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2007年9月 8日 (土)

闘魂列伝 ~ジュニア戦争~

こんばんにゃ~ 北の猫男爵です。

さて、今日は久しぶりのシリーズもの、新日本プロレスの歴史を紐解く「闘魂列伝」第6弾「ジュニア戦争」と題してお送りしていきたいと思います。

まずはプロレスの事にあまり詳しくない方にも解るように簡単にご説明いたしますと、「ジュニア」というのはレスラーを体格によって区別されたクラスの事です。一般的に、体重が重いクラスをヘビー級、軽いクラスをジュニアヘビー級と言います。

そのジュニアヘビー級が絶頂期を迎えたのが、前回の闘魂列伝でご紹介したいわゆる「闘魂三銃士」絶頂期の時代です。それよりも一昔前の1980年代にも高田延彦や越中詩郎、小林邦昭などによりジュニアは黄金期を迎えたのですが、僕は1990年代のジュニアたちの方が好きです。

その中心を担っていたのが何と言っても獣神サンダーライガーです。実は彼の正体は1989年1月を最後に消息不明となっている山田恵一だと言われています。(間違いなく中身は山田恵一です。)

彼を最初に見た時、『誰だこいつ?でも強くてカッコイイじゃないか!』と僕はすぐに彼の虜になりました。このモデルは永井豪原作の『獣神ライガー』なのですが、タイガーマスク以来不在だったマスクのヒーローに新日本のマットは一気に活性化されたのです。そして1990年代前半のジュニアヘビー級はライガーを中心に、ペガサス・キッド、2代目ブラック・タイガーなどの外国人ジュニア達を加え盛り上がりを見せました。

ライガーの得意技は多種多様で、投げ技だと垂直落下式ブレーンバスター雪崩式フランケンシュタイナーライガースープレックスなどで、飛び技だとトペ・コンヒーロラ・ケブラーダ、そしてムーンサルトプレスなどジュニアならではの技も多いのが特徴です。また、打撃系の技で掌低という相手のあごを下から打ち抜く連打の技もよく多用します。

このライガーはIWGPジュニアヘビー級のタイトルに11度もつき、タッグでも4度王座につくなどまさに「ジュニアに象徴」と言っても過言ではないでしょう。

このライガーの良きパートナーとして長年コンビを組むのはエル・サムライです。彼もまたマスクマンの一人ですが中身は松田納というレスラーです。彼はライガーよりも2つ年下の現在41歳、ということはライガーが43歳ですから二人とも元気です。

彼は決して派手なタイプでは無いのですが、確かな技術力を持っており「リバースDDT」や「トペ・スイシーダ」「チキンウイングアームロック」などの技を得意としています。

そしてこの頃から他団体との交流戦、対抗戦などを積極的に行いザ・グレート・サスケウルティモ・ドラゴンなどの他団体とのエースとマッチメーキングをするなど、ジュニアの地位確立に成功しました。その集大成として1994年にはジュニア選手のオリンピックともいえる「スーパーカップJカップ」を開催し見事に成功を収めたのです。

そんな中、1990年代半ばに差し掛かるとこのライガーに強力なライバル心を燃やす二人が現れました。それは金本浩二大谷晋二郎です。

金本は3代目タイガーマスクとしてデビューはしたものの、そのスタイルの違いから自ら素顔に戻り、「ジュニアの喧嘩番長」と言われるくらいハードヒットな打撃技を得意とする選手です。彼の技には「タイガースープレックスホールド」や「ローリングソバット」などのタイガーマスク当時に習得した技が多いのですが、中でもムーンサルトプレスは僕の中ではプロレス界の中で一番キレイで完璧な空中技だと思います。

この金本とタッグを組みライガーに立ち向かっていった男が大谷です。彼の特徴はその負けん気の強さで臆することなく強い選手に立ち向かっていく姿勢です。そんなところがファンの共感を呼んでいました。得意技は「ドラゴンスープレックスホールド」や「スワンダイブ式ミサイルキック」「顔面ウオッシュ」などで、技を出したあとのパフォーマンスからもわかりますが、とにかく熱い男です。しかし大谷は2000年に海外遠征し肉体改造に取り組み、帰国後ヘビー級に転身したのちに新日本を去り他団体へと移籍したため、ライガーとの抗争も終わりを迎えたのです。

こうして1990年代の新日本プロレスのマットを盛り上げた数多くのジュニアたちは、ジュニアならではの空中戦の技や、身軽でスピーディーな動きで多くのファンを魅了し、闘魂三銃士とともに新日本プロレスを支えていきました。しかし、1990年代後半になるとジュニア戦争も終焉を迎え、選手の他団体への流失、テレビ放送もゴールデンから深夜への移行などと時代の終わりを向かえ、と同時にプロレス人気も下降線へと向かっていったのであります。

そしてその時代の流れを食い止めようと必死に新日本プロレスを再生させようとしたのが第三世代といわれるレスラーたちなのですが、そのお話はまた次回ということで。

それでは今日はこのへんで。チャオ(ciao!)

(今日のマニアック有名人しりとり)

ふ(ぶ) ブッチー武者(ぶっちーむしゃ。男性お笑いタレントでもあり俳優でもある。何と言っても彼の人生最大の活躍は1980年代に一世を風靡した「オレたちひょうきん族」の人気コーナー「ひょうきん懺悔室」の懺悔の神様役としてブレイクしたこと。しかし、現在は東京でスナックを経営しながら芸能活動を続けている。)

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