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2008年11月17日 (月)

『ガリナオ』 ♯4~音奏る(かなでる)~

こんばんにゃ~night 北の猫男爵ですcat

さて、今日はすっかり定着しつつある妄想連続ドラマ『ガリナオ』の第four話をお送りしたいと思いますscissors

如何せん、僕の勝手な想像で作っているフィクションですので、話しの流れが若干強引なところもありますが、そこはご愛嬌ということでお許しくださいhappy02。狙うは妄想視聴率30%超えです!

それでは、どうぞ楽しんでくださいsign03

『ガリナオ』 第four「音奏る」(かなでる)

<CAST>

湯川遊:猫男爵

松岡さつき:常盤貴子

藤本翼:小栗旬

大林光司:竹野内豊

堀ノ内竜也:北村一輝

田嶋ユリア:竹内結子

『ガリナオ』#4〜音奏る〜

都内にある音楽ホールnoteにいたのは、聖愛大学school物理学准教授の湯川遊だった。実はこの日、城北署の刑事である松岡さつきに誘われ、クラシック音楽のリサイタルnoteを聴きに訪れていたのだ。

湯川:あれ?迷ったみたいだな、トイレtoiletはどこだ・・・

そこへ、近くの部屋から一人の女性が飛び出してきた。

女性:ウワッー!!

湯川:危ないっ!

女性:すいません。

湯川:全く、危ないな~。あんなに急に飛び出してきたらケガするじゃないか。あっ!あったトイレtoiletだ!良かった~

『ガリナオ』#4〜音奏る〜

松岡:全くもう!トイレ行くのに何分かかってるのよ、あの男は!

湯川:ゴメン、ゴメン!あまりにもこの会場広すぎてトイレに行くのに迷ってしまって。

松岡:トイレ行くのに迷うって、子供かよ(小声)

湯川:何か言った?

松岡:いいえ。

湯川:それより、さつきからクラシックに誘ってくれるなんて、もしかして・・・

松岡:勘違いしないでよ!たまたまチケットticketをもらって、たまたま非番で、たまたま行く人がいなかったから、仕方なく貴方を誘っただけなんだからね!それと、「さつき」っていう呼び捨てはやめてって言ってるでしょ!

湯川:まあまあ、そんなに角をたてないで。人間、強く否定する時ほど逆の事を言っているものだ。

松岡:もう!早く入るわよ!

『ガリナオ』#4〜音奏る〜

二人は演奏の始まったオーケストラnoteを楽しんでいた。

湯川:実に良い演奏だ。これはカール・ディッタース・フォン・ディッタースドルフのコントラバス協奏曲noteだな。

松岡:へえ~湯川さんってクラシックに詳しいんだ!

湯川:いや、パンフレットに書いてあったからね。

松岡:何だ・・・せっかく褒めてあげたのに。

と、その時!バタッ!

会場はザワザワと騒ぎ始めた。

松岡:あれ?誰か演奏している女の人が倒れたわよ。

湯川:貧血か何かかな?

演奏者(女):キャー!!

女性の悲鳴とともに会場もさらにざわつきを見せた。そこへ、このオーケストラの責任者である堀ノ内竜也が入ってきた。

堀ノ内:止めろ!演奏を止めろ!大丈夫か、博美!

湯川:うん?何か様子が変だぞ・・・

堀ノ内:誰か、救急車だ!救急車を呼べ!

数十分後、救急車が到着したが、既に女性は心肺停止状態で死亡していた。

堀ノ内:何ってことだ・・・何で博美がこんなことに・・・

松岡:すいません、失礼します。私、こういうものです。

さつきは堀ノ内に警察手帳を見せた。

堀ノ内:刑事さんが、なんでここに?

松岡:たまたま演奏を聴きに来てました。今、同僚たちに連絡を取りましたのですぐに駆けつけると思います。一応、事件と事故の可能性もありますので現状はこのままにさせていただきます。

堀ノ内:事件?博美が誰かに殺されたっていうのか!そんなバカな!博美は演奏中だったんだぞ!そんな状態で誰が殺せるっていうんだ!しかもこんな公然の目の前で!

