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2007年2月16日 (金)

拳が叫んでいる・・・

こんばんにゃ~ 北の猫男爵です。

昨今のK1やPRIDEなどの格闘技ブームで、少し影を潜めていたのが

ボクシング界でしたが、ここ数年の「亀田ファミリー」旋風で、

良くも悪くもボクシング界は注目の的となりましたね。

特に昨年は長男の亀田興毅が世界チャンピオンになり、

年末には防衛に成功、そしてベルトを返上して今年は2階級制覇に挑戦と、

まさに現在のボクシング界は亀田興毅を中心に動いていますね。

彼の実力や言動には賛否両論ですが、それはさておき、

今日はそんな亀田興毅がまだ幼い頃に世界のボクシングファンを魅了させ、

今もなお36歳にして現役のボクサーとして「世界」を目指している一人の

カリスマボクサー、辰吉丈一郎についてお話したいと思います。

僕が始めて彼を知ったのは、僕がまだ中学生の頃です。

スポーツニュースで「世界を目指す期待の星」みたいなコーナーで彼が紹介

されていたのです。

彼は当時17歳にしてアマチュアの全日本王者でした。しかし、アマチュアである

ために、バイトをしながらプロを目指していました。その時放送された彼の姿を僕は

今でも鮮明に憶えています。

とても17歳には見えない鍛えられた筋力。スピードとテクニックを持ち合わせた

ボクシングスタイル。 「これが本当に17歳なのか?」

と僕は目を疑いました。と同時に、

「彼は必ず世界を獲る!必ずスーパースターになる!」

と僕は確信しました。

それから僕は新聞やニュースで必ず彼の事をチェックするようになったのです。

彼の魅力はそのボクシングスタイルにあります。

相手を挑発するような仕草をしたかと思えば、強烈な左右の連打で相手をKOする

ボクサーファイタータイプ。時にはノーガードで相手に平気で打たせる。

そんなスタイルが、後々彼のボクサー生命を縮めてしまうのですが・・・

そんなヒーローの登場に人々は「浪速のジョー」と彼の事を称えました。

彼は1989年に19歳でプロデビューを果たすと、国内最短タイ記録となる

4戦目日本バンタム級王者となりました。

そして1991年、21歳の若さでデビュー8戦目世界チャンピオン

なったのです。(これは国内最短記録で今も破られていません。)

すべてはまさに順風満帆でした。まさに時代は「辰吉」のものでした。

今となってはその時が、彼の絶頂期であったと僕はその時想像もできませんでした。

その後防衛に失敗し王者を陥落。1年後には再戦に勝利し2度目の王者

としてベルトを腰に巻きました。そして世紀の決戦「辰吉VS薬師寺」

この試合を僕は今でも忘れることはできません。

壮絶な打ち合い、気力と気力のぶつかり合い、日本中を感動の渦に巻いた

この戦いは結局、薬師寺の判定勝ちに終わりました。

ボクシングファンの誰もが再戦を期待し、辰吉の復活を期待しました。

しかしその名勝負の代償は大きすぎました・・・

「網膜剥離」・・・ボクサーにとっては致命傷です。

「引退勧告」・・・それが辰吉の前に訪れた現実でした。

彼が記者会見で必死に涙をこらえてる姿を僕はまともに見ていれませんでした。

僕はこらえきれず号泣しました。

しかし、彼の目には輝きが薄れることはありませんでした!

「現役続行!」 周囲がとめる中、彼が出した結論でした。

その後1997年には3度目のチャンピオンとなり、2度の防衛に成功。

翌年、3度目の防衛に失敗し王者陥落・・・

以後、何度か試合は行うが世界挑戦にまでは至らず、2003年9月を最後に

試合からは遠ざかっています。

今年の5月で37歳になる辰吉。実はボクサーの「定年」は37歳。

辰吉は残りの時間でどんなボクサー生活を送るのか・・・

ファンに惜しまれながらも潔く現役を退いていくスポーツ選手が多い中で、

どれだけみっともない姿をさらそうが、陰口をたたかれようが、自分の信念を

曲げず、最後まで戦う姿勢を見せる辰吉に僕は涙せずにはいられません。

僕は何度も彼のボクシング中継を見てきましたが、そのたびに感動や勇気をもらい、

何度も励まされたことを決して忘れません!

時には相手を鋭い眼光でにらみつけ、時にはファンに対して優しく微笑みかけ、

時には悔し涙を流し、時には一人の父親に戻り子供に最高の笑顔を見せる。

そんな当たり前の人間らしさが彼を「カリスマ」へと導くのではないでしょうか。

辰吉丈一郎、36歳、

あなたの拳は今何を叫んでいるのですか?

僕はあなと同じ時代に生まれ、あなたの生きざまを見れたことを幸せに思います。

ありがとう・・・

今日は、また僕のスポーツ好きの悪い癖が出てしまい。つい、時間を忘れて長々と

書いてしまいました。興味のない方には大変申し訳ありませんでした。

それでは今日はこのへんで。

(今日のマニアック有名人しりとり)

た  団時朗(だんじろう) (俳優として活躍。「帰ってきたウルトラマン

の変身前の郷隊員を演じていた。最近ではドラマ等で脇役でたまに見る。)

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コメント

猫男爵さんも辰吉ファンなんですね☆私はボクシングにあまり興味が無いけれど、辰吉だけは別格です!彼の魅力は猫さんも文面でおっしゃってる通りですよネ!彼の信念は心を打ちます!ボクシングに全魂込めてる姿勢はタレントになる引退選手が多い中、彼の選択肢の中にそれが無い事に改めて気付かされます。芸能活動をしている人を否定している訳では全く無いんですケド^^;あんなにかっこいいボクサーはこの先出てくるかなぁ…

投稿: 速水よこみち | 2007年2月18日 (日) 01時00分

速水よこみちさん
答えはひとつです!
「彼のようなボクサーは、もう二度と出ま
せん!」
速水さんも彼の魅力をよくわかってますね。
彼は本当はすごくしゃいで、優しい男なんです。ただ、若い頃はそれを照れ隠しするために、強がってみたりしていたんですよね。
彼は人間的にもすごく尊敬できる人なんです。僕は彼を心のバイブルにしてますよ。

投稿: 猫男爵 | 2007年2月18日 (日) 01時40分

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