友達以上友達未満・・・
こんばんにゃ~ 北の猫男爵です
さて、昨日のドラマ「ラスト・フレンズ」の最終回、皆さんはご覧になりましたか?録画していてまだこれから見るという方は、今日のブログはそれを見てからご覧になったほうがいいと思いますよ
以前にもこのブログで「ラスト・フレンズ」の事はご紹介しましたが、昨日の最終回は僕の予想とは少し違う展開になりましたが、それでも久しぶりの大ヒットドラマ
だったと僕は思います
最終回前の先週はラストで宗佑(錦戸亮)が自ら命を絶ったところで終わりましたが、僕が思うに彼こそが本当は一番“愛”を求めていた、一番人間らしい人間だったのではないかと・・・
宗佑はずっと“孤独”だったんだと思います。幼い頃に母親が自分のもとから去り、母親の愛情を受けないまま大人になり、「愛」というものの意味を知らずに育ったために、その意味を履き違えてしまったのです。それゆえに、本来なら守るべき存在である恋人の美知留(長澤まさみ)を愛すると同時に、「母親のように自分を裏切って、自分をまた孤独にするのではないか?」という不安から暴力を使い、自分の心を必死につなぎとめていたのではないでしょうか・・・
最終回前のラストシーンの少し前で、シェアハウスの仲間と楽しそうに笑って写っている美知留の写真を、宗佑が泣きながら
見ていたシーンを覚えていますか?僕はとっさに思いました。『きっと宗佑もこういう仲間が欲しかったんだ・・・』と。
彼はいつも“孤独”で、全てを打ち明ける仲間が誰もいなかった。そして、唯一めぐり逢えた美知留という存在が恋人でもあると同様に、「自分が今生きている」という存在を唯一認識する事のできる、違う意味の唯一の友達であったのではないかと。そして、それは彼にとって最初で最後の友達だったのではないかと・・・タイトルの「ラスト・フレンズ」にはそんな意味合いも込められているのではないでしょうか。
そして、失意の中で姿を消した美知留を探し求め歩いた瑠可(上野樹里)とタケル(瑛太)の二人もそれぞれに重い十字架を背負って生きてきた人物でした。ある意味、この二人もずっと“孤独”だったんではないでしょうか・・・
この二人はお互いの全てを打ち明けて男女の壁というものが取り除いた、本当の人間と人間のつながりを持てた最高のパートナーだと思います昨日の最終回で、美知留を探し、海でテントを張り一夜を過ごすシーンがありましたが、僕はあのシーンで思わずグッときてしまいました
本当にあの二人の演技力には脱帽です。一瞬、この二人は私生活でも本当に付き合っちゃえばいいのに
と思っちゃいました
海の街で再会した3人は、結局出会う事が運命だったのかもしれませんそして美知留が産んだ宗佑の子供、この子は宗佑が叶える事のできなかった“人の温かさ”というものをたくさん貰って生きていくために、この世に誕生してきたのではないでしょうか。
『この子と一緒なら生きていける』と母親に言った美知留もまた、常に“孤独感”を感じながら生きてきた人間でした。でも、彼女の人生を変えたのも結局は仲間たちの心でした
このドラマを通じて学んだ事は、「人は決して孤独ではない」ということです必ずどこかに自分の事を心から信頼してくれる人がいるし、そして自分も心から誰かを信頼できる事ができるんだという事です。なぜなら、それが「人間」という生き物だからです
美知留が最後に言ってました。『「友達」や「恋人」や「夫婦」でもない、そんな関係がこの世の中には存在する』んだって。
実際問題、そんな事は現実に目の当たりにしてみないと考えられないのかもしれません。だけど、僕も美知留の言った事はきっとあると思います。本当に自分の事をさらけだして、そして相手の事を知ろうとすればそれは可能なんだと思います。それはきっと究極の人間関係なんだと思います。つまり、友達以上友達未満とでも言いましょうか・・・その時、人は「ラスト・フレンズ」に出会えるのかもしれませんね
それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)
P.S. 「ラスト・フレンズ」のプロデューサーさん、瑠可とタケルがバイクで事故るシーンとか、美知留が出産した直後の看護士の慌てるシーンとか、ハラハラドキドキさせすぎです。もう、心臓バクバク
しちゃったよ。でも、来週からもうこのドラマが見れないかと思うと超寂しいです・・・
<今日の誕生日:6月20日> 上田馬之助(68歳)、石坂浩二(67歳)、河合その子(43歳)、大坪千夏(42歳)、ニコール・キッドマン(41歳)、相武紗季(23歳)、マリエ(21歳)
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