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2007年6月20日 (水)

謎のG太郎・・・

こんばんにゃ~ 北の猫男爵です。

昨日のニュースを皆さん見ましたか?「渋谷天然ガス爆発事件」衝撃的というか悲惨な事故ですよね。いつどこでこんな惨劇が待っているかわかりませんね・・・本当に恐ろしいです。事故で亡くなった方のご親族の方のお気持ちを察すると、本当に気の毒で言葉が見つかりません・・・心よりご冥福をお祈りいたします。

自分が住んでいる近くであんな爆発が起きたら・・・と考えると本当に背筋がぞっとします・・・世の中には予測の範囲を超越したことが数限りなくあるんですね。気をつけようもないですよね。それでも何か異変に気がついたらすぐに警察なり、消防なりに連絡することが第一ですね。事故はもしかしたら未然に防げるかもしれませんからね。心がけましょう!

さて、今日は僕がガキの頃に出会った街の安全を守る一人の保安官のお話をしたいと思います。でも、この保安官は実は本物ではありません!警察でも交通指導員でもない、まったく素人のただのおっさんです(笑)

僕がこのおっさんの存在の気づいたのは小学校高学年の5~6年生くらいの時だったと思います。僕は友人たちと近所の空地で遊んでいました。すると、どこからともなく自転車に乗って、帽子を被った少し浅黒い顔の40代くらいのおっさんがずっとこっちを見ているのです。僕らは『何かあのおっさん、変だよな?ずっとこっち見てるし・・・』と集まって話し始めたのです。すると、そのおっさんは自転車を降り、こっちに来て『ちゃんと5時になったら家に帰るんだぞ!お父さんやお母さんが心配するからな!』と一言言って立ち去って行ったのです。僕らはまだ半信半疑でした。良い人そうだけど、何か怪しそうだったからです。

それからというもの、僕らは至るところでそのおっさんに遭遇し、その都度必ず声を掛けられました。その姿が、街をパトロールしているように思えること。そしていつも自転車に乗っていること。その二つの理由から『街の保安官、自転車太郎!』と名づけました。

その後、あまりにも長くて呼びずらいので『保安官』をはぶき『自転車太郎』へと呼び名を変え、更には最終的には『G太郎』という名前に落ち着きました。

G太郎の帽子の下は実は坊主で、時折お坊さんが着る袈裟のようなものを着ていることから、職業は「お坊さん」じゃないか?という結論に至ったわけですが、僕らの街にある4つのお寺にそんな坊さんは存在せず、結局は何をしているのか不明のままでした・・・

僕たちが中学生になると、G太郎は街のパトロールはもちろんのこと、時々「手相」を見るようになりました。当たるのか当たらないのかは別にして、みんなはこぞってG太郎に「手相」を見てもらいました。僕も当然見てもらいましたが、何か将来的な事を言われたのは憶えているのですが、何を言われたかまでは具体的には憶えていません(笑)

そうこうしているある日、僕らは友人の一人がG太郎に蹴っ飛ばされているのを発見したのです。僕らは急いで、友人の元に駆け寄りました。するとG太郎は慌てて逃げていきました。友人に聞くと『手相占いが当たらないんだけどどうなってるの?』とG太郎に問いかけたところ、『うるさい!』と言っていきなり蹴っ飛ばしてきたそうです。僕らはその話を聞いてG太郎が信用できなくなり、それ以来彼の事を無視するようになりました。

そして時間は経過し、僕らも高校生そして社会人になり地元を離れる時期が訪れました。僕も大学4年間地元を離れていたので、すっかりG太郎の存在自体を忘れていました。

そして大学を卒業して、地元に就職して戻ってきたある日のことです。僕はコンビニで本を読んでました。すると背後に何か気配を感じました!振り向くとそこに立っていたのは何とG太郎だったのです!数年ぶりに見たG太郎は以前とまったく変わっていませんでした!とういか、僕はすごくびっくりして思わず『うわっ!』と叫んだのを憶えています。

でも、数年の歳月が僕を大人にしてくれたのか、その後すぐに『こんばんわ。』と話しかけたのです。するとG太郎も『こんばんわ。元気だったかい?』と優しい言葉で返してくれたのです。僕の中で心の奥に眠っていた「わだかまり」のようなものがすっと取れ、僕は少しG太郎と話をしました。聞けば、G太郎は体を悪くしてここ数年は入退院を繰り返していたそうです。そして久しぶりに僕の姿を見たので、声を掛けたくて近づいてきたそうなのです。

僕は少しの間、昔のガキの頃の懐かしい記憶とともにG太郎との時間を楽しみましたが、あの時なぜ友人を蹴っ飛ばしたのか?その真意はとうとう聞けずじまいでした・・・

そして、その数ヵ月後・・・G太郎は突然、自宅で倒れ、帰らぬ人となりました・・・小さい街なのですぐに色々と情報が入ってきました。G太郎は末期の癌だったそうです・・・

僕に涙はありませんでした・・・でも心の中で、あのコンビニで話した彼との時間が尾を引いて、歯がゆい気持ちでいっぱいになりました。その後の同窓会でみんなとG太郎の話をしましたが、最後に彼にあったのは僕だったようで、それがさらに輪をかけて重く重くのしかかってきました・・・

もう今さらどうすることもできませんが、G太郎の事は一生忘れることはできません・・・今、天国で彼は何を思い、そして僕らのことを、いや僕らの街を見守っていてくれているのでしょうか・・・その謎は未来永劫に解かれることはありません・・・

それでは今日はこのへんで。

(今日のマニアック有名人しりとり)

さ サミーデイヴィスJr.(20世紀を代表するアメリカ人エンターティナー。歌手としてはもちろん俳優としても活躍する。ジャッキー・チェーンとともに出演した『キャノンボール』は代表作のひとつ。日本でも1980年代にサントリーウィスキーのCMでお茶の間の人気者となった。その後、1990年に64歳で他界する。)

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