こんばんにゃ~
北の猫男爵です
さて、先日このブログ内でご紹介した連続ブログ妄想ドラマ『ガリナオ』を今日からスタートしたいと思います
既にテレフォンショッキングや他番組などで宣伝済みなので、皆さんの期待度というのも高いと思いますが、その期待にこたえることができるかどうかは解りませんが、僕のできる限りの妄想力
を使って続けていきたいと思いますので、何とぞよろしくお願い致します
それではいよいよスタートです
『ガリナオ』 第
話 「食死る」(たべる)
<CAST>
湯川遊:猫男爵
松岡さつき:常盤貴子
藤本翼:小栗旬
大林光司:竹野内豊
菊池教授:竜雷太

舞台は都内にある聖愛大学
女子大生A:ねえ、ここでお昼食べない?
女子大生B:そうだね、ちょうど木の下だし涼しそうだね。
女子大生A:うわ~百合は今日も手作り弁当なんだ。相変わらず美味しそう!
女子大生B:そんなことないよ。朝、ちょっと時間があったから。
女子大生A:そこが百合の凄いところよ。
学内放送:社会人間学部3年の広田亜紀さん、至急事務局の方まで来てください。
女子大生A:え、私だ・・・何だろう事務局から呼び出しだなんて?ちょっと行ってくるね。先食べてていいよ。
女子大生B:うん、わかった。
そして女子大生Bが弁当を口に入れた次の瞬間!
女子大生B:うっ!苦しい!うっ・・・バタンッ!!
そのまま女子大生は地面に倒れ、息を引き取った・・・
数十分後、救急車によって運ばれた女子大生Bの遺体を見送っていたのは、城北署の女刑事、松岡さつきだった。

松岡:まさかの私の母校で人が死ぬなんてね・・・お弁当を食べて死ぬ?毒死?自殺?他殺・・・
松岡はブツブツと一人つぶやいていた。
後輩刑事:松岡さん、ガイシャが死ぬ間際まで一緒にいた友達を連れてきました。
松岡:あなたが最後に百合さんを見た時、何か変わったとろこに気がつかなかった?
女子大生A:いいえ、特に何も・・・なんで、なんでさっきまで元気だった百合が死んじゃうの・・・
松岡:このお弁当は、彼女が自分で作ったものなの?

