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2008年12月 8日 (月)

『ガリナオ』 ♯6~飛死る(おちる)~

こんばんにゃ~night 北の猫男爵ですcat

さて、今日は連続妄想ドラマ「ガリナオ」の第six話をお送りします。どうぞ、楽しんでくださいscissors

『ガリナオ』 第six話 「飛死る」(おちる)

<CAST>

湯川遊:猫男爵

松岡さつき:常盤貴子

藤本翼:小栗旬

大林光司:竹野内豊

綿貫亮:山田孝之

『ガリナオ』#6〜飛死る〜

舞台は都内にある、ひとつのあるマンションbuilding

707号室に住む主婦Aはサラリーマンの夫とまだ生後3ヶ月の子供の3人暮らしだった。夫の仕事は朝早くに家を出て、帰りは深夜近くになるという忙しい仕事だった。主婦Aはその生活のほとんどを産まれたばかりの子供と過ごしていた。

そんなある日の午前中、いつものように主婦Aはベランダに出て洗濯物を干していた。

主婦A:今日は天気も良いし、洗濯物もはかどるわ。

赤ちゃん:オギャ~オギャ~!!

主婦A:どうしたの?今、行くからね。ちょっと待っててね。もう少しで全部干し終わるから。

部屋の中で泣いている赤ちゃんにそう呼びかけると、主婦は最後の洗濯物を干すのにペランダの柵によしかかった。その次の瞬間sign03

主婦A:イヤッー!!助けてー!!ウワッー

ドスンッ!!

その鈍い音の先にあった光景は・・・何とマンションの7階から転落downし、血まみれになった主婦Aの姿だった・・・

『ガリナオ』#6〜飛死る〜

ちょうどその頃、その近くのネットカフェpcの中には聖愛大学准教授湯川遊の姿があった。

湯川:なるほど、キャロン・デービスの理論の裏にはこの概念があったのか!ということは・・・

その隣りにいたのは助手の藤本翼だった。

藤本:遊さん、何やってるんっすか?

湯川:いや、実はキャロン・デービ・・・

藤本:遊さん、ネットカフェにいるときぐらいそんな難しい話はやめましょうよ!隣りでマンガ読んでても気になって仕方ないんですよ。

湯川:しかし、翼くん。僕はマンガには興味はない・・・

藤本:何だよ、遊さんが今日は講義がないから行ったことのないネットカフェに連れてってくれっていうから・・・(小声)

湯川:うん?何か言ったか翼くん?

藤本:いえ、それより遊さん、じゃ違うところ行きましょうよ!ここよりも面白いところ知ってるんですよ!

湯川:おもしろいところ?実に興味深い。よし、さっそく行こう翼くん!

二人はネットカフェを出て歩き出していた。と、そこへパトカーがサイレンを鳴らし走っていった。

藤本:遊さん、今のパトカーにさつきさん乗ってませんでした?

湯川:ああ、確かに乗っていたような・・・翼くん、あっちの方が何かおもしろそうだぞ!きっと事件か何かだろう。実に興味深い!行くぞ翼くん!

藤本:また遊さんの病気が始まったよ・・・

そう言うと、二人はパトカーを追うように走っていった。

『ガリナオ』#6〜飛死る〜

現場はさきほどの主婦が転落したマンションだった。遊たちが到着すると、ちょうど死体が運び出されるところだった。

藤本:うわっ・・・こりゃひどいな・・・血まみれだ。

湯川:うん?

ちょうどその時、二人の前に現れたのは城北署の刑事松岡さつきだった。

松岡:はーい、すいません!ここから先には入らないでくださいね。危ないですから。あれ?湯川先生と翼くんじゃない!

藤本:さつきさん、こんにちは。何か事件ですか?

松岡:ええ、ここの7階から女性が転落したの。まだ自殺か事故かは解らないんだけどね。

湯川:自殺の線は無いな。

松岡:何で?今来たばかりなのに、もう何か解ったの?

刑事:おい!松岡行くぞ!

松岡:ごめん、何かあったらまた連絡するから。じゃ!

そう言うと、さつきはマンションの中に消えていった。

藤本:遊さん、もう何か解ったんですか?ちょっと早くないですか?これで解ったら超能力者ですよ。

湯川:翼くん、実は今まで隠していたが、実は僕は超能力者なんだよ。

藤本:えっ!!まじっすか!!

湯川:嘘に決まっているだろ。さあ、帰るぞ。

藤本:帰るって、もっと現場を見ていかないんですか?何か解るかもしれないじゃないですか?

