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2008年2月13日 (水)

時効事件簿 ~File3~

こんばんにゃ~ 北の猫男爵です。

さて、今日は時効事件簿シリーズの第3弾をお送りいたします。今日ご紹介する事件は、皆さんの記憶に鮮明に残っているはずの有名な事件です。

事件は関西地域を中心とした食品会社に対しての脅迫から始まった事件で、ちょうど今から8年前の今日2000年2月13日に時効となってしまった、警視庁広域重要指定第114号事件、「グリコ・森永事件」です!

1984年3月18日、江崎グリコの江崎社長が自宅で入浴中に侵入してきた男3人に誘拐され、身代金と金塊を要求するという事件の発生が全ての始まりでした・・・

そして3日後、社長は自力で逃げ出し無事に保護されました。これで事件は終わったかのように思われたのですが、4月7日になって犯人グループから新聞社に一通の手紙が届きました。

『けいさつの あほども え・・・』、差出人は「かい人21面相」となっていました。これが劇場型犯罪とも言われたこの事件の本当のスタートでした。

これを機にたびたび脅迫状が送られるようになりましたが、その反面、犯人に結びつく重要な情報は乏しいのが現状でした。

10月7日、兵庫県西宮市内のコンビニから『どくいり きけん たべたら しぬで』と書かれた紙が張られた森永製菓のお菓子が発見され、実際にシアン化ナトリウムが検出されたのです。そして、防犯カメラに犯人らしき野球帽の男が映っていたために、警察はその男の写真を公開し、情報収集に乗り出したのですが、結局は有力な手がかりは掴めませんでした。

当時僕は小学4年生でしたが、ニュースでこの事件の事がよく放送されているのを見ていました。写真が公開された「キツネ目の男」という言葉は耳にタコができるくらい聞きました。関西で起きている事件なので、北海道に住んでいる僕には関係ないと思いつつも、近所にキツネ目の男にそっくりな大人はいないか、友達と警察ごっこをしながら探した記憶があります(笑)

その後も「かい人21面相」からの脅迫状は丸大食品ハウス食品不二家駿河屋と次々に送りつけられました。

そして翌年の1985年8月12日に事件は急展開を迎えます!犯人から送られた脅迫状に書いてあった言葉は『くいもんの 会社 いびるの もお やめや、悪党人生 おもろいで』という、終息宣言だったのです。

この脅迫状を最後に、犯人側の動きは全くなくなり、犯人たちの動機や正体は不明のまま2000年2月13日に時効となってしまったのです・・・

この事件が当時の社会に与えた影響は大きく、これを真似た便乗事件が多数発生したり、世間に対する食品不安をかきたてたのも紛れもない事実であり、決して許されるものではありません。

結果として毒入り食品による死者は出なかったために、凶悪な犯罪であるにも関わらず、世間の中には「かい人21面相は憎めない奴」と共感するもの少なからずいたようです。

あまりにも大事件となったこの事件については「元グリコ関係者犯人説」「株価操作説」あるいは「北朝鮮工作員グループ説」など、様々な犯人像が浮かびあがりましたが、いずれも真実を見ないまま今日を向かえています。

実は僕はこの事件を、当時の小学校の弁論大会でスピーチした事があり、「命を脅かす許されない犯罪であり、その犯人は人々の困る顔を楽しむ許されない犯人である。警察にはどんなことをしても逮捕してほしい」といったような内容の事を熱弁したはずです。(内容は正確には覚えてませんが)

事件発生から24年が経過した今、この事件は徐々に人々の記憶から消え去ろうとしています。奇しくも、昨今の世の中は「食に対する不安」が大きく取り立たされています。このグリコ・森永事件の犯人たちはいったい何が目的で何をしたかったのでしょうか・・・身代金を一切手にする事が無かった犯人グループにとっては何の得も無かったわけですから。

しかし、世間を騒がせた犯人たちはれっきとした犯罪者です。できることなら時効前に自首をして罪を償って欲しかったです。今もこの日本のどこかで、犯人たちが薄笑いを浮かべ、平然と暮らしていると思うといたたまれない気持ちでいっぱいです。

皆さんの中にも、この事件に対する思い入れは色々あると思いますが、犯罪が時効になる事ほどもどかしい事は無いですよね。

昭和の怪事件でもあった「グリコ・森永事件」、その謎は永久に謎で終わることでしょう・・・あなたの隣りにいる人はキツネ目の男に似てませんか?「かい人21面相」はもしかしたら、あなたのすぐそこに・・・

それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)

<今日の誕生日:2月13日> 森本レオ(65歳)、南こうせつ(59歳)、出川哲朗(44歳)、ヒロミ(43歳)、南原清隆(43歳)、阿部力(26歳)

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