謎を解けるか1億人!?
こんばんにゃ~ 北の猫男爵です
先日、部屋の掃除をしていたら謎のダンボールの中から大量のファミコンソフトが出てきました。久しぶりに陽の目を見たファミコンソフトたちは、どれもこれも懐かしいものばかりで、僕の子供の頃の記憶が一気に走馬灯のように蘇ってきました
僕と同じくらいの年齢の30代前半から半ばの人たちは、俗に言う「ファミコン世代」ですファミコン全盛期を知る僕達は、明けても暮れてもファミコンに夢中になっていた、そんな世代です。もちろん僕もその一人で、数え切れないほどのソフトで遊んだ事を思い出します
そんな懐かしきファミコンソフトを久しぶりに眺めていると、ある事に気がつきました。僕が持っていたファミコンソフトの一部にアドベンチャー系といわれる“推理もの”が多いという事です
確かに僕は昔から推理小説とか、推理ドラマとかが好きでよく見ていた記憶があります。それは今も、もちろん変わっていません
そんな幾つかのアドベンチャー系のソフトの中で、まず真っ先に僕の目に飛び込んできたのがこれです
『たけしの挑戦状』です!
このソフトには思い出がいっぱいあります。まずこのソフトは見てわかるようにビートたけしが監修した作品で、当時ビートたけしが大好きだった僕はこのソフトを購入するにあたり、お店に予約した事を鮮明に憶えています
帯広駅にあるステーションデパートの地下1階に、ファミコンソフトを取り扱っているお店があって、当時小学6年生だった僕はそこに友達と一緒に汽車に揺られて買いに行った記憶があります
しかも、実はこのソフトの発売日前日にビートたけしが、あの有名な「フライデー襲撃事件」を起こしたため、僕は当日『ちゃんと発売されるのかな・・・』と不安に思いながら買いにいった記憶があります。結果的には予定通り発売したので何の問題もなかったのですが
家に帰り、早速このゲームを開始してみると、その難しさというか、意味不明さというか・・・のちにこのゲームが「クソゲー」と呼ばれる事が徐々に僕にもわかってきました。このゲームをした事のある方ならこの気持ちはわかりますよね?(笑)
このゲームのキャッチコピーは『謎を解けるか1億人!』だったのですが、おそらくこのゲームを攻略本なしに、自力でクリアできた人は1人もいないのではないかと思います
もちろん僕も最終的には攻略本を手に入れたのちにクリアしたのですが、絶対に攻略本がないと解らないような事ばかりでした。でもこのソフトは、ファミコンのⅡコンのマイクを使って歌を歌ったりする事ができたので楽しい面も少しはありました
このソフトは主人公であるサラリーマンが島に眠っている財宝を探しに行くという内容なんですが、いきなり人に殴られたり、かと思えばハングライダーに乗って島まで飛んでいったりと、ハチャメチャな内容でした
クリアするためには、何もしないでコントーロラーを1時間放置することも条件となっており、だから絶対に攻略本なしではクリアできるわけがないんです
また、裏技としてはオープニング画面でパンチを2万回繰り返せばエンディング直前の状態までいき、最後のエンディングを見る事もできるというビートたけしならではの、くだらなさが溢れかえったソフトでした
しかしながら、このソフトがビートたけしが監修したという点では子供達に大人気で、80万本の売り上げを記録したそうです。これは同じ年の1986年に発売されたあの「ドラゴンクエスト」の第1弾と同じくらいの大ヒットだったそうです。
そして、この「たけしの挑戦状」が出る1年前の1985年に、僕はどうしても欲しくて欲しくて仕方がないソフトがありました。それがこれです
『ポートピア連続殺人事件』です。
これはあの「ドラゴンクエスト」でおなじみのエニックスが発売した作品で、ファミコン初のアドベンチャーゲームとして有名な作品です
当時、小学5年生だった僕は父に頼み、出張のお土産としてこれを買ってきてくれた事を今でも鮮明に憶えています。このソフトはすごく欲しくてたまらいソフトだったので
早速その日から、僕はテレビの前に座りっぱなしでした。オープニングでパトカーのサイレンに合わせ、主人公の「ヤス」が登場してくるところからゲームが始まるのですが、このソフトの魅力は、ゲーム中に電話をかけたり、色々な場所へ移動し「捜査」をする事ができ、自分が刑事になったつもりで楽しめるという、まさに推理アドベンチャーにふさわしいその内容でした
迷路に入り壁を叩くと、隠し金庫が出てきたりするなど、そのクリアまでの道のりはハードなソフトでしたが、毎日友達が僕の家に遊びに来て、『あーでもない、こーでもない』と言いながら、推理し合った事を思い出します
その「ポートピア連続殺人事件」の発売から2年後の1987年に僕が購入したのがこのソフトです
『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』です!
たった2年の間に画像も一気にリアルな画像になり、推理の仕方もより複雑化していた事を今でも憶えています。舞台が僕の住む北海道であることから、アドベンチャー系が好きな僕はすぐにこのソフトを購入しました。
とにかくこのゲームにはかなりハマりました来る日も来る日もクリアに向けて、毎日テレビに向かっていました。親に怒られては『あと少しだけ!』と言いながら、クリアしたい一心で難解に挑んだ記憶があります。
内容というかストーリーは実に奥が深く、本当にサスペンスドラマを見ているかと思うような物語になっていました。地元である北海道の見慣れた場所や地名が出てくる事から、内容が殺人事件というわりには非常に親しみやすいソフトでした
このゲームの結末は、予想以上に泣けるストーリーになっており、まだ子供だった僕でもウルウルした記憶があります
「ポートピア連続殺人事件」と同様に、この「オホーツクに消ゆ」を手掛けたのは、ファミコン業界では名の通ったあの有名な堀井雄二さんで、もうひとつの作品「軽井沢誘拐案内」と合わせて、その3作品を「堀井ミステリー三部作」と称されてもいます
その後、僕が夢中になったのものでは、スーパーファミコンになりますが「かまいたちの夜」という推理アドベンチャーソフトがあり、これは当時大学生だった僕が友達から借りて、夜中に部屋を真っ暗にして楽しんでいたのですが、そのリアルさと音楽が絶妙に恐怖をかもし出し、ガチで怖くなって我慢できなくて部屋の電気を点けなおした記憶があります
最後にもうひとつ、この「ブルートレイン殺人事件」は、確か僕が「オホーツクに消ゆ」をクリアして、次なる推理アドベンチャーソフトを探していた頃に、近所でファミコンソフトの激安セールをしていて、このソフトがそこにあったので格安で購入したのですが、何とたった3時間でクリアしてしまったというソフトです
なぜこのゲームを売らずにまだ手元においてあったかは謎ですが、僕の中では最短クリアの思い出しかないソフトです。それでも、他のソフトと一緒にダンボールの中に眠っていたのですから、僕の大事な大事な宝物です
今日は昔懐かしき、ファミコンソフトを当時の事を思い出しながらご紹介しましたが、みなさんは昔の思い出が強く残るソフトなどは今も手元にあったりするんですかね?
たぶん今、もう一度「たけしの挑戦状」とかをやっても、攻略本もないので間違いなくクリアはできないと思います。でも、やってみたい気もするな~だって「謎を解けるか1億人!」ですよ 解けるわけないっつ~の(笑)
それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)
<今日のMIP> 小栗旬(やべぇー「クローズZERO」の小栗旬、超カッコイイんですけど!ちなみに僕は共演している山田孝之に似ていると何度か言われた事があります。)
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