女子大生A:はい。百合は料理が得意で、いつもお昼には自分でお弁当作ってきて食べてました。
松岡:最近、百合さんが何か悩んでいたり、誰かに恨みをかっていたりすることはなかった?どんなことでもいいから教えてくれないかしら?
女子大生A:百合は人から恨みをかうような人じゃないです。それに悩みという悩みも特に何も・・・あっ!
松岡:何?何かあったの?
女子大生A:悩みのうちに入るか解りませんが、百合は最近なぜかゼミを休んでたんですよ。よっぽどの事が無いとゼミは欠席しない百合が、急な用が入ったとか何とかでここ何日かゼミを休んでました。
松岡:ゼミを欠席ね・・・そのゼミの教授の名前は?
女子大生A:菊池教授です。
松岡は菊池のもとに向かって歩いていた。その途中、剣道場を通りかかった。松岡は自分が学生の頃、剣道部に所属し練習に汗を流していた姿を思い出した。そして道場の中では、剣を交わす二人の姿があった。
審判:一本!!
そして二人は礼を交わし、お面を外した。
藤本:遊さん、少し手加減してくださいよ~
湯川:僕の辞書に手加減という言葉はない。手加減したところで、それが翼くんのためになるとも思えない。
藤本:相変わらずですね、遊さんは。
その二人とはこの大学で准教授を務める湯川遊とその助手である藤本翼であった。
湯川:しかし、剣道とは実に奥が深い。相手の心を読もうとすればするほど、相手にも自分の心が読まれているような感覚に陥る。でも、最後は自分を信じることだ。それが出来たとき、自分にも勝負にも勝てるものだ。
藤本:遊さん、そんなことより今日合コンの誘いあるんですけど、どうですか?
湯川:翼くん、僕が一度でも合コンの誘いを断ったことがあるか?
藤本:いいえ。
湯川:じゃ、聞く必要などないだろ。
藤本:そうですね(苦笑)今回の相手はOLですって!
湯川:OL?実に、おもしろい。
松岡:あの~お取り込み中、申し訳ありませんが宜しいでしょうか?
湯川:ええ、何か?あなたは?
松岡:私、城北署の松岡さつきと申します。
湯川:警察?警察の方が何の用ですか?
松岡:あの、菊池教授の研究室に行きたいのですが、案内していただけますか?
湯川:菊池教授の研究室なら僕と同じ階だ。解りました、案内致しましょう。
松岡は湯川の案内のもと菊池の研究室に向かって歩いていた。
松岡:あなたも教授だったんですね。
湯川:まあ、僕はまだ准教授ですがね。何か問題でも?
松岡:いえ(苦笑)さっきの会話からはとても准教授とは思えなかったというか・・・
湯川:はっはっはっ、実におもしろい刑事さんだ。合コンも研究のひとつなんですよ。
松岡:そ、そうですか・・・
湯川:ところで何か事件でもあったんですか?さっき、中庭のほうに救急車も来ていたようだし、何か騒がしかったので。
松岡は湯川に今までの事件の推移を説明した。
湯川:なるほど、実におもしろい。
松岡:何がおもしろいんですか!人が死んでるっていうのに!
湯川:事件の裏には、現実では想像もできない事が山ほど隠されている。それを解決するには、無限の発想力と立証が必要だ。実に興味深い話じゃないですか?
松岡:・・・・・
湯川:着きました。ここが菊池教授の研究室です。では僕はここで。
松岡:ありがとうございました。
松岡は菊池の研究室に入っていった。
松岡:失礼します。
菊池:どうぞ。あなたは?
松岡:城北署の松岡と申します。
菊池:刑事さん?刑事さんが何か用事ですか?あっそうか!さきほどの救急車、何か事件でもあったんですか?
松岡:ええ、実はあなたのゼミを受講している太田百合さんが先ほど、中庭で亡くなったんです。それで、ゼミの講師として少しお話を伺いたいと思いまして。
菊池:太田くんが死んだ!何てことだ・・・
松岡:太田さんは最近、あなたのゼミを続けて欠席していますよね。何かお気づきになった事はありませんでしたか?
菊池:特に変わったところは無かったな・・・。太田くんは非常にまじめな子でね、いつも熱心に私のゼミも受講してくれていましたよ。ここ数日は何か急用があるということで欠席してましたが、まあプライバシーのことなので、あまり理由は追求してまでは聞かなかったものでね。
松岡:そうですか・・・
捜査に行き詰った松岡は一旦、城北署に戻っていた。そこへ捜査課長の大林光司が現れた。
大林:松岡、例の女子大生の解剖結果が出たぞ!死因は青酸カリによる毒死だ。
松岡:青酸カリ?
大林:これは自殺の線は無いな。間違いなく他殺だ、ホシを早いとこ引っ張ってこい!

湯川と藤本は事件のあった中庭にいた。
藤本:遊さん、何を見てるんですか?合コン遅れますよ!
湯川:事件現場には必ず何かがあるんだよ翼くん。
藤本:事件って、遊さん刑事でも何でもないじゃないですか?そういうのは警察に任せましょうよ。
湯川:事件には必ず見落としが1つや2つあるものだ。完璧な犯人などこの世には存在しない。なぜなら犯人だって人間だからだ。それを見つけ、立証するのも科学者の特権なんだよ翼くん。
藤本:もう、また始まったよ遊さんの病気が・・・
湯川:うん?木についているこの傷は?

湯川:さっぱり、わからない・・・
藤本:遊さん!合コン・・・
そこへ松岡が現れた。
松岡:ここで何をしてるの?
藤本:あっ、いえ・・・遊さん!刑事さんですよ!
松岡:ちょっと、あなたね、ここは事件現場で立入禁止なのよ!
湯川:・・・・うん?そうか!

