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2008年7月19日 (土)

炎のストッパー!

こんばんにゃ~night 北の猫男爵ですcat

野球ファンにとっては非常に残念なニュースが飛び込んできましたcrying野茂英雄が現役を引退するというニュースですsign03

このブログでも以前「孤独なトルネード」という題名で特集をくんだ事がありますが(2007年7月14日のブログ参照)、僕にとっても野茂はshineヒーローshineでした。その野茂が投げる姿をもう見れないなんて悲しすぎますcrying。と同時に、スポーツの世界の厳しさと世代交代という逃れられない現実を目の当たりにしています。

今年に入り、僕の憧れでもある桑田真澄がユニホームを脱ぎ、そして海を渡った「英雄」野茂英雄までもマウンドを降り、日本プロ野球の至宝「清原和博」までも今、その体力の限界と戦っています・・・日本プロ野球を支えてきたスーパースターたちが消えていく姿を見ていると、僕も彼らと同様にそれなりに歳を取ったんだな・・・と実感していますdespair

さて、そんな幾多のスーパースターたちと同様に僕が子供の頃に、非常に強く心を打たれた一人の選手がいますsign03彼の名前は津田恒実、僕らと同年代の野球少年であれば誰しもが彼の名前を知っている「炎のストッパー」と呼ばれた投手ですgood

彼は1981年に広島東洋カープにドラフト1位で入団します。1年目には新人ながら先発投手として活躍し、見事にshine新人王shineに輝きますcrown。しかし、2年目以降は怪我に悩まされ、登板機会も激減しますbearing

彼の病は「血行障害」で、それを治すために世界初の中指の靭帯を摘出するという手術を受け、そして必死にリハビリと闘い、見事に1986年に復活を成し遂げましたsign03

彼の活躍の場は、以前の先発とは180度変わる抑え投手という立場でした。しかし、彼の心には「野球ができる」という喜びで溢れかえっていましたhappy02。鋭い変化球や持ち味の150kmを超える“剛速球”を武器に相手に敢然と立ち向かう姿は、まさに『炎のストッパー』と呼ばれるにふさわしい姿でした。

時には眼光鋭い視線eyeで打者を威圧し、時には雄たけびをあげ絶叫upする、彼から溢れ出るオーラはまさに“気合い”、そして“炎”でしたimpact

僕は大好きな巨人を応援しつつも、彼が出てくると『あ~あ、津田が出てきたから今日は勝てないや・・・』と何度諦めたことか。それぐらい、当時の彼には絶対的な力がありましたgood

しかし、その栄光もそう長くは続きませんでした・・・再び故障のため登板機会も減り、1990年のシーズン終了後には頭痛をはじめとする体の変調を訴えるようになりますthink。1991年のシーズンは体調不良のまま開幕を迎え、無理をして登板した4月14日の巨人戦では大乱調のためにたった9球で、すぐに降板してしまったのです。結局、この試合が津田恒実の最後のマウンドとなりました・・・

この試合後、彼はすぐに病院に入院し精密検査を受けた結果、手術で摘出できない悪性の脳腫瘍があることが判明したのです・・・weep

彼は野球同様に必死に病魔と闘いました。一時は奇跡的な回復を見せ、現役復帰に向けたトレーニングができるまでになったのですが、その奇跡も長くは続きませんでした・・・

1993年7月20日、32歳の若さで「炎のストッパー」の魂は燃え尽き、この世を去りました・・・

「炎のストッパー」と呼ばれる津田ですが、そのプレースタイルには隠された秘密がありました。元々彼はメンタルが凄く弱く、臆病な性格だったのです。その弱さを克服するために、自分に気合を入れる事で打者と立ち向かっていったのです。彼の座右の銘は『弱気は最大の敵』という言葉でした。

そんな彼の人柄はチームメイトからも信頼は厚く、彼の死に多くの選手やチーム関係者、そして野球人が涙を流しました・・・

実は彼が亡くなったその日は、オールスターゲームの第1戦が行われており、その訃報が試合中にアナウンサーによって伝えられたのです。僕もその事は記憶しています。アナウンサーが声を震わせ、彼の死を伝えた事を。そして、広島カープの選手が目を真っ赤にしながらプレーしていた事を。本当に津田という選手は、それだけ人々の心を動かすことのできる名選手だったんですsign03

彼が現役時代、最も輝きshineを見せていた広島市民球場にはその功績と人柄を讃え、「直球勝負、笑顔と勇気を忘れないために」と刻まれたメモリアルプレートが設置されています。今でも、広島の選手は試合に出場する時は必ずこのプレートに触れて、彼からパワーをもらってプレーするという話を聞いたことがありますsign03

彼がこの世を去って、ちょうど明日で15年という月日が経ちます。グランドで一球一球に全力でプレーし、そして何よりも純粋に野球を楽しむ、その姿がある限り、「野球」というスポーツは消えゆくことはないでしょうsign03なぜなら、それが津田恒実が自分の体で伝えたかった野球の姿だったからです。『炎のストッパー』の「炎」はきっと今も、遠く離れた天国で鮮やかに燃えていることでしょう。

津田恒実、享年32歳、あなたの事は決して忘れませんsign03あなたが教えてくれた「野球の素晴らしさ」を僕は未来の子供たちにも伝えていきます。

『炎のストッパー』よ永遠に・・・そして安らかに。

それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)

<今日の誕生日:7月19日>birthday 力也(62歳)、中川昭一(55歳)、近藤真彦(44歳)、杉本彩(40歳)、宮藤官九郎(38歳)、藤木直人(36歳)

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