてさ [あははっ/]一回戦突破しただけで大騒ぎ、二回戦、三回戦に進もうもんなら、北海道民全員が浮足立っちゃ...... [続きを読む]

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