松岡:ですから、一応と言っているじゃないですか。

湯川:まんざら、事件でないとも言い切れないと思うがね。

堀ノ内:誰だお前は!

湯川:僕は、ただの物理学を専攻する准教授だが。

堀ノ内:その准教授が何の用だ!

湯川:別に、用はない。ただ・・・

松岡:ちょっと、あんたは首つっこまないでよ、話がややこしくなるから。

そこにやってきたのは同じくオーケストラの一員の田嶋ユリアだった。

田嶋:竜也さん!なんで、博美さんがこんなことに・・・

湯川:うん?この女性は確か、トイレの前で・・・

数分後、城北署の刑事たちが音楽ホールに到着した。その先頭には捜査一課長の大林光司の姿があった。

大林:はい、すいません。前を通してください。

松岡:課長!こちらです!

大林:おう、松岡、おまえはよく事件に巻き込まれるな。

湯川:さつきさん、この方があなたの上司ですか?

松岡:ええ・・・

大林:うん?君は、松岡が最近親しくしている聖愛大学の湯川准教授だね。

湯川:ええ、そうですが。

大林:君は刑事でも何でもないんだから、あんまり事件に首はつっこまないでくれるかな。

湯川:別に僕は・・・

大林:わかったら、ちょっとそこをどいてくれるかな。

湯川:・・・この人、どっかで見たことあるような・・・

その後、現場検証も終わり死体は鑑識にまわされ、さつきのもとに連絡が入ったmobilephone

松岡:課長、鑑識の報告によると死因は突発性の心筋梗塞だそうです。

課長:そうか、これは事件性はないな。演奏中による急性心不全ってとこだな。よ~し、あとは現場の片付けして帰るぞ!

松岡:は、はい。

刑事たちが帰った音楽ホールのロビーには遊が座っていた。

松岡:お待たせ!事件性は無いみたい、単なる心臓発作みたい。さあ、私たちも帰りましょう。

湯川:そうかな・・・

松岡:えっ?

湯川:何かが不自然だ・・・これはただの心臓発作なんかではないよ、必ず何かが隠されているような気がする。

松岡:何かって?

湯川:それは、まだわからない・・・

そこへ、遊の助手を務める藤本翼がやってきた。

藤本:遊さん、何ですか急いで呼び出して!

湯川:翼くん、遊んでいるところ悪かったな、ちょっと手伝ってくれ。

そう言うと、遊は立ち上がり死亡現場へと向かっていった。

『ガリナオ』#4〜音奏る〜

湯川:これは被害者が演奏中に使っていたコントラバスで間違いないね?

松岡:そうだけど、何か?

湯川:何か臭わないか?

松岡:臭い?うん?少し独特の臭いがするかもしれないわね。

湯川:彼女が倒れたあと、すぐに彼女の側にかけつけた時、僕はまずこの臭いを真っ先に感じたんだ。このどこかで嗅いだことのある独特の臭いを・・・

藤本:遊さん、皆さんを連れてきました。

湯川:翼くん、ありがとう。申し訳ないが残っていたオーケストラのメンバーの皆さんに来てもらったよ。

松岡:どうしてあなたは、いつも勝手なことを!

湯川:すいませんが、被害者の本山博美さんと一番親しかったのはどなたですか?

田嶋:はい、私は博美の親友ですが。

湯川:あなたは?

田嶋:田嶋ユリアです。今回の演奏ではハープを担当していました。

湯川:博美さんはいつもコントラバスを担当していたのですか?

田嶋:いえ、今回は急遽、私の変わりに・・・

湯川:それはいつ変更になったのですか?

堀ノ内:それは私の方から話しましょう!

そう言うと、オーケストラの責任者である堀ノ内が話を切り出してきた。

堀ノ内:実は、本来はこの演奏会は私が指揮を執るはずでした。しかし、3日前に腕をケガしてしまいタクトが振れなくなってしまったのです。それで指揮者を代わりの者に頼み、若干の楽器の担当も変更したというわけです。

湯川:なるほど。しかし、今回の演奏はコントラバス協奏曲ですよね?そんな大切なパートを変える必要などあったのでしょうか?

