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2008年12月16日 (火)

『ガリナオ』 ♯7~駒動る(うたれる)~

こんばんにゃ~night 北の猫男爵ですcat

さて今日は、連続妄想ドラマ「ガリナオ」の第seven話をお送り致します。どうぞ、しばしのお付き合いのほど宜しくお願いしますscissors

『ガリナオ』 第seven話 「駒動る」(うたれる)

<CAST>

湯川遊:猫男爵

松岡さつき:常盤貴子

藤本翼:小栗旬

大林光司:竹野内豊

加納健之:内藤剛志

金田一郎:石黒賢

『ガリナオ』#7〜駒動る〜

舞台は都内にある、とあるホテルhotelの和室。ここで将棋界の最高位を争う竜王戦が開催されていた。3勝3敗で迎えた第7戦、お互いに王手をかけている加納健之竜王と挑戦者の金田一郎名人のまさに頂上決戦が今まさに行われていた。

審判員:先手、1五歩。

金田:そうきたか・・・

審判員:後手、2六桂。

加納:なるほど。

審判員:先手、6三歩成。

金田:・・・・

審判員:後手、4三玉。

加納:ふん。

審判員:先手:3三香成。

金田:・・・参りました。

審判員:午後4時18分、後手金田名人、投了により先手加納竜王の勝ちと致します。

加納:う、うう・・・バタッン!!

審判員:どうしました!加納さん!どうしました!

金田:加納さん?おい、大変だ血が流れてるぞ!救急車だ!救急車を呼んで!

将棋の王座をかけた舞台は突如一転、血の海と化したのである!

その頃、城北署の刑事松岡さつきは署内の資料室にいた。

松岡:確かこれね。25年前、お父さんが追いかけていた犯人に殺された事件の調書は!この事件の犯人がまだどこかで生きている・・・許せない!でも、もう時効になってしまった以上は・・・

その時、資料室の扉が静かに開いた。そこに現れたのは捜査一課長の大林光司だった。

大林:松岡、ここで何を調べてる?いえ、ちょっと気になる事件の資料を・・・

松岡:課長こそ何かここに用事ですか?

大林:事件が起きた、松岡、今すぐ現場へ向かえ。

松岡:事件ですか、わかりました。今、すぐに行きます。

さつきは父親の事件に関する資料を元に戻し、資料室を足早に後にした。その姿を確認すると大林は、さつきが見ていた資料を手に取り、何かを察知したような表情をした。

その頃、聖愛大学schoolでは講義を終えた准教授の湯川遊が助手の藤本翼とともに研究室にいた。

湯川:よし、これで今日の講義は終わったぞ。これでゆっくりと楽しめるぞ!

藤本:遊さん、今日何かあるんですか?もしかしたら僕に内緒で合コンとかじゃないですよね!

湯川:翼くん、君の頭の中には合コンしかないのか?

藤本:はい。それは遊さんも一緒でしょ?

湯川:バ、バ、バカを言うな!そんなことよりも今日の大事な対決を翼くんは知らないのか?

藤本:対決?何の対決っすか?

湯川:将棋だよ!加納竜王と金田名人の竜王戦だよ!今日勝ったほうが竜王になる注目の対決だ!

藤本:将棋?遊さん、将棋になんか興味ありましたっけ?

湯川:実は内緒にしていたが、僕は子供の頃から将棋クラブに入っていてね、なかなかの腕前なんだよ。今度、翼くんも一戦交えてみるか?

藤本:は、はい・・・

湯川:そんなことよりもビデオ、ビデオ!ちゃんと録画されてるかな。今日の対決は生放送されているんだ。講義で見れなかったので録画しておいたんだ。よし、入ってる入ってる!さあ、どっちが勝ったかな・・・

その頃、事件のあった現場には関係者から事情聴取をするさつきの姿があった。

松岡:え~と、あなたが加納さんと勝負をしていた金田一郎さんですね。

金田:はい。

松岡:将棋を討っていて、何か気がついたことはありませんでしたか?