湯川:あそこを見てみろ。あれは城北署の大林という捜査一課長だ。こっちを見ているだろ。どうもあの人は俺のことを良く思っていないみたいなんだ。これ以上、さつきに迷惑をかけるわけにはいかない。もしどうしても困ったら、さつきから何か連絡があるだろう。今日は帰るぞ。

遊の言う通り、その視線の先には遊の事を見ている大林光司の姿があった。

その2日後・・・

遊の携帯にさつきから電話が入ったmobilephone

湯川:もしもし、湯川だが。

松岡:さつきです。実はまたあなたの手が借りたくて。心配しないで、今日は課長は大阪に出張中でいないから。

湯川:なるほど。で、どうしたらいいのかな?

松岡:一昨日のマンションに来てもらえる?

湯川:わかった。30分後には行けると思う。

松岡:お願いね。

30分後・・・

遊はマンションに到着した。マンションの玄関ではさつきが一人で待っていた。

松岡:ごめんね、急に呼び出して。

湯川:いや、僕は別にかまわないが。

松岡:実は、あの女性の転落は事故死ということで処理されたわ。でも、どうしても私は腑に落ちなくて・・・あなたはどうしてあの時すぐに自殺でないって断言できたの?

湯川:実に簡単だ、死体の右手だ。

松岡:右手?

湯川:右手にシャッツか何かを握っていただろ、しかもまだ濡れたままの。これから自殺しようとするものが洗濯物を持って飛び降りるか?

松岡:さすがね。でも実は問題がもうひとつあって、被害者が転落したのには原因があるのよ。

湯川:原因?

松岡:被害者と一緒に、被害者のベランダの鉄柵も落ちてきたのよ。きっとネジが緩んでいたか老朽化して柵がはずれて、そこによしかかっていた被害者が落ちたものだと・・・だからこの転落は事故ということで処理されたの。でも、ここのマンションは築まだ2年なのよ・・・おかしいでしょ?そんな新築のマンションの柵が壊れるなんて!

湯川:・・・確かに、鉄柵が簡単に壊れるはずなどない。さつきがそう思うのも間違いではない。で、さつきはこれは殺人事件だと?

松岡:はっきりは断定できないけど、その可能性もあるんじゃないかと。

湯川:なるほど。

松岡:そうなると、怪しいのは夫でないかと思ったんだけど。その日は、会社でアリバイがあるし、前もってネジを緩めていたのかと思って調べたんだけど、今のマンションの鉄柵は特殊な部品で作られていて特殊な道具が必要で、素人が簡単にネジを緩めることなど100%不可能なのよ・・・

湯川:壊れた鉄柵か・・・実に不可解な事件だな。さつき、その現場のベランダには入れるのか?

松岡:ええ、入れるわよ。

湯川:とりあえず、そこへ案内してくれないか。

二人は707号室のベランダに来た。

湯川:実に鉄柵がないベランダは怖いな・・・さつき、絶対に押すなよ!

松岡:押すわけないでしょ!私だって怖いんだから。

湯川:実は僕は高所恐怖症なんだ・・・

そう言うと、湯川は腰を引かしながらゆっくりとベランダに足を踏み入れた。そして、下を見ないように上をみている湯川にあるものが目に入ったeye

湯川:うん?

松岡:ねえ、どこ見てるのよ!ちゃんと柵のところを見てよ!ふざけてるの?

湯川:ふざけてなんかいないさ。さつき、あれが見えるか?

松岡:え?あれって?

そう言うと湯川はベランダの上の壁にある小さな傷のようなものを指さした。

松岡:何、あれは?全然気がつかなかったわ・・・あれは、穴?

湯川:これは、もしかして・・・

『ガリナオ』#6〜飛死る〜

遊はベランダから部屋に戻り、そこにあった紙とペンで計算を始めたpencil

『ガリナオ』#6〜飛死る〜

湯川:なるほど、実におもしろい!そういうことか!

松岡:何か解ったのね!

湯川:さつき、この上の階upに住人は住んでいるのか?

松岡:ちょっと待って、昨日一応このマンション全員に調書は取ったから、確か・・・あった!807号室は入居中よ。名前は綿貫亮、22歳。帝都大学に通う学生ね。

湯川:学生の身分でこんな高級マンションか・・・今から、807号室へ行こう!

松岡:えっ?でも・・・

湯川:大丈夫だ、僕に任せろ。心配いらないから。

松岡:・・・う、うん。

二人は807号室の前に来たdoor

ピーンポーンnote

綿貫:はい。誰ですか?