堀ノ内:そこまで言うのでしたら、本当の事を話しましょう。実は私と博美は交際していました。オーケストラの輪を乱してはいけないと思い内緒にはしていたのですが・・・そして、博美の方から今回の演奏会を最後に、このオーケストラを辞めたいという申し出があったんです。そうすれば、私がオーケストラの輪を乱す心配もなくなるし、堂々と私と交際できると・・・そう博美に言われ、最後のはなむけの気持ちで彼女にコントラバスを託したんです。

湯川:なるほど。それでは、博美さんに変更する以前はいったい誰がコントラバスを担当していたのですか?

田嶋:それは私です。

湯川:なるほど、あなたがね・・・わかりました。これは僕の思い過ごしでした。博美さんはきっと急に体調が悪くなり、心臓発作が起きたのでしょう。堀ノ内さんには気の毒ですが、彼女は最後の大舞台で思いのほか体に負担がかかっていたのかもしれませんね・・・

松岡:ちょっと!本当に事件性はないのね?

湯川:・・・・

オーケストラの団員たちが帰り、誰もいなくなったステージ上で湯川はひとり考えこんでいた。

松岡:ねえ?何をそんなに考えているの?事件性はないんでしょう?

湯川:さつきさんは、クラシック音楽はよく聴くほうですか?

松岡:まあ、たまには・・・

湯川:そうですか。僕は残念ながら全くと言っていいほど聴かない。だからこそ、かえってその音色が凄く心に響いてきた。

松岡:何の話?

湯川:それはね・・・

その時、助手の翼が走ってやってきた。

藤本:遊さん、わかりましたよ!やっぱり遊さんの思っていた通りでした!

湯川:やっぱりそうか・・・

松岡:ちょっと何よ、また影で何をこそこそやってるの!

『ガリナオ』#4〜音奏る〜

湯川:実におもしろい!これは実に奥が深い事件だな。

松岡:事件?事件じゃないって、さっき言ったじゃない!

湯川:翼くん、ペンpencilを貸してくれ。

『ガリナオ』#4〜音奏る〜

そう言うと、遊は紙に計算式を書き始めた。

松岡:えっ、ちょっとまさかこれは殺人事件なの?

藤本:やっぱり、遊さんは天才「ガリナオ」ですよ。

松岡:・・・・

湯川:なるほど、そういうことか!実におもしろい

松岡:ねえ!いったい犯人は誰なの?

湯川:そう焦らないで、これは犯人の“一か八か”の賭けだったようですね。おそらく、失敗すればまたどこかで別の殺人を考えたのかもしれない。

松岡;前置きはいいから、早く教えて!

湯川:実は被害者の本山博美さんは、心臓病という持病を持っていたんです。彼女のバッグの中から、かかりつけの病院から処方された薬もありましたし、その病院の医師からも翼くんが病気の事は聞いてきてくれました。

松岡:いつの間に・・・

藤本:すいません・・・

湯川:そしてもうひとつ、彼女には一種特有のアレルギー体質があったんです。それはラテックスアレルギー症候群というものです。ラテックスとは植物などから出る乳状の樹液で、空気に触れると凝固してしまうものです。主に知られているのは天然ゴムの原料となるゴムの木などから採取されることが多い。そして、このラテックスを原料としている製品を身につけたり、近くで臭いを嗅ぐと、アレルギー体質のある人は蕁麻疹などの症状が出て、ひどい時にはショック死などにもつながるケースもある。

松岡:そんなにひどいものなの・・・

湯川:僕が最初に感じた臭いというのは、そのラテックスの臭いだったんです。おそらく、被害者が演奏に使用したコントラバスにはラテックスの臭いが染み込んでいたはずだ。おそらく、犯人が演奏前にコントラバスに染み込ませたのでしょう。

松岡:いったい誰がそんなことを・・・

湯川:田嶋ユリアです。

松岡:だって彼女は被害者の親友のはずじゃ・・・

湯川:親友でも時には人を殺すものです。元々はコントラバスは彼女が担当していた楽器です。演奏前に細工をすることぐらいできるはずだ。実際に僕は演奏前に、楽器を置いてある控室の前で彼女に会っている。僕自身がその証人だ。

