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2008年9月20日 (土)

下剋上な神輿!

下剋上な神輿!

こんにちにゃ~ 北の猫男爵です

今日も北海道は見事な秋晴れに包まれています。そんな穏やかな陽ざしが僕の昔の記憶をまた呼び起こしてくれました

この季節はあちこちで「秋祭り」が盛んに行われています。僕の住んでいるところでも先日、秋祭りが行われ“神事”にまつわる行事や、出店、演芸大会などで賑わっていました

僕の子供時代はこの秋祭りが1年の中で一番楽しみな行事でした。出店はもちろんの事、子供相撲大会や、神社の境内で行われる餅巻きなどなど。そしてその中でも最も楽しみしていたのが、「子供神輿」(こどもみこし)です!

子供神輿は大人達が担ぐ神輿の後ろで、ひとまわり小さな神輿を子供が担ぎ街中を歩くというものです。対象は小学5~6年生に限定されてました。しかし、実際は人数が20名程度に制限されていたのでほとんど6年生が神輿を担ぐのが慣わしになていました。

しかし、小さい頃からこの光景を見ていた僕ら同級生は小学5年生になった時にある計画を企てていたのです『来年までなんて待ってらんねぇよ!5年生にだって権利はあるんだ!担ごうぜ!』

「神輿は見るもんじゃねぇ!担ぐもんだ!」そんな下町の日本男児並みの心意気が溢れていた僕らは、今だかつてない下剋上を起こす事にしたのです

神輿の担ぎ手は先着順によって決められます。よって、いくら6年生といえでも担ぐ事ができない人も当然います。毎年、お祭り当日は小学校の授業が短縮授業で2時間目まであり、その2時間目の終わりを告げるチャイムが鳴ると同時に、みんなが一斉に教室から飛び出し、神社への直線道路(約300m)を激走するのです

要するに足の速い人が先着順で担ぐ権利を獲得する事ができるのですそれは毎年、6年生の晴れ舞台ともいえる光景で、下級生はそれをただ見る事しかできません。

そして、運命の日。僕ら5年生はこの下剋上のためにある秘策を考えていましたおそらく6年生と同時に教室を出ても、足の速さは6年生の方が上だから数名は勝てても、みんなが神輿を担ぐ事はできない。ならば、6年生よりも早く教室を出ればいいんだ

僕らは知能犯でした。1時間目が終わり、2時間目が始まる前に先生にバレないように教室の時計の針を5分進めておいたのです

時は刻み、2時間目が終わる時間になりました。みんなは徐々にカバンに教科書などを片付け始めました。『先生!もう終わる時間だよ。』ある友達がそう叫びました。

『まだ、チャイム鳴ってないだろ。』そう答える先生に対し、僕らは『きっと短縮授業だからチャイムも狂ってるんじゃない。だって、時計はもう時間過ぎてるよ。』

そして時計を見た先生は納得したような顔で『そうだな。じゃ、今日はここまで。』

その声を聞いたと同時に僕ら男子はみんな一斉に教室を飛び出していきました作戦は見事に成功したのです

そこからはみんな必死のダッシュです!300mを走りきり、神社の境内で待つ神社係のおじさんたちの前にたどり着きました。『はい、今年はここまで!』おじさんの声により、先着順で担ぎ手は締め切られました。もちろん僕らの仲間の中にも、間に合わない友達もいました。

それから遅れること数分後、血相をかいて走ってきたのは6年生でした『お前らズルイぞ!5年のくせに何考えてんのよ!6年にやらせろ!』もの凄い怒鳴り声がガンガン押し寄せてきましたが、僕らのリーダーであるKっく『うるせーよ!5年にだって権利はあるだろ!これは早い者勝ちだ!』その一声で、辺りは一触即発の状況に

しかし、神社係の大人が中に入り仲裁。結局は早い者勝ちが優先です。僕らは下剋上な神輿を担ぐことになってのです

『わっしょい!わっしょい!』初めて担ぐ神輿は最高に楽しかったです沿道からたくさんの人たちが声をかけてくれました。自分の家の近くを通った時は、僕の婆ちゃんや近所のおばちゃん達が僕の名前を呼んでくれました。僕は笑顔でこたえました。「神輿ってこんなに楽しいものなんだ!」その時僕は改めて思いました「神輿は見るものではない、担ぐものだ!」

この「神輿事件」を機にその後しばらくは、6年VS5年の抗争がしばらく続いたのは言うまでもありませんが、今考えれば僕らは結構無茶していたな~と思います。でも、それは昔の思い出であり、今では1つ上の先輩たちとも仲良くさせてもらっています

付け加えておくなら、そんな下剋上を起こした僕らの世代に1つ下の学年たちが反旗を翻す事など出来るわけもなく、翌年は6年生になった僕たちが神輿の担ぎ手を全員占めました

今も子供神輿は行われていますが、対象が5~6年生のままなのかも解りませんし、僕らのような下剋上を起こした学年がいたのかも知りませんが、2回も神輿を担ぐ事ができたのは僕らの世代だけかもしれません

今日は懐かしき子供時代の秋祭りの一日に起きた、下剋上な神輿についてお話しました

それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)

P.S. 今日は氷屋妻さんの誕生日です。おめでとうございます

<今日の誕生日:9月20日> 麻生太郎(68歳)、村井国夫(64歳)、小田和正(61歳)、安室奈美恵(31歳)、氷屋妻さん(○○歳)、杏さゆり(25歳)、伊藤由奈(25歳)

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