金田:いえ、特に・・・ちょうど僕が投了して頭を下げていたら、気がついたら加納さんが倒れて、血が流れて、何が何だか・・・

松岡:そうですか・・・

刑事:松岡さん、鑑識からの結果が出ました。死因は心臓を何か鋭利なもので突き抜かれたことによる心臓停止です。傷跡からは何かレーザー痕のようなものが確認されたそうです。

松岡:レーザー痕?どういうこと・・・

湯川の研究室ではビデオを見ている遊と翼がいた。

湯川:そこは2六角だろ!何やってるんだ金田!

藤本:遊さん、いつになったら決着つくんですか?長くないですか?

湯川:翼くん、将棋とは実に奥が深いんだよ。相手の考えの先の先のさらに先を読む、だからこそ楽しいんだ!そんなに簡単には勝負なんかつかないものだ。

藤本:だって、もう2時間以上見てますけど、全然おもしろくないっすよ・・・

湯川:うん?この手は・・・まさか、いや、そんなバカなことはしないだろ・・・

その数十分後・・・

湯川:あっ!これで詰みだ!

藤本:詰み?

湯川:もうこれ以上どう逃げようとも、勝負が決まったということだよ!加納竜王の勝ちだ!

『ガリナオ』#7〜駒動る〜

湯川の言う通り、勝負は加納に軍配があがり金田は投了した。

『ガリナオ』#7〜駒動る〜

そしてお互いに頭を下げ、礼をした時に加納は倒れた。

湯川:何だ!加納竜王が倒れたぞ!どういうことだ?何が起きたんだ・・・

その時、湯川の携帯電話が鳴り響いたmobilephone

湯川:もしもし湯川だが。あっ、さつきか、どうした?うん?何っ!

そのさつきからの電話は偶然にも、今、遊たちが見ていた将棋会場での事件のことであった。さつきから詳しい事情を聞いた遊と翼は、急いでさつきのもとへと向かった。

松岡:あっ!遊!こっち、こっち!

藤本:遊さん、いつからさつきさんに「遊」なんて呼び捨てで呼ばれる仲になったんですか?もしかしてそういう仲なんですか?

湯川:翼くん、勘違いするな。気の強い女がすぐに人を呼び捨てにしたいだけだ。

藤本:本当かな?

松岡:ここが現場よ。鑑識によると、心臓をレーザーのようなものでひと突きされてるのよ。でも、いくら調べてもそんなものは何も無いし、一応その場にいた人、全員の身体検査もさせてもらったんだけど、何も出てこなかったわ・・・これはいったいどういうことなのかしら・・・

湯川:凶器は無し、しかし実際に人が殺された、実におもしろい事件だ。きっとどこかに隠された秘密があるはずだ。翼くん、持ってきたビデオを見せてくれ。

藤本:はい、了解です。

松岡:ビデオ?

藤本:実は、さっきまで遊さんとこの対決のビデオを見ていたんですよ。ここに何か手がかりがあるかもしれませんよ。

三人はしばらくビデオに見入っていた。そして加納が倒れるシーンにきた。

湯川:翼くん、今のところ巻き戻してくれ。もう少し前のところ!

藤本:ここですか?

湯川:そうだ、そこだ!これはもしや・・・

そういうと、湯川は部屋にあった将棋版を手に取りその裏を見た。

湯川:なるほどね。翼くんペンを貸してくれ!

『ガリナオ』#7〜駒動る〜

そう言うと、遊は紙に計算を書き始めたpencil

『ガリナオ』#7〜駒動る〜

湯川:やっぱりそういうことか、実におもしろいトリックだ

松岡:何か解ったのね!

湯川:この事件は実に奥が深い、これは将棋という奥の深さを巧みに利用した実に計画的な犯罪だ!犯人は金田一郎だ。

藤本:金田って、一緒に将棋していた人ですよね?

松岡:どうやって金田が殺せるっていうの?

湯川:実は僕がこの対決を見ていて違和感を感じたシーンがあった。それは金田が投了する12手前あたりからだ。どう見ても、金田が意図的に自分が詰まれる状態になるように駒を動かしているような気がしたんだ。そして案の定、最終的には加納が攻めに転じて勝ちに結びつけた。将棋の世界では、よく相手を油断させるためにそのような手法を使うこともあるが、僕にはそうは思えなかった。加納が詰みの一手を討った、「3三香成」これが全てだ。

松岡:3三香成?