松岡:でも、それだけでは彼女が殺したという証拠には・・・

湯川:もうひとつ彼女が犯人だという決定的な証拠があるんですよ。彼女はオーケストラの団員をやりながらも、病院で看護士として勤務している。病院で使用する手術用のゴム手袋、あれの原材料はラテックスなんですよ。楽器を置いてあった控室のゴミ箱の中からは、何かで半分溶かしたゴム手袋が見つかっています。それが何よりの証拠なんです。

『ガリナオ』#4〜音奏る〜

松岡:そんな・・・

湯川:残念ですが、彼女を逮捕するしかないでしょう。その影にどんな理由があろうともね・・・

松岡:・・・・

湯川の推測通り、田嶋ユリアは殺害を認めた。田嶋は本山博美の持病のことも、もちろんアレルギーのことも知っており、重度のアレルギー体質がショック死につながることも看護士という立場からも周知していたのだ。以前から堀ノ内に恋愛感情を抱いていた田嶋は、本山博美に嫉妬を抱き、自分の前から消えれば堀ノ内が自分に振り向いてくれると思い、殺害を計画したのだった。

城北署では、椅子に座り途方に暮れるさつきの姿があった。

大林:松岡、おまえは上司の俺に逆らうのか?言ったよな「湯川には関わるな」と。

松岡:すいません・・・

大林:いいか、あいつは、あいつはな!・・・

松岡:あの人が何なんですか?

大林:い、いや・・・とにかくおまえは3日間の謹慎だ!

松岡:ちょっと!謹慎ってどういうことですか!

落胆した表情で城北署を出るさつきを待っていたのは遊だった。

湯川:よっ!

松岡:湯川さん!どうしてこんなところに?

湯川:僕が警察署の前にいると、何かまずい問題でも?

松岡:いえ、そういうわけではないんですが、こんなところを見られると課長が・・・とにかくここから離れましょう。

そう言いながら足早に立ち去る二人を、大林はブラインド越しに見ていた。

さつきは湯川に事情を説明した。

湯川:実にひどい話だ。なんで、さつきさんが謹慎になる必要があるんだ。僕が誤解を解いてこよう!

松岡:いいのよ、やめて!私なら大丈夫だから。それにあなたは何も悪くないわ。きっと原因は私にあるんだから・・・

湯川:しかし・・・

松岡:もうやめようその話は。ねえ、それより事件の時、あなたがしていた話の続きが気になって・・・

湯川:話しの続き?

松岡:確か、クラシックはほどんど聴かないから音色がどうとか・・・

湯川:あ~あ!あの話ね。僕にはあの時のオーケストラの演奏がとても心に響いてきたんですよ。ただ、目をつぶって聴いているとある楽器の音だけが悲しい音色noteに聴こえてきたんです。それがどの楽器なのかまでは解らなかったのですが、後になって思えばそれが田嶋ユリアが弾いていたハープだったんです。やはり、音楽というものは実に奥が深い・・・楽器には人の心が一緒に奏でられるものなんですね。

松岡:あなたは、人の心がよく解る人なのね。科学者じゃなく、もっと人と関わる仕事にたずさわれば、もっと・・・

湯川:それ以上は、言わないでくれ。僕が興味があるのは、科学だけだから・・・

その言葉にどんな意味が込められているのか・・・さつきはそんな遊の寂しそうな後ろ姿を見ながら、少しずつ遊に惹かれていく自分の感情に気づき始めていた。

さあ、いかがでしたか『ガリナオ』の第foursign03今回も妄想推理が激しく弾けちゃってましたね!そして気になる遊とさつきの恋模様heart04次回の第five話も乞うご期待ですscissors

それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)

<今日の誕生日:11月17日>birthday 内田裕也(69歳)、小野みゆき(49歳)、木村一八(39歳)、城島茂(38歳)、ユンソナ(33歳)、亀田興毅(22歳)

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