湯川は近くにあった枝を手に取り、地面に計算式を書きだした。
松岡:何?何をしているの?
藤本:もう少し見てればわかりますよ。

湯川:実に、おもしろい。そうか、そういうことだったのか。
松岡:何?何が解ったの?教えなさいよ!
湯川:いつからそこにいたんだ刑事さん?
松岡:さっきから声かけてるでしょ!それより何が解ったの?
湯川:それじゃ今から立証しよう。
湯川:この木の幹には幾つかの傷が少し付いています。そして枝も少し落ちています。木があって枝が落ちている。まあ、当たり前の事と言えばそれまでです。しかし、この枝を見てください。明らかに何かで切られたような痕跡がある。自然に落ちたとは考えにくい。これはボーガンや弓矢のようなものが遠くから飛んできたことにより、切られた跡です。おそらくこれは犯人が失敗して落とした枝でしょう。そして、ここの真下は死んだ百合さんが座っていた場所。つまり、犯人は本番でオブラートか何かで包まれた粉末状の青酸カリ入りの袋を結んだピアノ線を弓矢のようなもので切断し、彼女の弁当に振りかけた。そしてそれを食べた百合さんは毒死したということです。粉末状の青酸カリは日光の当たるような状態のところでは、化学反応が進みやすいものです。そして、弁当の上に落ちたことにより潮解によりすぐに化学反応を起こしたにちがいない。
松岡:そんなことがいったい誰にできるっていうの?
湯川:できるんです。この場所が良く見えるところ、そして一寸の狂いもなく弓矢を討つ技術を持つ人物。それは昔、アーチェリーの五輪選手でもあり、今では化学の研究者でもある菊池教授です。
松岡:菊池教授が犯人?
湯川:残念ながらね・・・
松岡:何のために?
湯川:それを聞くのは、あなたの仕事だ。僕には興味のないことだ。
その後、菊池を問い詰めたところ菊池は殺害を自供した。
殺害された太田百合とは不倫の関係であったが、太田がその関係を終わりにしたいと打ち明けたところ、菊池はそれを拒絶し、もし解消するなら単位をあげないという脅しをかけていたのだ。そして、太田はゼミを休むようになり、学校にそのことをバラされる事を心配した菊池がこの犯行を計画したのである。
大林:松岡!よく犯人が解ったな!やるじゃないか。
松岡:いえ、課長・・・実は、ある准教授の推測のもとにですね・・・
大林:准教授?まさか・・・
松岡:聖愛大学の湯川遊っていう、ひねくれた准教授なんですけど。
大林:湯川か・・・
松岡:課長、ご存知なんですか?
大林:・・・湯川遊、通称「ガリナオ」だ
松岡:「ガリナオ」?
松岡は聖愛大学の太田百合は死んだ現場で花を供えていた。そこに湯川が現れた。
湯川:あなたはどうして刑事なんかに?
松岡:私が小さい頃に父がある事件に巻き込まれて亡くなったの・・・今もその犯人は捕まってないわ。私が父のためにできることは、刑事になって父と同じように亡くなっていく人を一人でも減らしたいの・・・そして、いつか父を殺した犯人もみつけたいの・・・
湯川:僕が科学者に興味を持ったのは「人間」だからだ。「人間」とは相手の心を読む力、違う言葉で言えば相手を思いやる心を失えば何もかもが見えなくなるものだ。それは「科学」も「人間」も同じだ。見えないものを見る力、それが大切なんだ。おっと、いけない講義の時間だ。それじゃまたな、さつき!
松岡:はい。うん?さつき?ちょっとあんたね!気安く呼ばないでよ!
さつきは小走りに去っていくそんな湯川の背中を見ながら、湯川の言葉に何か心に響くような暖かい気持ちを少し感じていた。
~To be countinued~
エンディングテーマ曲
『恋愛飛行』:NEKOH+(ネコウプラス)
さあ、いかがでしたか?『ガリナオ』の第1話は
『実におもしろい』そんな皆さんの声が聞こえてきたら、僕は嬉しい限りです
それでは次回の第2話もお楽しみに
それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)
<今日の誕生日:10月27日>
堀内孝雄(59歳)、山村紅葉(48歳)、渡辺いっけい(46歳)、高嶋政伸(42歳)、小西真奈美(30歳)、塚本高史(26歳)、青山テルマ(21歳)
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