まんじゅう屋のおじさん。
こんばんにゃ~ 北の猫男爵です
今日、仕事の合間に家にいると、一本の電話
が鳴った・・・
電話に出たのは父。父は僕を呼び受話器を渡してくれた。
僕は電話に出た。電話の主は、僕の家の近所の元まんじゅう屋のおじさんだった。
まんじゅう屋のおじさんは、もう80歳を越える高齢で、まんじゅう屋さんはとっくに閉店して今ではお店の跡形もない。最近では歩くのもやっとで、奥さんが病院に入院しているので、一人暮らしをしている
僕が子供の頃は、おじさんが作るまんじゅうを買いに、ばあちゃんから貰ったお駄賃を手に、よく姉と一緒にお店に行ったものだ
その、まんじゅう屋のおじさんからの電話に出た僕はおじさんの話を聞いた
『おじさん、自分で畑仕事したんだけど、こわくて一人ではできないから、手伝ってくれる?』
僕はおじさんのお願いを快く引き受けた
畑はそんなに広くはない畑だった。面積にすれば畳、2畳くらいの広さだろうか・・・でも、おじさんにしてみれば、その広さでも苦痛なんだろう
時間にして約20分くらいの作業を終え、僕はおじさんに言葉をかけて、その場をあとにした。
考えてみれば、子供の頃はよく話をしたおじさんと、久しぶりにちゃんとした会話をしたような気がする
大人になった僕はいつしか、知らず知らずにおじさんの存在を忘れていたのかもしれない
元気で威勢の良かった、まんじゅう屋のおじさんの背中は丸くなり、昔の面影はなかった・・・
確実に人間は「歳」を取る生き物なんだということを、今日は実感したような気がする。
まんじゅう屋のおじさんが、少しでも長生きしてくれる事を祈ってます
それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)
<今日のMIP> まんじゅう屋のおじさん(若い頃はテニスが相当、上手だったと聞いたことがあります。)
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