巨人軍再建論!
こんばんにゃ~ 北の猫男爵です。
1974年夏、僕はこの世に生を受けました。その数ヵ月後、日本プロ野球界ではある一人の偉大な人物がユニホームを脱ぎました・・・そうですミスターこと長嶋茂雄さんです。
彼が引退セレモニーで発した一言、『我が巨人軍は永久に不滅です!』
その言葉は野球を知らない多くの人でも、今もなお広く知れ渡っている事と思います。僕は当然のことながらそのシーンをテレビ番組の過去の映像でしか拝見できませんでしたが、気がつけば物心付いた頃から大の巨人ファンでした。
小さい頃の写真を見ると、いつもそこには巨人の野球帽を被った僕がいて、王選手のユニホームやシャツ、パンツまで王選手の背番号1が入ったパンツをはいてました。
そして、原、江川、西本、中畑、篠塚などが活躍した子供時代、さらには桑田、斉藤、槙原の三本柱や僕と同い年の松井が活躍した10代後半から20代、そして上原、高橋由伸、阿部などが活躍する現在と、僕は常にジャイアンツ愛を持ち、熱い声援を送ってきました。
その愛する巨人軍が今、岐路に立たされています・・・今年こそリーグ制覇はしたものの、残念ながら日本シリーズには進出できず、念願の日本一奪回とはいきませんでした。しかし、巨人軍を愛するがゆえにあえて苦言を呈しますが、その結果は当然と言えば当然なのです。なぜなら今の巨人軍には、僕が子供の頃から愛していた巨人軍の姿が無いからです・・・
今日のブログはいつもに増して少しコアな話しになりますので、野球にあまり興味に無い方は少々我慢してくださね(笑)
そこで僕は『巨人軍再建7ヶ条』なるものをここに提言してみたいと思います。
一、キャンプは徹底的に自分に厳しくするべし!
プロ野球のキャンプは例年2月1日にキャンプインします。当然その前に選手は各自、自主トレなるものを行い、ある程度体を作ってからキャンプに参加するわけなんですが、ここで問題となるのがこのキャンプの内容です。あえて厳しい意見を言いますが、練習内容が甘すぎる!プロなんですから、野球で飯を食ってるんですから、朝から晩まで立てなくなるくらいまで練習するべきです。『それでケガをしたらもともこうもない』という意見もあるとは思いますが、厳しい練習に耐えてこそシーズン中にケガをしない体を作ることができると僕は思います。キャンプでケガをする選手は所詮それまでの選手です。ですから、ぜひとも第1次長嶋政権の時に行った、地獄の伊東キャンプのようなハードなキャンプを僕は望みます。あえて厳しい事を言わせてもらいましたが、これは本当に巨人を愛しているからこそです。
一、若手を積極的に起用し、FAやトレードでの選手補強は封印するべし!
これは多くのプロ野球ファンが思っている事だと思いますが、『巨人はお金ばかり使って良い選手を集めすぎだ!つまらない!』というごもっともな意見です。しかし、僕は他から選手が来る事じたいについては特に批判はしません。来る選手が、いくらお金を積まれても強い意思があれば巨人を断ればいいんです。それでも巨人にこれだけ選手が集まるのは、やはり『野球人である以上一度は巨人のユニホームを着たい』からだと思います。ですから、そんな巨人愛を持つ選手を拒む理由はありません。ただ、その弊害で若手の起用が無くなる事が僕は許せないのです!他球団から移籍してくる選手の選手生命というのはある程度先が見えています。しかし、若手というのは未来のチームを支える屋台骨になっていく人材です。そんな宝の山を眠らせたくはないのです。ですから、ある程度の若手が育つまではFAやトレードは封印すべきだと思います。常に勝つことが義務づけられている巨人軍ではなかなか難しい問題なのかもしれませんが・・・
一、外国人選手に頼らない純和製軍団を結成するべし!
本来のプロ野球では外国人=助っ人という考えが通例だったような気がします。それが、時の流れにより外国人選手がチームの顔となるような構成になりがちなのが現代野球です。日本のプロ野球なんですから、チームの骨格は日本人であるべきです。そしてある程度の骨組みが出来上がって、チームとしての方向性が見えた上で、助っ人という意味で外国人を入れるべきではないかと僕の中では持論があります。ですから、今の巨人軍に外国人は必要ありません!純和製軍団である程度のチームの骨格を作るべきだと思います。
一、4番打者は生え抜き選手にするべし!
「巨人の4番」これは一昔前であれば「日本の4番」と言っても過言ではありませんでした。長嶋、王が確立したその聖域は一種特別なものがあり、その強烈な重圧に幾人の選手が潰されていきました・・・しかし、長嶋、王の後継者となった原は、その中でも382本の本塁打を放ち、10年以上もその大役をまっとうしましたし、その後は松井秀喜がヤンキースに行く2002年まで立派に巨人の4番を守り抜きました。『巨人の4番は実際そこに座ったものしかわからない特別な重圧がある』と言われます。ですからこそ、僕は生え抜きの日本人選手にこの聖域を守って欲しいんです。今の巨人軍でそれをできるのは高橋由伸しかいないと僕は思います。
一、先発投手陣は完投にこだわるべし!