湯川:そこに加納が駒を置いた瞬間に、将棋版の裏に設置してあった超小型のセンサーが起動し、別室のたぶんおそらく金田の控え室にでも置いてあるはずのコンピューター制御されたタイマー式の遠隔装置が作動し、これも先にこの部屋のどこかに仕込んであった殺傷能力のあるレーザー光線により加納を殺害したはずだ。これは将棋の世界を知るものだけが成し得る、読みの犯罪だ。実に奥が深すぎる。その読みの深さをなぜ将棋に活かさないのか・・・実にもったいない話しだ。

松岡:そんな・・・

湯川の憶測通り、金田は全てを認めた。殺害のために入念に準備した計画殺人であることも。以前から一度も加納に勝つことができなかった金田は、どうしても竜王の称号を手に入れたいがために、加納が死ねばその次に実力のある自分が必ず竜王になれると確信し、この計画犯罪を思いついたようだ。ただ、この勝負が生放送されることは知らず、結果的にそれを湯川が見たことがこの事件の解決にもつながったということになる。

遊と翼は、現場のホテルを出て帰るところだった。

松岡:湯川先生、待って!

湯川:どうした?

松岡:あなたにどうしても力を貸してほしいことがあるの・・・

湯川:もうはや、また事件が起きたのか?今日はもう勘弁してくれよ。

松岡:違うの・・・実は25年前に死んだ私の父の事件の事で・・・

湯川:25年間の事件

二人はお互いに顔を見つめあい、真剣な表情になった。

翌日、遊は研究室でコーヒーを飲みながらさつきの事を考えていた。

湯川:25年前の事件か・・・

さつきは朝早くから署内で一人、調書を書いていた。

そこへ大林がやってきた。

大林:松岡、今日は朝から早いな。

松岡:ええ、昨日の事件の調書がありますから。

大林:おまえの質問に答えてやるよ。もう隠すべきではないと思うからな。俺がなぜ湯川に近づくなと言うかだ・・・

松岡:課長、教えてください。

大林:おまえ、二宮哲哉は知ってるな。

松岡:忘れるわけありません!二宮哲哉、25年前に幼児誘拐事件を起こして、その事件を追っていた私の父を殺し、そして今も捕まらずにどこかで生き延びている犯人です!

大林:実はその二宮に誘拐された25年前の幼児こそが、聖愛大学准教授の湯川遊なんだ。

松岡:えっ!湯川先生が・・・

大林:実はな、お前には黙っていたが、事件後に二宮はアメリカに10年間逃亡していることが解ったんだ。よって時効期間もまだ成立していないんだ。俺達は秘かに今、二宮を追って捜査を進めている。時効まではあと2週間だ。この事をおまえに話さなかったのは、お前が無茶をするからだ。実は俺はおまえの父親の同僚だった刑事から、この事件の全貌を聞かされ、そしてこの事件の解決を頼まれたんだ。

松岡:課長・・・

大林:俺がおまえに湯川に近づくなと言ったのは、二宮が当時の幼児であった湯川の前に姿を現す可能性もないとは言い切れなかったからだ。二宮は極悪な奴だ、湯川にもそして刑事の娘であるお前にも手を伸ばさないとは限らない。だから俺達がその前に事件を解決しようと今、必死に奴を追っている。心配するな。ただおまえがこの前、資料室で25年前の事を調べているのを知ってな、おまえにも話す時期だと思い、全てを打ち明けることにしたんだ。悪く思うなよ松岡。

松岡:課長・・・湯川さんが、そして二宮の時効がまだ成立していない・・

『ガリナオ』#7〜駒動る〜

全ての事実を知ったさつきは、窓越しに外を見ながら、何かを決意したような顔をした。

さあ、いかがでしたか『ガリナオ』の第seven話は?いよいよ隠された秘密が明らかになり、妄想ドラマもいよいよ大詰めになってきましたsign03この妄想ドラマも残りあと2話となりました。次回の第eight話も乞うご期待ですsign03

それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)

<今日の誕生日:12月16日>birthday 森田健作(59歳)、山下真司(57歳)、ぼんちおさむ(55歳)、松山千春(53歳)、ガタルカナル・タカ(52歳)、HAKUEI(38歳)、細川茂樹(37歳)、辺見えみり(32歳)

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