松岡:すいません、城北署捜査一課の松岡ですが、ちょっとお話よろしいでしょうか?

綿貫:はい。

ガチャkey扉が開き、中から綿貫が出てきた。

湯川:ちょっと中に入らせてもらうよ。

綿貫:ちょっと、何ですかいきなり!

松岡:一昨日の事故のことで、ちょっとお聞きしたいことが!

綿貫:あれなら、事故だったんでしょう。この前も色々と話したじゃないですか!

湯川:ちょっとベランダを見せてもらうよ!

綿貫:何ですか!ちょっと!

湯川:やっぱりそういうことか。さつき、間違いない!この事件の犯人はこの男だ!

綿貫:おい、何だよ犯人って!ふざけるなよ!

松岡:とぼけったって無駄よ!

湯川:僕が説明してやるよ。このベランダに開いている無数の穴。君はこの穴から下の階のベランダの鉄柵に、ある化学薬品を地道に落とし続けた。穴の数が無数にあるのは、鉄柵にちょうど落ちるポイントを探した証拠だ。おそらくその化学薬品は硫酸か硝酸、いずれにしても鉄を溶かすことのできる化学薬品だ。君のその地道な作業により、鉄柵は徐々に溶けていき、そして被害者がよしかかった瞬間にその体重の重みで破壊された。おそらく君は、被害者は洗濯物を干す際に柵によしかかるという行動も知っていたのだろう。これは入念に計算された計画殺人だ!

『ガリナオ』#6〜飛死る〜

綿貫:ふっ、そうだよ俺が殺したんだよ!何が悪い!もとはと言えばあの女が悪いんだよ!

松岡:彼女が何をしたっていうの?

綿貫:毎日毎日うるせぇーんだよ!昼も夜もガキが泣いてよ!こっちはレポート書くのに集中できねぇーんだよ!!休みの日となれば、旦那と喧嘩ばかりしやがってよ!うるさくてしょうがないんだよ!だから、静かにするために殺してやったんだよ!何か文句あるかよ!

松岡:あんたね、そんな、そんな事でね、人を殺すなんて・・・ゆ、ゆるさない!

さつきは我慢ができず、思わず綿貫を殴ろうとした。その時!

バチッーン!!

綿貫の頬を殴ったのは遊だった。

湯川:おまえに、人前で弁明する資格などない。黙って暗い鉄柵の中で暮らせ。いいか、その柵はおまえでも壊すことはできないからな!自分がしたことの重さを思い知ってこい!

綿貫:・・・・

そんな遊の姿をさつきは思わず見つめてしまった。

綿貫は駆けつけた刑事たちによってパトカーに乗り連行されていった。

『ガリナオ』#6〜飛死る〜

松岡:ありがとう、また助けられたわ。

湯川:いや、別に当たり前のことをしただけだ。

松岡:あなたが殴ってなかったら、私が殴っていたわ。

湯川:あんな男のために、さつきのその細い手を傷つける必要などない。それに刑事が殴ったら問題になるだろ。

松岡:えっ、じゃ私のために?

湯川:そんなんじゃないよ。あっ、細い手っていうのは間違いだったな。

松岡:ちょっとあなたね!部外者が殴るほうが刑事が殴るよりも問題だと思うけど!まあ、私は何も見てないことにしておくけどね。

湯川:実によく出来た刑事だな

松岡:さあ、これから帰って報告書を作らなきゃ・・・

湯川:あっ、今日は翼くんと合コンの約束があったんだ!

松岡:また、合コン?もういい歳なんだから、やめときなさいよ。

湯川:それもそうだな、今日は帰って寝るとするか。

松岡:たまには素直じゃない。

湯川:まあ、そんな日もありじゃないかな。

そう言いながら楽しそうに話している遊とさつきの姿を、遠目から見ている一人の男の姿があったshadow。その姿は、大阪に出張中のはずの大林であった・・・

さあ、いかがでしたか第six話は。楽しんでいただけましたか?二人の関係がさらに深まる一方で、大林の動きにはさらに謎が深まっていき目が離せませんeye 次回の第seven話も乞うご期待sign03

それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)

<今日の誕生日:12月8日>birthday 藤村俊二(74歳)、大竹一樹・さまぁ~ず(41歳)、和久井映見(38歳)、稲垣吾郎(35歳)、安田顕(35歳)、MINMI(33歳)

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