コインスナック。
こんばんにゃ~ 北の猫男爵です
僕の子供頃の記憶の中で強く残っている思い出のひとつに「コインスナック」の思い出というものがあります
「コインスナック」、その存在を知っている人は別に何とも思わないでしょうが、知らない人は『何それ?どんな飲み屋?もしかして、コインっていうくらいだから超激安のスナック?』と思う方も中にはいる事でしょう
しかし、残念ながら「コインスナック」とは、言うなれば「大人のゲーセン」のような遊戯場です「大人のゲーセン」と言うと、また何かおピンク系に誤解されそうですが、そうではありません
普通のゲームセンターにあるようなゲーム機が多数あり、そしてそこに色んな食べ物や飲み物の自動販売機などがある、そんな場所なんです
僕の地元にはこのコインスナックが2店舗あり、僕は子供の頃よく行きました。行ったといっても、友達と行くのではなく、仕事を終えた父に連れて行ってもらったのです
コインスナックに出入りする人は、もっぱら食事を兼ねて立ち寄るトラックの運ちゃんや、暇を持て余している大人の人達ばかりで、当時の僕の小学校ではそこには大人同伴でないと立入禁止になっていた場所です
僕の父は以前にもご紹介したように、若い頃は見た目が一見あっち系の風貌で、交遊関係もちょっとイカツイ人ばかりが目立っていたので、僕は幼いながらも父の職業はヤバい仕事だと完全に勘違いしてました。でも父は僕が言うのも何ですが凄く子煩悩で、僕の事を凄く大切にしてくれました。まあ、怒った時はハンパなく怖かったですけど
そんな父は僕をよく「コインスナック」に連れて行ってくれました。なぜかそこにもパンチパーマをかけた父の友達らしき人がいて、ちょっと僕もビビってましたが、そんな事よりも僕はコインスナックの楽しい空間が大好きでした
父が友達と喋っている間、僕はインベーダーゲームや野球ゲームなどで遊び、喉が渇けばジュースを飲んだりして楽しんでいました。そして父とそこで一緒に食べる、「うどん」と「そば」が僕は大好きでした
後で解った事なんですが、そこによくいりびだっていたパンチパーマの人は本物のあっち系の人だったみたいです。しかも、かなりの幹部・・・
一応、父の誤解を解くために説明しますと、その人と父は中学校の同級生というだけで、危ない繋がりは一切ありませんのでご安心を。っていうか、あったらこんな笑い話はできませんけどね
そんな懐かしき「コインスナック」の思い出の中で僕が一番印象に残っているが、ハンバーガーの自動販売機です。確か1個200円ぐらいだったと思いますが、これがめちゃくちゃ美味いんです僕がコインスナックに行く楽しみのほぼ8割が、それを食べれるという事でした。その当時の僕にしたら、ファーストフードのハンバーガーよりも、断然ここのハンバーガーのほうが大好きでした
今ではコインスナックじたいがもう存在しないので、あのハンバーガーを食べる事ができないのが非常に残念ですが、あの自動販売機がまだ日本のどこかにもしも存在すれば、忘れられない最高の美味を味わう事もできるのかもしれません
今日は僕が子供の頃に、父と一緒によく行った「コインスナック」の思い出についてお話させていただきました
目を閉じると、夏の蒸し暑い夜にコインスナックで買ったハンバーガーを2個手に持ち、父の運転する車の助手席に座った僕が車の窓から入るそよ風を感じながら家に着くと、久米宏が司会を務めるニュースステーションを見ている母と姉がいて、母が『何、またコインスナック行ってきたのかい?』と言い、『いいな~ずるいな~』と言う姉に僕が、『はい、お土産!』と言ってハンバーガーを手渡す、そんな“一家団らん”のワンシーンが蘇ります
できることなら、あの頃に戻ってもう一度あのハンバーガーを頬張ってみたいです・・・
それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)
<今日のMIP> ジャングルポケット(今、僕がイチオシの3人組お笑いコンビです。所属は吉本興業です。その熱い芝居じみたコントが僕は大好きです。今日もついつい「You Tube」で視聴してしまいました。たまにお笑い番組に登場しますので要チェキです。)
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