投手の理想、それは先発完投です!僕も朝野球で投手を務めているのでよくわかりますが、自分が最初にあがったマウンドは最後まで自分で守りたいという気持ちになるものです。阪神のJFKなどに代表されるように、現代野球にクローザーというのは欠かせない存在になってしまいました。しかし、僕は基本的には先発投手には完投にこだわって欲しいんです。それが必ずピッチングに対するモチベーションの向上につながると思うので。昔の好投手と言われた選手はほとんど完投していたわけなんですから。
一、右の長距離打者の育成を緊急にするべし!
現在の巨人打線の中心選手はほとんどが左打者です。高橋、阿部、小笠原など・・・右の中心選手は二岡ぐらいなものです。ですから、将来の巨人打線を考える意味でも若い右の長距離バッターの育成になるべく急いで取り組んでもらいたいです。
一、ナベツネを完全排除するべし!
渡辺恒雄、通称ナベツネ。野球を知らない人でもこの名前を一度は耳にしたことはあることでしょう・・・現在も読売グループ本社代表取締役会長、読売巨人軍代表取締役会長という肩書きを持ち、「球界のドン」として君臨しています。僕が思うに、巨人の元凶はこの人物にあり、彼が動けば動くほど巨人の人気は低迷し、そしてチームも弱くなってしまうのです。一線からは距離を置いているとはいえ、裏で糸をひいている事は紛れのない事で、巨人の再建には彼を完全に排除することが必要不可欠だと僕はここに断言します!
こうして掲げた『巨人軍再建7ヶ条』をもとに、僕なりに来季の開幕予想オーダーを少し気が早いですか作ってみましたので、これをご覧になって今日はお別れしたいと思います。
野球にあまり興味に無い方は、今日はつまらない話で大変申し訳ありませんでした。また、巨人ファンの方には納得されてうなずいてくれた方、また異論のある方もいらっしゃるとは思いますが、これは僕の勝手な持論でして、巨人が好きでもっともっと強くなって欲しいがゆえに今日はあえて苦言を言わさせてもらいましたので何とぞご勘弁を・・・これからも巨人愛を持って応援していきましょう!
1番 セカンド 藤村(今年の高校生ドラフト1位、足の速さだけなら既に日本球界一!)
2番 ショート 坂本(今年がルーキーだった19歳の大型若手内野手!)
3番 ファースト 小笠原(推しも推されぬサムライ魂健在!)
4番 ライト 高橋由伸(巨人の4番は巨人の顔、4番は彼しかいません!)
5番 サード 二岡(ミスター右中間。サードに転向して、打撃に専念してほしい!)
6番 キャッチャー 阿部(日本代表の正捕手。その破壊力ある打撃も欠かせない!)
7番 センター 矢野(右の中距離砲として今年こそは大ブレークを!)
8番 レフト 田中(東海大相模高出身の左打ちの19歳。将来は巨人打線の核になれ!)
<代打陣>
谷、清水、大道、鈴木(尚)、木村(拓)、脇谷
<投手陣>
先発 上原、高橋(尚)、内海、木佐貫、金刃
中継ぎ 林、久保、福田、野間口、深田
抑え 西村、辻内
ガンバレ!!ジャイアンツ!!
それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)
(今日のマニアック有名人しりとり)
と 土佐英夫(とさひでお。高校野球の元解説者であり、現在は関西大学野球部監督を務めている。)
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コメント
こんばんは。
僕が野球のことに口をだすのは
意外にかんじるかもしれないけど
実はジャイアンツファンです。
「でした」に近いかもしれないけどね。
「昭和の子供」としてはやっぱり篠塚、中畑らの
活躍にはやはり夢中だったよ。
中継が終わるとラジオにかじりついてたなぁ。
猫男爵の案はそのとおりだと思うね。
巨人はファンの望む野球をした上で勝つ野球を
しなければならないよ。
巨人の4番は特別でなくてはね。
元凶である「ナベツネ」だけど「巨人にふさわしくない」
とヒゲ面や派手な髪型などを敬遠するのだけは正しいと思う。
巨人は子供のヒーローでなくてはならないよね。
合理的ではなくても先発完投にこだわるとか
「熱い」ものがないとファンは遠ざかっていくよ。
巨人には他の球団には無い「責任」があると思う。
ぜひとも今の子供たちの記憶に残る真剣勝負を
見せてもらいたいね。
投稿: fotofoto | 2007年12月11日 (火) 19時00分
fotofotoさん
熱いコメントありがとうございます。実に嬉しいです。そして巨人ファンだったことに少しびっくりです(笑)てっきり阪神ファンだとばかり思ってました(笑)
そうなんです、fotofotoさんの言う通り、巨人はファンの望む野球をした上で勝つことが大切なんです。それがかつて常勝軍団と言われたゆえんなんですから。
あくまでも巨人は子供の憧れや夢を持てるチームでなくてはいけないのです!
強くても弱くても、仕事帰りのサラリーマンはお酒を飲みながら、巨人を応援したり、巨人をけなしたりする。そういう光景がプロ野球人気の活性化につながるんです。
酒の席の話題にも出ないようなチームになってはダメなんです。
ぜひ、巨人にはファンがもっと夢中になれるチームに再びなってくれることを僕も望みます!
投稿: 猫男爵 | 2007年12月12日 (水) 01時12分